ビロードのうさぎ

  • ブロンズ新社
4.42
  • (645)
  • (257)
  • (161)
  • (14)
  • (2)
本棚登録 : 3510
感想 : 385
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893094087

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 酒井駒子さんの絵でなければ成立しないと思うくらいピッタリの絵と文。
    初めて読んだ時は涙で前が見えなくなりました…涙脆すぎますかね…
    何度読んでも色褪せない、少し文章が分かるようになった子供には折を見て何度も読んでほしい1冊です。

  • 心にじんわりと染み込むおはなしと、酒井駒子さんの美しい絵が印象的な絵本です。
    ずっと手元に置いておきたくなる、美しい絵本の世界を味わうことが出来ます。

    姫路大学附属図書館の蔵書を確認する→
    https://library.koutoku.ac.jp/opac/opac_link/bibid/SS00105817

    司書3

  • こんなにハッピーエンドだなんて!うさぎが生きていてこちらまで幸せ

    愛されたうさぎはすごく幸せだろうし、子供はうさぎのことを忘れてしまうこともあるだろうし。。

    ぼうやの病気が治らないのかと思ったけれどそうでもないようなかんじで嬉しい

    どんなものにも生はあるのかもしれないと思わせられる

  • 2010年5月25日
    図書室で見つけました。

    酒井駒子さんの絵と訳。

    酒井駒子さんの絵が、すごくかわいくて美しくて切ない。

    この切なくて美しい話に、ぴったりだと思った。

    -うさぎは むねが つぶれそうに なりました。
    あんなに かわいがられて、ほんとうの うさぎにもなったのに、
    こんなふうに おわりがくるなんて……。-

  • 5歳の息子が寝る前に毎晩読み聞かせをしています。
    週の頭に図書館で借りてきたものの、長そうだから今度ねと言ってきたこちらの絵本。金曜なのでOKしました。
    ぐんぐんお話に入り込む息子。
    あ、と思った時にはみるみる目に涙が浮かんで、ポロポロと…。
    つられて私も泣いてしまった。
    最後はけっして不幸ではなかったんだよと説明したけど、なかなか難しかったよう。
    ちょっと悲しい絵本だったよと言っていました。

  • 子どもが小さかった頃、何度も何度も声に出して読みました。

    久しぶりにふと思い出して読み返したところ、新型コロナウイルス感染症が流行している今だからこそ感じることもあり、自分のあり方を振り返るよい機会になりました。

  • 子供の頃のおもちゃで
    大人になっても手元に残してあるものって
    どれくらいでしょう?

    私はないです。
    ぬいぐるみが大好きで相当な数あったのですが、
    成長するにつれて「いつまでも持っていて子供っぽいかも」と
    少しづつ、少しづつ捨てていって
    特に人形を捨てるのは人形だけに辛いというか
    罪悪感を抱いたものです。

    子供向けのお話なのでしょうが、
    子供の為に作られて失われていくもの達に
    救いがあればいいのに、という大人の思いを描いた優しい絵本のように感じました。

  • ぬいぐるみを大事にしていたぼうや。それに応えようと努めるうさぎの物語。きっと読者は、ぼうやを通して自分を追憶し、ぼうやの未来を祈り、いつのまにかうさぎを自分と重ねて、ぼうやに寄り添いたくなるのだ。 結末に至るまでふたりのことを案じてしまうのは、酒井駒子氏の淑やかな絵と抄訳にあり、原作のマージェリ・W・ビアンコ氏の書く物語。この二つが組み合わさって、こんなにもステキな絵本ができてたくさんの人々に読まれて、その大半の読者は涙したのだろう。 私も最後のあの瞬間はたまらない気持ちになったものだ。

  • クリスマスプレゼントとしてやってきた、ビロードのぬいぐるみのうさぎ。たくさんのおもちゃのなかでたったひとり、ウマのおもちゃはうさぎにやさしくしてくれます。ウマのおもちゃによると、「ながいあいだに、子どものほんとうのともだちになったおもちゃは、ほんものになれる」らしい。うさぎは「ほんもの」になれるでしょうか──。
    酒井駒子さんの作品あまり読んでいないなと思っていたけれど、本作があったことをすっかり忘れていた。どの場面も素敵でたまりません。ぼうやがうさぎを忘れないでいてくれて本当に良かった。

  • 愛されたい。本物になりたい。なったつもりなうさぎ。
    ぼうやにもうさぎにも自分が重なる。
    胸が苦しくなるうさぎに気持ちを重ねてしまう。
    ほんものってなんだろうね。原作のビロードうさぎと合わせて読むとまた良い。

全385件中 31 - 40件を表示

酒井駒子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×