- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893094087
感想・レビュー・書評
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おもちゃは生きてるって子どもたちに思わせるもの?
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素朴で古風な感じの絵が雰囲気を出している。物を大切にする気持ちを思い出させてくれる絵本です。
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背ラベル:E-ビ
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「ある日に、ぼうやのもとにやってきたビロードのうさぎ。子どもに心から愛されたおもちゃにおとずれる「子どもべやのまほう」の話を耳にします。やがて、ぼうやにとってかけがいのないものになったうさぎは……。酒井駒子の繊細な絵と抄訳で名作がよみがえります。」
「子どもの本当の友だちになったおもちゃは、”ほんもの”になれる」。そう聞かされたビロードのうさぎは・・。1922年に書かれ、世界中で読み継がれている名作と、絵本作家の酒井駒子さんとの出会いから生まれた美しい絵本。何かを心から大切に思うこととは・・。こどもだけでなく、大人の心をもとらえる物語の力をどうぞ堪能して。
(『豊かな心をはぐくむこども絵本ガイド』)主婦の友社 より)
しっとりとした余情を残す物語に、酒井さんのやわらかい線と色調で描くうさぎや子どもの表情がなんとみごとに合っていることか。酒井さんの絵の筆致は、まるでこの物語のために成熟してきたのではないかとさえ思ってしまう。そのやさしい絵と言葉にひたっていると、愛するとは、喪失の悲しみとは、ほんとうに大事なものとはーといった問いかけが、心の奥深いところに静かに沈殿していくのを感じるようだ。
(『雨の降る日は考える日にしよう』柳田国男) -
ほんもののうさぎになったとき、ビロードのうさぎだけがみどり色の目をしていた。きちょうなうさぎみたいだなと思った。
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心がじんわり温かくなる。
絵本ていいな、って思わせてくれる
2022.11.22 -
中:奇跡を信じたくなるお話。クリスマスに読み聞かせ
誰しも持っていたはずの大事な「お友達」泣ける
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★2021.12(1年・2年・3年) -
切ない。
幼稚園からでも十分読める。 -
文字数は多め。本人が読むというより、読んであげたい絵本です。絵のタッチは絵画のようで素敵ですが、背景と文字が同化して見づらい部分があります。(文字が細い)ただ、絵、内容は申し分なく、幼稚園〜小学校低学年の男女問わずお気に入りの絵本になると思います。
寝る前に高頻度で、「これにするー!」と持ってきます。 -
子どもは次々と出る新しいおもちゃに心を奪われがちになるけれど、本当の友だちのような存在になれるおもちゃもありますよね。
ビロードのうさぎは男の子にプレゼントされたぬいぐるみ。
男の子は気に入りますが、その次にもらったおもちゃに夢中になって存在を忘れられてしまいます。気に入られた動くおもちゃは「自分こそが本物だ!」と言い、ビロードのうさぎは「自分も本物になりたい」と願うようになります。
その後、ひょんなことからまた男の子のお気に入りとなり、いつでも一緒にいる友達のような存在になり、ボロボロになっても可愛がられるのですが…。
ぬいぐるみの行く末が…。
私個人としては、ビロードのうさぎはこれで本当によかったのか?とも思いますが、子どもと読むことで、一緒に色々なことが考えられると思いました。
2016/09/15