- Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877286583
感想・レビュー・書評
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著者のご主人はアメリカ人で料理上手な母から手ほどきを受けたそう。洋食ならそれはそれは美味しく作ってくれるという幸せ感たっぷりの食にまつわるエッセイ。
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読書録「食べちゃえ!食べちゃお!」3
著者 野中柊
出版 幻冬舎
p137より引用
“「彼のことを好きにさえならなければ、こんな遠くまで来やしなかったわよ」
自分の生まれた国を遠く離れて暮らす淋しさ。”
目次から抜粋引用
“サラダ
ワッフル
アップルパイ
チリドッグ
手巻き寿司”
料理上手なアメリカ人の旦那さんと、猫三匹と海辺で暮らす著者による、食べ
物とそれに関する出来事や思い出を記したエッセイ集。
夫との思い出から海外での暮らしまで、穏やかな文章で記されています。
上記の引用は、著者が母のように慕う女性について描かれた話での一文。
故郷は遠くにありて思うものということでしょうか、空気も水も質が違うところで
暮らすということは、心身ともに負担が大きいことと思います。それを乗り越える
ことが出来たのだから、よほど強い情熱を持ってついて行かれたのでしょうね。
文章とイラストの雰囲気がよくあっていて、いい感じです。
解説は料理研究家のケンタロウ氏、一刻も早い回復をお祈りしています。
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読んだ本。
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愛しい人と食べる美味しい食べ物。。。まさに“口福”ですね。
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昔付き合ってた彼女が買ってた雑誌に連載されてたコラム。
これだけ面白くて毎週読んでて単行本を速攻かった記憶が・・・。 -
作品の中に登場する料理がおいしそうで、魅力的だなと思う作家が何人かいる。ああ、この人、きっと食べることが好きだ、と嬉しくなる。
そんな作家の一人が、野中柊だ。
彼女が1995年に様々な料理をとりあげながら、料理好きのアメリカ人の夫との生活を綴ったエッセイ。
あっまーい、軽くノロケですか?というような話も多々あるのだけれど、そうやって付随する思い出や人間関係をひっくるめて語られた料理はどれもおいしそうだ。
たとえば、一番最初に登場するピーナッツバターのトースト。
ただそれだけだったらなんてことのない食べものなのに、野中柊が夫とはじめての夜を迎えた翌朝にキッチンの床にふたりで座って食べた、なんていうエピソードと語られると、なぜだかそのトーストがとてもおいしい素敵なものに思えてくるのだ。
グルメを気取らない、単純に「食べること、好き」な気持ちだけが詰め込まれた本っていいなぁ。 -
料理上手でかっこいい(たぶん)アメリカ人のダーリン。羨ましすぎです。愛と幸せに満ちた食べ物エッセイ。
レシピも本当にちゃんとしていて、この方の舌はかなり信頼できそうな気がする。
舌が信用できると作品も信用できる(個人的な偏見)…というわけで、他の野中作品にも手を出すきっかけとなったエッセイ。 -
雑誌ananで連載している時から楽しみに読んでいました。出てくる食べ物の細かいレシピは載っていないのですが、想像しながら作ったりしてました。美味しいものを好きな人と一緒に食べるってシアワセな事だと素直に思える本です。
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この人の文体にはどうも馴染めないのだが、それでもこの本は美味そうだ。