「できる人」の聞き方&質問テクニック—なぜか、「人に好かれる人」の技術と習慣
- フォレスト出版 (2006年3月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894512214
感想・レビュー・書評
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かなり読みやすい。NLPなど正当な理論も多用しており、勉強になる。実用的なので、すぐに得た知識を試すことができる。
ここ最近、元々聞く姿勢が強いタイプの自分が、自分の意見を言う事に気持ちが捕らわれすぎてしまって結果相手の意見に平気で反論していたりと、良くない方向に向かっていたことに気が付いた。聞き上手はコミュニケーション上手なのだと、改めて痛感した。
<印象に残った点>
●講義や研修で良い聞き方のポイント・・・前に座る・前の乗り出すように聞く・うなずく・あいずちをうつ・アイコンタクトをする・メモを取る
●人に好かれる聞き方5大原則・・・80対20の法則・人の話は奪わない・相手の話を即座に否定しない・即座に肯定する・反論に反論しない
●人に好かれる聞き方5大テクニック・・・うなずき・あいづち・視線・質問・メモ
●メモは5W1Hで網羅的に記録できる
●バックトラッキング・・・相手の話を繰り返すことが効果的
●NLP・・・ミラーリング・チューニング・マッチング・ペーシングプラスワン
●タイプ・・・●ノンアサーティブ型・×攻撃型・◎アサーティブ型・・・つまりやんわり断りながらも前に進めるという意味
●クローズド質問⇒オープン質問へ
●人間質問・現状質問・問題質問
●ジジ殺しは出世の秘訣
●3・3・3の法則・・・最初の3秒で好印象、次の30秒でコミュニケーションスターター、3分で会話を続けて盛り上げる。
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「情熱」の大切さを改めて感じた。読みやすかった。
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仕事、プライベートで役立つ話の聞き方について説明した本
話の途中で、話に割り込んで質問したり、話を奪ったりしてしまう事があるのでこれを読んで、相手の気分を悪くしないで、有効の関係を築けるようにしてより多く相手から三好(好意、好感、好印象)を得られるようになりたい。
好意的な話を聞く姿勢
・セミナーなどの際、前列に座る(やる気の表れ)
・前に乗り出すような姿勢(ふんぞり返ったり、腕を組んだりしない)
・聞きながら、うなづく
・アイコンタクト
・重要な事はメモをする
聞くことのメリット
・情報が入る
・相手と仲良くなる
・相手が満足する
・知識が増える
・相手の人間性が分かる
好意的な聞き方
・相手8、自分2の割合
・人の話を奪わない
・即座に否定しない
・即座に肯定する
・反論に反論しない
第一印象で良い印象を得る方法
・立派な服装(清潔感)
・おどおど、そわそわしない
・低い声で話す
・大型の手帳でメモをしないがら話を聞く。
どこでも使える便利な質問
・一つだけお伺いしてもよろしいですか?
・お住まいはどちらですか?
・ご出身はどちらですか?
・どんなお仕事をしていますか? -
上司お勧め本。聞き方の基礎がのっており、簡単なので実践もし易い。
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(S)
ビジネスパーソンに必要な能力として「聞く力」が重要であるため、体系立ててそれを説明するために書かれた本。
「なぜ聞く力なのか」から、具体的な聞き方まで広く網羅している。
媚を売るわけではなく、相手に話させ気持ちよくなってもらうことで、ビジネスの生産性を上げられるという主張は、納得性が高くマスターしたいと思わせる内容。 -
ネーミング、整理の仕方、まとめ方がうまいので、かなり分かりやすく感じる。
ただし、プラスワンで自分の意見を入れた例文の中には、一般論・常識的なものがあり、相手の思いと相容れなかった場合には要注意と感じた。
09-94 -
カーネギーのノウハウの「聞く」というところだけを取り出して、
わかりやすく一冊の本にしました、という感じ。
すでにカーネギーを読んでいる人には必要無いかもしれないが、
これを知識として知っていても、実践し続けられる人は多くはない。
自分も含めて。
常に心に留めておこう。 -
最近、コミュニケーションの話になると必ず出てくるのが、聞くことの大切さについてだ。
中には、黙ってただ聞いていることこそ極意という本もある。
けれど、実際のコミュニケーションの場では、ただ黙って聞いているわけにもいかないし、適切な相槌やリピート、言い換え、発展(イメージ・論理など)が必要になってくる。また、聞きやすいクローズドクエッションやとりあえず初めに大きく聞くオープンクエッション。
※伊東明「聞く技術」より
また、どのような会話をしているのかによっても、聞き方は異なる。
もちろん聞き方が大切なのは分かる。
では、聞き方を大切にしたコミュニケーションとはどんなものであろうか。
生きていく上で、素晴らしいメンターやマスターマインド(自分に良い影響を与えてくれる人)に出会い、交流していくことが、楽しい人生の大きなポイントを握っている。
そこで、気に入られるために良い聞き方が必要
優秀なセールスマンの聞き方
?積極的に聞いている(前の席に座る、前傾姿勢で聞く)
?うなづいていきいている
?アイコンタクトをしている
?メモを取っている。
チャルディーニの原理(法則)著書「影響の武器」
マズロー「欲求の階層説」?「生理的欲求」?「安全の欲求」?社会的欲求?尊敬の欲求?自己実現の欲求
この欲求を満たす人はプラス。上位が優位
(しかし、最近ではニューロロジカルという段階がロバート・ディルツによって提唱されている。)
ニューロロジカルレベル
上 スピリチュアル
自己認識・ミッション・使命
信念・価値観
能力・戦略
行動
下 環境
下の方が変えやすいが、上の方が下の方に影響しやすい。(自分の存在についての抽象度だと考えると良い)
「お茶がこぼれていますよ」「あなたの心と一緒です」
「人間、まず、急須を空っぽにしないと、どんなことでも跳ね返してしまいます。」
「この前、ハワイに行ったんだ」
「ほんと実は私もハワイに行ったんだ!面白かったな〜、サーフィンしていて・・・・」
↑話を折っている。
ペーシング=相手の話に積極的に合わせて、共感ゾーンを作っていく。すぐに否定をしない。
デール・カーネギー
「議論に勝つ最善の方法は、議論をさけることだ」
「高いね」
「いえ、そんなことはありません」
反論に反論することは原則良くない。
「高いね」
「なるほど。そのようにお考えになって当然です。
その点に関しましては・・・」
メールの正確さは、5W1Hがちゃんと入っているかで確認できる。
アクティブリスニング=うなづく(20秒に一回は入れると効果的)、あいづち、視線は真剣と笑顔を使い分け、質問(自前に考えておく。対話が続くように)、メモ(復唱、5W1H)
あいづち=「あいうえお」「あ、そうなんですか。」「いやー驚きました。」「うわ!すごいですね」、「えー本当ですか?」、「おーさすがですね」
コミュニケーション術
親しい友人を思い出して見ると、共感点(感動する点)に相似で、共通点や共同体験も多い。
ペーシング(ミラーリング(相手が必ず感じているだろうことを確認していく。「ソファー柔らかいですね」etc・チューニング(感情的ミラー)・マッチング(物理的ミラー))
ペーシング・プラスワン(肯定した後に、一言多く述べることで、後の会話をスムーズにする。)
また、ペーシングによって変性意識は強められるので、そのときに肯定的な話をすれば、肯定的な印象になっていく。
相手との物理的空間も狭めると良い。しかも、無意識に近い状態でできると良い。(車の運転席、助手席等 コップの位置を気づかれない程度に相手の方に動かす)
できる限りスキンシップを取れると良い。これも嫌がられない握手などが有効。