四畳半神話大系

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 2707
感想 : 412
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872339062

感想・レビュー・書評

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  • 森見作品とのファーストコンタクトは四畳半のアニメでした。アニメとちがってまたいい。

  • 無類に面白いが、特に得るものはない一作(笑)ダメ大学生が「幻の秘宝と言われる薔薇色のキャンパスライフ」を追い求め、ダメをこじらせていく様子が、かつてのダメ大学生としてはたまらなく愛おしく、若干痛々しくて見るに耐えない。「あのときもっとましなサークルを選んでおけば…」などと無駄な後悔をしたことがある人はこの世界に、はまれる可能性があります。愛おしくも馬鹿馬鹿しい大学生活を思い出させてくれる本作、個人的にはとても好きです。

  • たとえどんな選択をしていても大して違わなかった人生。過去の選択を後悔してもしょうがない。って話。
    各話文章がめちゃくちゃ重なるのがうざったかった。

  • 妄想してないで、とっとと恋路を走りやがれ!
    私は冴えない大学三回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。できればピカピカの一回生に戻ってやり直したい! 四つの平行世界で繰り広げられる、おかしくもほろ苦い青春ストーリー。

  • これは、、、またも賛否両論作?森美作品になじまない方には全面否定書籍かも。正直、自分も終盤まで我慢して読んでる節も多々ありました。でも荒唐無稽さが天晴れなので☆4

  • デビュー作(?)の太陽の塔もそうだが、最初は古風ぶった文章が、正直とっつきにくかったりする。でも読み出すと「ニヤリ」とする部分や、自分との共通点を見つけ、また最近の「だるだる大学生」なら誰しもが考えている虚無感を巧みに表現してるし、思わず森見ワールドに引き込まれてしまう。

    今回の四畳半神話体系も森見テイスト全開で、かつ、意外と繊細に盛り込まれた複線と、実は意図的に組み立てられた四話構成が、飽きそうで飽きさせない。

    えらそうに書いてますが、いや本当に面白かったです。

    http://txcbxft.cocolog-nifty.com/blog/2005/09/post-3316.html

  • 2010/01/20読了

    森見さんの才能があふれ出してどうしたものか…。
    何度も読んでも楽しめる作品は本当の名作だと思う。
    アニメ化したし、もっと有名になって欲しいと思うわ。最初読んだらコピペがあちこちにあって、「なんじゃこりゃ」と思ったけれど、それには重大な意味がある。本当に面白いよコレ。
    また再読して、じっくり考えたうえで考察と感想を書きたい。

    明石さん可愛いよ!

  • 私が興味を惹かれたのは次の四つであった。
    映画サークル「みそぎ」、
    「弟子求ム」という奇想天外なビラ、
    ソフトボールサークル「ほんわか」、
    そして秘密機関<福猫飯店>である。

    ※そんなに変わりません
    舞台は大学、男はモテず、京都には猫ラーメンあり。森見ブランドです。
    パラレルであることに気づかず、「なんで同じ話を読まされるんだ!」と思ってた。


    「薔薇色のキャンパスライフ」を目論む四畳半主義者、私。
    そして息子のジョニー。「おいおい、俺の出番かい?」

    月の裏側から来た人のような顔色をする樋口師匠一番弟子、小津。

    下川幽水槽210号室に棲まう神様、樋口。
    「神様だよ、貴君。私は神様だ」

    「もちぐま」を好み、蛾を嫌う樋口師匠二番弟子、明石さん。
    「ぎょええええ」

    樋口と5年に渡る自虐的代理代理戦争を繰り広げるラブドーラー、城ヶ崎。
    「城ヶ崎君は昔から、樋口君の他に友達いないから」

    もはや幾つ目の四畳半か分からないので、四畳半(k)としよう。

    「明石さん、猫ラーメンを食べに行きません?」

  • ここまで現実味を感じれるファンタジーも少ないと思う

  • 残念ながら途中までで返却してしまった

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著者プロフィール

1979年、奈良県生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。同作品は、本屋大賞2位にも選ばれる。著書に『きつねのはなし』『有頂天家族』など。

「2022年 『四畳半タイムマシンブルース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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