- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865060065
感想・レビュー・書評
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きょうは、カレーだ。にじむ汗、そして、水を
ゴクゴク。水まで旨い!池波正太郎「カレーライス」、
井上靖「ほんとうのライスカレー」から、
色川武大「紙のようなカレーの夢」まで、
カレーだらけの33篇。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
同じ食べ物なのに想像するカレーライスは人それぞれ。紙がカレー色なのも、なんとも憎い!
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1/22はカレーライスの日
魅力手な著者たちがカレーについて語る、カレーだらけのアンソロジーを。 -
食
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最近、文庫化されていたとは。
でもまあ、凝った作りをしている本だからいっか。
内田百閒からよしもとばななまで、この人もカレーライスのこと書いてるんか!と、なかなか楽しい気分になった一冊。
面白いなぁと思うのは、なぜかカレーライスに「懐かしき不味さ」を求めるのだということ。
家で食べた、カレー粉とうどん粉を混ぜたような黄色いの、がやたらと出て来る。
この場合、カレーライスではなく、ライスカレーなのだけれど。
それが、思い出の味になっているんだな。
美味しいとか、不味いとか、そんなことをいちいち語るでない、という作家さんにこそ、よくカレーライスは語られる。
カレーライス、ラーメン、トンカツというお決まりの三種の神器?も何度か登場する。
ハンバーグではないのか。そうか。
極め付けは、本場に対する引け目があること。
偽物と分かっている感。
ジャパニーズカレーをインド人の目の前で食べるのは、ものすごく恥ずかしいという話もあった。
我々はそれを本場ではないのだ、ということを否応なく自覚している。でも、好き。
質よりも身近さを求められる食べ物。
お味噌汁とか、玉子焼きとか、そういったソウルフードをカレーライスもまた体現しているようだ。
うーん。カレーライス食べたくなるわー。 -
美味しいものの本は読んでしまいます。
面白かったです。エッセイと、カレーの写真と。
カレーライスというのは幼少からの思い入れがあるのか、思い出の味として書かれているかたが多かったです。
よしもとばななさんの、カルマのお話は切なかった…3件目のママが無事でよかった。
阿川佐和子さんのカレーライスが気になります。
本文の紙がカレー色なのも面白かったです。 -
これぞアンソロジー、これぞカレー!! 池波正太郎から東海林さだおまで(順不同)、およそカレーと名のつくエッセイを片っ端から集めも集めたり 33編。ちょっとあげるだけでも、井上靖、中島らも、小津安二郎、井上ひさし、寺山修司、伊丹十三、獅子文六、北杜夫、阿川佐和子、久住昌之、泉麻人、内田百けん、よしもとばなな、吉本隆明などなど、ベストセラー作家あり、映画監督あり、詩人あり、思想家あり。しかし、カレーが大好きでない人は一人もいない。
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利男兄に教えてもらったカレー本。
でも、まあ、カレー話ばかり読んでると飽きてくる。その一方で、読んでるだけでなくて、飛びっきり美味しいカレーが食べたくなるし、カレーを作りたくなる。
でも、そんな時に限って、美味しいカレーを食べる機会はなく、カレーを作る機会もない。
そんなわけで、来週こそ美味しいカレーを食べる。
再来週こそ、カレーを作る。 -
カレーライスか、ライスカレーか?
諸説あって興味深し。