美しいこと(下) (Holly NOVELS)

著者 : 木原音瀬

• スコラマガジン(蒼竜社) (2008年1月29日発売)

感想・レビュー・書評

[ながれさんの感想 · 2008年5月9日]

寛末編とゆうか、寛末の気持ちが動いてくる下巻。
表紙が、上巻だけみるとすごい切なくて、もしかしてくっつく展開までいかないんじゃ
と思っちゃうけども
下巻とくっつけると、幸せそうに「男の松岡」の手に顔をよせる寛末で・・。
わたしはそれだけで本屋さんで泣きそうになりました。
ＢＬなんだからそりゃ表紙は男だろ　って思うかもですけど、上巻のカラーは違うしなぁ
その点でも下巻のカラーでは、もう一度松岡に触れたい、そういった感情を
もって、意識しはじめた・・・寛末が松岡にもういちど惹かれているシーンの絵で、すごいよかった。

途中、美しいこと　から愛しいこと　になっているけど、大体そのへん〜ラストの松岡は
コドモっぽくなってて、ちょっと可愛い。笑

[saccoさんの感想 · 2008年5月1日]

下巻。攻め視点。ものすごくヘタレです。読んでいて受けが不憫でなりません。あまりにも酷いです。笑。途中でイラっとしてしまったのは木原さんが書く文章が上手いからなんだろうな。としみじみ感じてしまいました。

[にくさんの感想 · 2008年4月1日]

よ、よかった…！

[すみこさんの感想 · 2008年3月18日]

そして更にすごいのがばれたあと。しかも攻視点。なんでこんなのがいいのか、とすっごいいらいらする。本当駄目な男を書かせると一品ですよ。

[shimaさんの感想 · 2008年3月13日]

かなり寛末にはイライラさせられたけど、松岡には幸せになってほしいな。
小冊子申し込まねば...。

[米さんの感想 · 2008年3月9日]

ちょっと尻すぼんだ感が。
なんでこんなだらしない男のこと好きでいられるんだろうともやもやしたが、現実はそんなことがありふれてるわけで。

buy 08/01/xx read 08/01/xx

[柚子さんの感想 · 2008年3月8日]

とても面白く、ぐいぐい読まされた。寛末には苛立たされつつも共感せざるを得ないところもあり。しかし最後にまた「着信音」で一気に冷めさせられた…。勿体無い。それさえなきゃ手離しで★５つだった。

[真桜さんの感想 · 2008年3月5日]

下巻は攻の目線で。<br>
リアルだよなぁ。どうしても男だから受け入れられないって。<br>
ＢＬってそういう話だから仕方ないけど、あまりにも簡単に男が男を受け入れる話が多いから、こういう話はとても新鮮で、すごくいいと思った。<br>
痛くはないけれど、やっぱり胸を掻き毟られる。恋のもどかしさ。たまんない。

[のぶこさんの感想 · 2008年3月1日]

下巻は攻目線で進行します。攻の鈍感さゆえの悪行三昧に軽く怒りを覚えつつ、ラストのラブラブっぷりに受の気持ちが報われて思わず｢良かったねー｣と母親気分(笑)
小冊子を応募せねば！！
08/8/9
全プレの小冊子が届きました。
前歴があるために警戒しっぱなしの松岡の姿が懐かない子猫のようで痛ましくもあり可愛らしくもありました。
挿絵も日高さんが描き下ろしして下さっていてそれがすごく良かった。
このままラブラブ同棲生活をしてってほしいです。

[momo55さんの感想 · 2008年3月1日]

嫌なヤツもきちんと書くのが、作者の魅力だと思う。

著者プロフィール

高知県生まれ。1995年「眠る兎」でデビュー。不器用でもどかしい恋愛感情を生々しくかつ鮮やかに描き、ボーイズラブ小説界で不動の人気を持つ。『箱の中』と続編『檻の外』は刊行時、「ダ・ヴィンチ」誌上にてボーイズラブ界の芥川賞作品と評され、話題となった。ほかの著書に『秘密』『さようなら、と君は手を振った』『月に笑う』『ラブセメタリー』『罪の名前』など多数。

「2022年 『コゴロシムラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」