あおいくも

  • ブロンズ新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893095008

感想・レビュー・書評

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  • あおいくもがかつやくしました

  • あおいくも。まちの争いを身を持って無くした。
    大切なことを教えてくれる本。

  • シンプルな線が相変わらず素晴らしいウンゲラー
    なんとも言えない微笑みをたたえた雲
    あの雲の色はなぜ青なんだろう・・・とか思っていると
    また読みたくなってくる不思議な一冊

  • 『すてきなさんにんぐみ』の作者、トミー・ウンゲラー氏の作品。
    主人公のあおいくもは、自分が存在するだけで満ち足りていて幸せで、それだけに自分以外のことに興味がない。
    雨を降らせることもせず、風の向くまま行動し、できることといったら触れたものを青く染めることだけ。
    しかし成長する内に、ふとしたきっかけで自分のいる世界には争いや憎しみが溢れていることを知ってしまう。
    肌の色が違うことが原因で戦争をする人々を「ひどいやりくち」と一蹴すると、ちいさなあおいくもは自分の身を犠牲にして初めて雨を降らせ、世界中の人々の肌の色を青く染め上げるのだ。
    この自己犠牲が戦争を止めるきっかけになるのだが、このあと皆があおいくものことを忘れないようにと、「あおいまち」を作って忘れないようにしているのが『ちいさなさんにんぐみ』の最後とかぶって泣けてしまう。
    肌の色が同じなら戦争がなくなるのか、自己犠牲を賛美しすぎやしないか、という考えが一瞬頭をよぎったものの、あおいくもの能力で現状に対抗するにはこうするしかなかったんだと思う。
    ウンゲラー氏は現状へのブラックユーモアや風刺をよく取り入れてくるけど、それでも最後にハッピーエンドを描いてくれるのが素晴らしいのだ。

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