- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893094087
感想・レビュー・書評
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酒井駒子さんの絵でなければ成立しないと思うくらいピッタリの絵と文。
初めて読んだ時は涙で前が見えなくなりました…涙脆すぎますかね…
何度読んでも色褪せない、少し文章が分かるようになった子供には折を見て何度も読んでほしい1冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
心にじんわりと染み込むおはなしと、酒井駒子さんの美しい絵が印象的な絵本です。
ずっと手元に置いておきたくなる、美しい絵本の世界を味わうことが出来ます。
姫路大学附属図書館の蔵書を確認する→
https://library.koutoku.ac.jp/opac/opac_link/bibid/SS00105817
司書3 -
5歳の息子が寝る前に毎晩読み聞かせをしています。
週の頭に図書館で借りてきたものの、長そうだから今度ねと言ってきたこちらの絵本。金曜なのでOKしました。
ぐんぐんお話に入り込む息子。
あ、と思った時にはみるみる目に涙が浮かんで、ポロポロと…。
つられて私も泣いてしまった。
最後はけっして不幸ではなかったんだよと説明したけど、なかなか難しかったよう。
ちょっと悲しい絵本だったよと言っていました。
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子どもが小さかった頃、何度も何度も声に出して読みました。
久しぶりにふと思い出して読み返したところ、新型コロナウイルス感染症が流行している今だからこそ感じることもあり、自分のあり方を振り返るよい機会になりました。 -
ぬいぐるみを大事にしていたぼうや。それに応えようと努めるうさぎの物語。きっと読者は、ぼうやを通して自分を追憶し、ぼうやの未来を祈り、いつのまにかうさぎを自分と重ねて、ぼうやに寄り添いたくなるのだ。 結末に至るまでふたりのことを案じてしまうのは、酒井駒子氏の淑やかな絵と抄訳にあり、原作のマージェリ・W・ビアンコ氏の書く物語。この二つが組み合わさって、こんなにもステキな絵本ができてたくさんの人々に読まれて、その大半の読者は涙したのだろう。 私も最後のあの瞬間はたまらない気持ちになったものだ。