キャッスルマンゴー2 (マーブルコミックス)

  • ソフトライン 東京漫画社
4.22
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感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864420600

感想・レビュー・書評

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  • 待ちに待った2巻です。え~~?本当にこれで完結するの!?

    ラブホが家で父親が他界、という特殊な環境に育つ万(よろづ)ですが、それゆえに、愛に臆病になっている気がしてました。男なんて、高校生ともなると、本能だけで恋愛できるだろうに……。
    そして、お兄ちゃん気質。彼の抱えている悩みの半分は、世の長男長女はも持っているのでは?私も長女なので、彼のそんな思いはすごく共感できました。年上のひとに惹かれるのもわかる。

    しかし、万から見て大人に見えた十亀。
    こちらはこちらで結構悲惨な過去の持ち主で、大人に見えたのは、すべてを諦めて飄々と生きていたところにあった。
    万を自分の方に引きずっちゃだめだと突き放す十亀を、万はまっすぐに追いかけていきます。どう考えても、受けなのに、そのまっすぐさは攻め並です。
    そして、どう考えても攻めキャラな十亀は、肉体的には攻めでしたが、精神的には受けでした。
    そんな到着点が、すごく好感が持てました。

    そんな十亀の過去と、二人のその後は木原さんの小説、「リバーズエンド」でどうぞ。

  • AV映画監督の十亀と高校生の万(よろず)は、万の一生懸命な思いが届いて良かったなぁと思う結末でした。
    付録のペーパーがつきあって1年後のSSが入っていて、こちらも良かった。

  • 上手い表現が見つからないが、木原作品は「飢えた」状態で
    読んだ方が面白いんだと思う。絵と言う美味しい肉付けがあると、栄養過多になるんだと思う。あんまり「与えられない」状態で予備知識なしに読む方が断然面白く感じられる作風なんだと思う。TwitterのTL上で「面白くなかった」と言うようなツイートを
    目にしたのだが、それは多分、木原作品を読んでいたとしたら
    「栄養が与えられ過ぎて」面白くなんだろうなぁ。もし、木原作品未読で読んだのであれば、『リバーズエンド』読んでそれから読み返すといいよ、と思う。

  • 手に入れるのに本屋を5件ハシゴしました。
    我ながらバカだなーと(爆)。

    想いの比重が最初とは完全に逆転していて、
    仕方なく付き合いだした感が漂っていた万の方が
    退き気味の十亀さんを追いかけるという展開になってたのには軽く驚いた。
    十亀さんが万に「やっぱりお前面倒くせえ」と言った気持ちがよく判った(笑)。
    結果的にはお互いがお互いを想い合って遠慮してのすれ違い、という図式が
    もうじれったくてしょうがなかった。
    最後は収まるべきところへ収まったのでホントにホッとしました。

    このお話は『リバーズエンド』もセットで読まなきゃダメですね。
    でないと十亀さんが万を突き放した理由も心情も判んない気がします。

  • ちょっとした誤解が二人に溝を作って、距離とか年齢とか諸々の事があって離れてしまいそうだったのに万の熱い気持ちが十亀を動かして本当に良かった。
    万が雨の中人目も気にせず口づけたシーンは感動でした。
    連動して発売されたリバーズエンド、こちらを読むと十亀の思い過去が明らかになって、あんなにガサツに見えて実は優しくて気遣いで一歩引いている彼の人となりが理解出来ます。
    感動。でした。

  • あらすじ…ラブホテルの息子・万と、悲しい過去を背負うAV監督・十亀の、痛いくらいに真剣な恋、ここに完結----!
    花火大会で女の子と一緒の万を見かけて以来、十亀は万と距離を置くようになる。
    突然そっけなくなった十亀に不安を募らせる万だったが、そんな折、母が倒れてしまう。
    家計に悩みこっそりとラブホテルの経営をするが、素行の悪い客のせいで大切なホテルが焼けてしまい----!?
    互いを想う気持ちが大きいほどにすれ違ってしまう不器用な二人の物語、感動の完結!

    分厚くとっても読み応えのある作品でした。

    展開としては、1巻であれだけ万に絡んでいた十亀が驚く程冷め、2人の絡みがなくなります。
    反対に万は十亀にゾッコンで、メールの返事が来ない事や、自身より弟が好きな十亀に涙するばかり。
    ですが、十亀は十亀で重い過去の話や、陰ながら万を助ける場面、
    万は母が倒れてから懸命に家を守ろうとする等、どちらもなかなかにヘビーな毎日を送っていきます。

    全編を通して、現実的…というか、なかなか両人の思いが伝わらず、すれ違いが多い、焦れったいというような話の流れで、自身としてはあまり温かみを感じられず寂しい感じのまま読み終わりました。

    ラストで思いが通じ合う?ようですが、十亀の気持ちが伝わりにくく、十亀の口からちゃんと万を好きだ、という言葉が欲しかった。
    …自分勝手な感想ですが笑)

    もしかすると、十亀視点での「リバーズエンド」という本にこの時の十亀の気持ちがちゃんと書いてあったりするのかもしれません。

    キャッスルマンゴーのみを読んだ自身の感想になりますが、気になった方はご一読下さい。

  • 良かった。
    表紙の平安時代風?なお部屋もあるんだね。すごく素敵だ。

  • 十亀さんはもうちょっと大人なはずだったんだけどなぁ。

    あんなに突き放すのはちょっと違うんじゃないかなぁ?

    前作が良かっただけにちょっと残念。

    ペーパーの小説はすごい良かった。

  • 発売延期につぐ延期でソワソワしすぎました。やっと読めて感無量。ムクさんの描かれる漫画のみみるとお話自体はそんなに進んでないのかな、割と淡々としているのかなぁと思っていました。
    どっこい、木原さんの小説を読んで感涙してムクさんの漫画を読むと、すごくじんわりと心に響きました。
    特に、十亀に気持ちをぶつける万の表情がたまらなくいいです!
    小説と漫画のコラボとしてとてもよい作品でした。

  • 感想はとりあえず分厚っ!

    やっと完結!!


    もーほんとに最後までハラハラでしたがハッピーエンドでよかったー!


    ほんと万くんかわいい……

    萌えももちろんとんでもなかったのですが、切なさもやばかったです大泣きしました……

    はあ……書き下ろしペーパーもよかった……

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