気品のルール (お嬢さま講座シリーズ特別編集)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2001年12月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (105ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887591837
感想・レビュー・書評
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加藤さんのお嬢様講座シリーズが大好きです。厳しい言葉に身が引き締まります。不幸であることをこれほど肯定的に捉えた本もないかもしれません。引き続き加藤さんの本を読みたいです。
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借りたもの。
結構、手厳しい……
冒頭から、巷の5種類の人間の傾向がイラストで描写されている。
「天然の気品」「発展途上の気品」「願望的気品」「創造した気品」「勘違いの気品」……
どれが真の気品であるかは言うまでもない。
それこそ、バブル期の日本では「勘違いの気品」だらけだったのだろうと思う。それをいかに“本物”――会得――しようと、今、多くの人が努力していると考える。
服装に関しては、ジェニファー・L・スコット『フランス人は10着しか服を持たない』( https://booklog.jp/item/1/4479782990 )と精神性は近いと思った。
併読していた同著『知的のルール』( https://booklog.jp/item/16/26064919 )よりも、人とのコミュニケーションの接し方、考え方が明確で、常に他者視点であることが具体的に書いてあると感じた。
他人をマウンティングする人も、自己肯定感が低い人も、著者から言われせれば「小市民」である……
この本の中では知性と感性を対立概念として考えているが、これらは地続きで対立するものではないというのが今の私の考え方。
ちょっと対人関係に悩んでいるため、読んでいて、耳が痛くもあり襟を正す思い。
ご都合主義から気品主義へ――著者の思想が伺える。 -
再読シリーズ。
1度目に読んだときは、きっと私の精神年齢が幼すぎて理解しきれていなかったことが多々あるような。その当時は、形から入る気品というか、上っ面をなぞっただけの模倣に過ぎなかったのかなと思います。
家に1冊置いておくと、何度も読めて良いです。読んだそのとき、そのときに応じて発見のある名著。「これ以上得たいと思えばさらに貧しくなってしまう」という文が、なんだか身につまされるようでした。
成長するためには何かを得ることが(物質的だけではなくて)必要だとは思いますが、それが貧しさのスパイラルの一端になっていないか。を気にかける必要もあるのだろうなと思いました。
本とは直接関係がありませんが、とあるところで、アナ・ウインターのインタビュー動画を見ました。女性的でありながら、とても潔い彼女の姿には、気品があったように思います。「これまでの噂の中で、一番信憑性が薄いものは?」と質問されて、微笑みながら「すべて本当のことよ」と言ってのける彼女。この本の中でも、何度も言葉を変えて出てくる、本質的なメッセージを体現しているひとだなと思いました。
本が書かれたのは2002年ですが、だんだんと、著者が予想された通り、「持たない」生き方が増えてきているように思えます。物質的に持つことと、精神的に「持つ」ことであれば、精神の方が充足感が強いということに、ようやく人類全体が気付き始めているのかもしれません。
また数年後、読むのが楽しみな本です。 -
読んで思ったのは、自分には気品がないし、なくてもいいかな、ということだった。ただ、これはいいなというのもあったので、実践したい。
2015/10/25 -
このシリーズ
みっつめ
かわいいよね -
氣品について知りたくて読書。
女性向けに書かれた氣品とは何かを説明した本。
私は氣品を品格と置き換えて読んでみた。
後半の気品が試されるときが参考になる。
氣品ある人は自己肯定力のバランスがよく、自分中心のご都合主義ではなく、相手優先の相手主義の考え方を持つ人。
読書時間:約25分 -
購入:
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購入当初に一度読み終えていたのだけど、今日改めて読んでみて自分にとって当たり前になっているところも多いなと感じた。
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成る程、と思える気品のルールの連続です。
これが出来れば…いいなぁ! -
こんなキャラではないけど大事なことだと思う。