- Amazon.co.jp ・マンガ (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864420600
感想・レビュー・書評
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待ちに待った2巻です。え~~?本当にこれで完結するの!?
ラブホが家で父親が他界、という特殊な環境に育つ万(よろづ)ですが、それゆえに、愛に臆病になっている気がしてました。男なんて、高校生ともなると、本能だけで恋愛できるだろうに……。
そして、お兄ちゃん気質。彼の抱えている悩みの半分は、世の長男長女はも持っているのでは?私も長女なので、彼のそんな思いはすごく共感できました。年上のひとに惹かれるのもわかる。
しかし、万から見て大人に見えた十亀。
こちらはこちらで結構悲惨な過去の持ち主で、大人に見えたのは、すべてを諦めて飄々と生きていたところにあった。
万を自分の方に引きずっちゃだめだと突き放す十亀を、万はまっすぐに追いかけていきます。どう考えても、受けなのに、そのまっすぐさは攻め並です。
そして、どう考えても攻めキャラな十亀は、肉体的には攻めでしたが、精神的には受けでした。
そんな到着点が、すごく好感が持てました。
そんな十亀の過去と、二人のその後は木原さんの小説、「リバーズエンド」でどうぞ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
AV映画監督の十亀と高校生の万(よろず)は、万の一生懸命な思いが届いて良かったなぁと思う結末でした。
付録のペーパーがつきあって1年後のSSが入っていて、こちらも良かった。 -
上手い表現が見つからないが、木原作品は「飢えた」状態で
読んだ方が面白いんだと思う。絵と言う美味しい肉付けがあると、栄養過多になるんだと思う。あんまり「与えられない」状態で予備知識なしに読む方が断然面白く感じられる作風なんだと思う。TwitterのTL上で「面白くなかった」と言うようなツイートを
目にしたのだが、それは多分、木原作品を読んでいたとしたら
「栄養が与えられ過ぎて」面白くなんだろうなぁ。もし、木原作品未読で読んだのであれば、『リバーズエンド』読んでそれから読み返すといいよ、と思う。 -
ちょっとした誤解が二人に溝を作って、距離とか年齢とか諸々の事があって離れてしまいそうだったのに万の熱い気持ちが十亀を動かして本当に良かった。
万が雨の中人目も気にせず口づけたシーンは感動でした。
連動して発売されたリバーズエンド、こちらを読むと十亀の思い過去が明らかになって、あんなにガサツに見えて実は優しくて気遣いで一歩引いている彼の人となりが理解出来ます。
感動。でした。 -
良かった。
表紙の平安時代風?なお部屋もあるんだね。すごく素敵だ。 -
十亀さんはもうちょっと大人なはずだったんだけどなぁ。
あんなに突き放すのはちょっと違うんじゃないかなぁ?
前作が良かっただけにちょっと残念。
ペーパーの小説はすごい良かった。 -
発売延期につぐ延期でソワソワしすぎました。やっと読めて感無量。ムクさんの描かれる漫画のみみるとお話自体はそんなに進んでないのかな、割と淡々としているのかなぁと思っていました。
どっこい、木原さんの小説を読んで感涙してムクさんの漫画を読むと、すごくじんわりと心に響きました。
特に、十亀に気持ちをぶつける万の表情がたまらなくいいです!
小説と漫画のコラボとしてとてもよい作品でした。 -
感想はとりあえず分厚っ!
やっと完結!!
もーほんとに最後までハラハラでしたがハッピーエンドでよかったー!
ほんと万くんかわいい……
萌えももちろんとんでもなかったのですが、切なさもやばかったです大泣きしました……
はあ……書き下ろしペーパーもよかった……