ぼくはあるいたまっすぐまっすぐ (世界こども図書館B)

  • ペンギン社
3.96
  • (101)
  • (106)
  • (98)
  • (7)
  • (0)
本棚登録 : 1470
感想 : 119
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784892740367

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 内容はたわいのないものなのだが、
    絵が20年くらい前の、
    石畳という所から外国なのかもだけど、
    都心ではない日本の軽井沢かどこか、
    といったイメージがある。

    部屋に転がっているチョロQを彷彿とさせるおもちゃ。
    ホワイトウィングらしき飛行機。
    ま、まさかポンデライオン?(笑)
    モジュラージャックではない電話線。
    そしてダイヤル式の古い電話機。。

    読んであげる子どものみならず、
    見ている大人が懐かしむ、
    そんな絵の優しさも感じた。

    まっすぐ歩いて行って、
    おばあちゃんちに果たしてたどり着けるだろうか?
    途中で降りかかる数々の事件をどうするのだろうか?

    こどもはいつの間にか、
    『ぼく』のそばで一緒になって歩いている気持になり、
    ちょっとドキドキするけど、それでいて怖くない、
    そんな温かな作品に仕上がったのではないだろうか。
    原文、翻訳、絵、それぞれの作者の見事な連携を感じた。

    なお、林明子女史の描く絵本には、
    『隠し絵』(Aの作品に出た子がBの作品でも見かける等)があるらしい。
    しっかりとしたデッサンと丁寧な画風に加えて、
    そんな愛嬌のある作家さんと知って、
    他の作品も読みたくなった。

    この絵本は、ブラウンの作品『Willie's Adventures』収録の、
    『Willie's Walk』を元にして創られた、とのことである。

    ・全国学校図書館協議会選定


    ※ マーガレット・ワイズ・ブラウン(Margaret Wise Brown)
    1910年5月23日-1952年11月13日(享年42歳)ニューヨークブルックリン生まれ。
    アメリカの児童文学作家。
    絵を引きたてる美しい文を作り、絵本画家に提供。
    多くの絵本作品を残したが、死後発表された物も多い。

    ※ 坪井郁美(つぼい いくみ)
    1940年6月4日-1993年 中国の大連生まれ。6歳で帰国。
    東京外国語大学英米科卒業。
    翻訳、文庫活動や創作、取材記事のライターも。
    訳書に『あしながおじさん』『赤ちゃんのはなし』、
    創作に『まき貝のうた』などがある。


    ※ 林明子(はやし あきこ)
    1945年3月20日- 東京都豊島区生まれ。血液型A型。
    日本の絵本作家。
    横浜国立大学教育学部美術科卒業。
    1983年に『おふろだいすき』で、
    サンケイ児童出版文化賞美術賞を受賞

    ○ 市立図書館所蔵

  • 絵がすばらしい。
    おばあちゃんの家をめざしてまっすぐまっすぐ行く男の子。
    かわいいです。

  • 男の子がおばあちゃんの家をめざします。まっすぐにというおばあちゃんの指示とちょっと違いますよ・・・の移動の様子がとてもほほえましいです

  • 2005年度 1年生   
    2010年度  1年生  10月  5分
    『ぼくはあるいたまっすぐ まっすぐ』は小さな坊やが
    一人でおばあちゃんの家に歩いて行く・・・ドキドキするお話
    こちらも表紙の裸足の男の子の絵で、
    「あ~、裸足で汚れてる!お母さんにしかられるよ~」
    って、みんなキレイ好きなんだな
    犬小屋や馬小屋は、すぐにわかるかな、と思いましたが
    ハチの巣箱がすぐにわかったのには、びっくり

  • この本のタイトル、「ぼくはあるいたまっすぐまっすぐ」は、散歩をするたび、いつも頭に浮かびます。

  • 大人としてはそこをまっすぐではないんだけれど。。。
    というところをまっすぐ行って、いろんなものと出会い、刺激を受けるというような所です。
    子供にとってまっすぐいくというのはほんとにまっすぐだけですからね。。。
    大人がわかってて話すのと受け取る側の温度さが面白いです♪

  • 林明子さんの作品は、よーく観ると作中の小物がよく効いている。その1つで、主人公の性格を無意識に伝えて来たり、、他の作品でも枕がちょっと変わった形だったり。この作品でも電話のコードが家具の後ろでちょっと絡んでたり、電話横のメモにラクガキがあったりする。。。

  • 奇跡的におばあちゃんの家にたどり着くところが納得いかない。

  • 家を出て、おばあちゃんの言うとおりにまっすぐまっすぐ歩いていたつもりだけれど、いつの間にかずれてしまって…川を越え山を越え、馬小屋や犬の小屋を訪ねて、やーっとやーっとお婆ちゃんの家に着くことが出来ました。

  • 林明子好きな娘のために購入した本
    今回の絵は若干洋風になっていて、単純なお話なので1歳からでも楽しむことができた
    勿論2歳現在も楽しんで読んでいる

全119件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

1910年、アメリカ・ニューヨーク州で生まれる。4つのペンネームも使って100冊を超える作品を世に出した。現在まで出版されつづけ、親しまれている絵本も多い。邦訳作品は『おやすみなさい おつきさま』(評論社)、『ぼくにげちゃうよ』(ほるぷ出版)など多数。レナード・ワイスガード絵のコルデコット賞受賞作『ちいさな島』(童話館出版)と同銀賞作『まいごになった子ひつじ』(長崎出版)は、ゴールデン・マクドナルドというペンネームで書かれている。1952年没。

「2023年 『こねこのさがしもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

マーガレット・ワイズ・ブラウンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×