カラマーゾフの兄弟―まんがで読破

  • イースト・プレス
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872578898

感想・レビュー・書評

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  • 宗教・父・子・裁判・兄弟愛
    これも深そう。。。

  • 金によって権力を振るう悪人を自らの手で成敗することの善悪を問う内容は「罪と罰」によく似ている。どちらもドストエフスキーの生きた時代を反映しているのだろう。その後の革命によって、人々の生活は彼の理想とする世界へと近づいたのだろうか?

  • ロシアの人名は響きが似ていて覚えきれないので、コミックで読むと伽羅が分かれていて分かりやすく、読み進めやすかったです。それぞれの感情の織り成す壮大なドラマを一気に読める本です。

  • ■書名

    書名:カラマーゾフの兄弟―まんがで読破
    著者:ドストエフスキー、バラエティアートワークス

    ■概要

    有名な文学作品である"カラマーゾフの兄弟"を漫画にした
    一冊。

    妖艶な美女を奪い合い、長男ドミトリーと淫蕩な父親フョ
    ードルが激しくいがみ合う。家族のことに無関心な次男イ
    ワンと心を痛める三男アレクセイ。親子の確執は激しさを
    増し、悲劇は起こる。信仰や死、国家と教会、貧困、父子
    ・兄弟関係など深遠なテーマを含む人間ドラマ。
    (From amazon)

    ■感想

    カラマーゾフの兄弟は、非常に長い作品で、読むのを躊躇
    していましたが、それでも内容を知りたかったので、この
    本を読んでみました。

    原作を知らないので原作との比較は出来ませんが、漫画で
    内容を縮小しても、結構な人間ドラマが繰り広げられて
    います。
    漫画でも、それぞれの人物の価値観(正義と悪)、殺人、狂気
    などはある程度伝わってきました。
    原作への入り口としてこれを読むのは非常にいいと思いました。

    ただし、しょうがないとは思いますが、何ぶん長い作品
    をぎゅっ!としているので、それぞれの人物の気持ちの
    変化が急に感じる場面もあります。


    物語の概要は分かりましたが、いつか原作をちゃんと読んで
    みたいです。

    日本の漫画文化は偉大ですね。

  • 詰めが甘かったな この……親殺しめ!

    妖艶な美女を奪い合い、長男ドミトリーと淫蕩な父親フョードルが激しくいがみ合う。家族のことに無関心な次男のイワンと心を痛める三男アレクセイ。親子の確執は激しさを増し、悲劇は起こる。信仰や死、国家と教会、貧困、父子・兄弟関係など深遠なテーマを含む人間ドラマ。現代の預言者ドストエフスキー生涯最後の作品を漫画化。

  • ブックオフで105円で売っていたので購入。
    みなさんもおっしゃるとおり、その膨大な文章量に負けて興味を抱きながらも手を出せずにいました。
    それが漫画になってしかも一冊で済んじゃうなんて、そんなうまい話あんのかーと疑いつつ、まぁ概要だけ知るにはいいかなと思い読了。

    カフェでサラッと読める手軽さはとても評価できる一冊だと思います。
    でも、やっぱり本格的にのめりこむなら原作を読むべきかな、と。

    ロシア文学なので人名で混乱したりするので、頭の中で登場人物を動かす際の予習として読むには、とてもいいイメトレになるのではないでしょうか?

  • 小説を読んでみたいと思いつつも、根気がいるとよく聞くのでなかなか踏み出せない作品。
    漫画だとやはりすんなり入ってきました。とても暗い話だけれど…。

    ただ、絶対かなり咀嚼されているに決まっているんだろうな。

  • またまた漫画で世界文学

    これも読もうと思いながらよんでませんでした。
    強欲な父親とカラマーゾフ家の3兄弟たちの物語。

    軍人である長男 ドミトリー
    インテリの無神論者 次男 イワン
    修道院で修業をしている三男 アリョーシャ

    彼らのトラブルは父ヒョードルと長男ドミトリーの間で起きた美女の取り合い

    その中でヒョードルは何ものかに殺されてしまう。その容疑者としてドミトリーが…

    どのような判決が下るのかそのプロセスが深そうだ。
    兄弟によって思想や信条が大きく異なるのでこのあたりも非常に読み応えがあるように感じる。原作を読むのが楽しみだ。

    これも原作で読み応えがある部分に検討がつく。
    自分だけかもしれないがシェークスピアのリア王と似てる部分がある気がする。

    あらすじを追うならこのシリーズほどよいものはないです。

  • いつか本で読もう。でもその前に漫画であらすじだけでも!
    と思って読みました。

    まったく考えの異なる親と兄弟の物語。
    テーマはいろいろ。家族はもちろん宗教やら恋愛やら階級やら死やら。
    まぁよくあると言えばよくあるテーマなんですが、一つの話にこれだけ盛りだくさんだからやっぱり読み応えがありました。
    なんかこうやってみると宗教って人を救ってるなって思ってしまうから怖い。
    親父さんに関してはいわゆる勝ち組で、きっとこれくらいの財力と権力を得たらこうなってしまうんだろうなという感じです。
    長男ミーチャはいわゆる単細胞型の人で見ていて愉快です。自分もこれくらいはっちゃけたいです。とりあえずグルシェンカさんと結ばれてよかった。というか彼女が改心してよかったといったところでしょうか。
    無神論者で知的で野心家な次男イワンはとりあえずデスノートのライト君にしか見えなかったです。悪魔がリンゴ持ってたりラストの部分も。クールでかっこいいキャラなんだけど、やっぱりこういう人って最後は不幸になっちゃうの?笑
    修道院に通う三男アリョーシャはザ・善い人。文句なしです。幸せに暮らしてほしい限りです。こうやってみると、宗教最強じゃねーか!って気がしてきます。
    その他にも使用人なども非常に良いキャラでした。
    きっと原作では、ちゃんと人間の本質をついてるんだと思います。

    「人間は残酷であさましく恥知らずの救いがたい生き物」と書かれていますが、それでも現実と向き合って、みんなで生きていきましょうねっていう物語でした。

    良い話でしたね。
    というわけで、漫画でお腹いっぱいになったので、原作読むプランは破棄しました。

  • カラマーゾフの兄弟がどんなお話なのかを把握できた。
    その上で今度は小説にトライしようと思う。

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著者プロフィール

(Fyodor Mikhaylovich Dostoevskiy)1821年モスクワ生まれ。19世紀ロシアを代表する作家。主な長篇に『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』『未成年』があり、『白痴』とともに5大小説とされる。ほかに『地下室の手記』『死の家の記録』など。

「2010年 『白痴 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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