キャッスルマンゴー2 (マーブルコミックス)

  • ソフトライン 東京漫画社
4.22
  • (225)
  • (176)
  • (78)
  • (13)
  • (4)
本棚登録 : 1437
感想 : 89
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864420600

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 最後は泣けます。。。

  • 原作・木原さんと作画・小椋さんのコラボです。
    どちらも好きな作家さんなので1巻を読んだ後は雑誌でも追っていました。
    所々、未読部分はありましたがまとまると2巻は分厚いです♪
    1巻では、子どもの残酷さで十亀に嘘をついた万。
    彼は不器用で寂しがりやの子どもでした。
    十亀は、大人で年も離れています。
    そして、複雑な過去があり少し臆病になっている部分もあります。
    キャッスルマンゴーは、終始、万の視点で話が続いていきます。
    誤解、すれ違い、それだけでなく、十亀の迷いや思いやりが若い万には上手く伝わりません。
    母の病気、ホテルの火事、自分で家族を守りたい・・・その心にで押しつぶされそうになりながらも頑張る万の姿がせつなかった。
    十亀サイドの人たち、二宮と吉田の存在が万と上手く立ち回れない十亀を助けてくれたように思います。
    すれ違いは多々ありましたがハッピーエンドで良かったです。

    木原さんの書き下ろしペーパーは後日談。
    約束していた熱海ラブホ巡り(笑)
    本編では行けなかったラブホテル。
    当初の約束とはちょっと違いましたがこういう形でも読めて嬉しかったです。
    万が営業モードで部屋を選んだところは笑えましたがなるほど納得です。

  • きゅんきゅん!続きが読みたい!小説の方も読まなくっちゃ。

  • 1巻は縮まっていく二人の距離にキュンキュン萌えて、この2巻。一生懸命な万と万のことを気に留めてはいるのに突き放す十亀にハラハラした。でも正当なハッピーエンドで良かったです面白かった。終盤駆け足に感じたのでも最後はもっとじっくりみせてほしかったかな。

  • おもしろかったです。うっかりちょっとほろりとしてしまいましたしね。
    2巻目は木原カラーが全開だったような。もちろんそれがだめというわけではないんですが、確かに1巻に比べると、厚みの分だけの物語はあったかな、という感じで。相変わらずすれ違いまくるのがね!切ないですよね。万はがんばってるのに、気持ちが十亀になかなか届かないのが切ない。十亀もうちょっと折れてやれよ!とつっこみたくなったりw 本当は好きなのにさー。みたいなね。大人の道徳観とかいらないよ!万がかわいそすぎるから、なんて思いながら読んでました。
    悟は素直でかわいーなー。そして吉田はめっちゃいい人。二宮くんもね!脇がみんないい人だったな、そういえば。
    この話はでも全体的に絵と話の雰囲気があっててよかったですよね。
    あ、あとあれですよ!特典ペーパーが!木原さんの番外編的立ち位置にしては甘々でよかったです。

  • すれ違っても、誤解があってもそれを乗り越えて恋を成就させるストーリー。読み終わった後も何度も読み返してしまった。
    色恋沙汰、それだけじゃないんですよね。もっともっと深い思いや悲しみや切なさがある。
    ラブホの家の息子とか、AVの監督とか、他人から見れば胡散臭い人間を連想してしまう環境で生きてきた二人には、他からは分かりえない絆があったように思います。流されずまっとうに人生を歩いていこうとしてるのが清々しい。それでいて、寂しがりやなところもあったり。

    万の視点から描かれた話なので、十亀の本心はあまり明かされていないけれど、それでも女の子と一緒にいる万を見て、自分と歩む彼の将来を案じたことが、説明されなくてもすんなり分かるところがいいんですよね。
    10年経っても俺を好きなら…という言葉がとても胸に沁みました。酸いも甘いも噛みしめてきた十亀だからこそ言えた言葉です。
    まだ、万は大人への成長途上でいろんな未来を選択できるのだと思いやる気持ちが切なかったです。

    万はそんな十亀に気持ちをすべて察することも出来ずに、悩み苦しむのが不憫でした。でも、そこで優等生らしい選択をしなかった一途で健気な万です。すげなくされても好きな人は十亀だけ、という意志の強さに感動。
    人と強く繋がる気持ちが希薄だった十亀の心を変えた万はすごいと思いました。

    エロ的には番外編ペーパーの木原センセによる「LOVE HOTEL」で補填されていて、堪能しました。言葉責めに赤面する万がかわいい。
    分厚かったけど、その分濃い内容。途中で止められずに最後までイッキ読みでした。

  •  万、頑張ったね…!の一言。頭くしゃくしゃに撫で回して、十亀に対するその真面目で一途な想いに賞賛の意を表したい。

  • やっと完結。長かった!
    一巻が申し分なかっただけに、この分厚さで勘違いすれ違いの多さは非常にやきもき…最後は早足な気がしましたが、それでも最後のシーンだけで十分な気がしてきました。
    とにかくよかった、その一言に限ります。
    ただ十亀の描写がほぼなかったので、小説の方も読んでみたいと思います。

  • 漸く完結!長かったなー。分厚さに慄きました。これで700円は安い。
    分厚いのに、最後は駆け足に感じてしまいました。1巻に比べるとあれ?と。後1,2回くらい話数増やして全3巻でもよかったのでは。ここまで来たら最後の最後までじっくり読みたかったな。
    万視点の、万の話なので仕方ないのですが、十亀の気持ち、真意がいまいち判らなかった。ので最後のクライマックスがどこか淡々としたものに感じてしまいました。その辺はリバーズエンド読んだら判るのかなぁと。なぜあぁも執着しないのかとか。リバーズエンド読んでから読むとまた全然印象が違ってくるのかもなと思いました。まだ読んでないからそれがどれ程の幸福なのか判らないけど、最後の抱きしめられて眠るシーンはとてもじんわりきました。きっと幸福なんだろうなぁ良かったなぁと。そこだけで☆増。一番最後のページも良かったです。何気ない、だけどとても幸せな、終わり方でした。
    万の為に機会を棒に振った事も特に誰に言うでもなく、バイトして収入増やしてまで、そして自分とは判らないよう負担をかけないよう、修理しようとしたり、多分それは相手が万だからこそだと思うのですが、だからきっと万が大事だと思うんだけど、執着はしなくて…あぁやっぱり早いところリバーズエンドを読まないとですね。
    とても良い時期の1年4ヶ月を捨てちゃって、十亀は勿体無い事をしましたね!10年後でもいいなんて、その時期の10年はとても貴重なのに!と言ってやりたかったです(笑)
    ペーパーはリバーズエンド読むまで保留。
    絵は最後まで丁寧で描き込みもすごかったです。

全89件中 61 - 70件を表示

小椋ムクの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
中村明日美子
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×