なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?誰も教えてくれなかった!裏会計学

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  • フォレスト出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894512269

感想・レビュー・書評

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  • 著者の小堺 桂悦郎氏は金融機関の融資係、税理士事務所を経て独立し
    会計コンサルタントとしてご活躍中です。

    『なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?』もベストセラーで読んだ方も多いかと思います。

    著者の書いた本はとにかく面白い。
    あるあるネタが満載で同じ業界に従事している者なら笑えます。
    最近は会計本がいろいろ出ていますが、
    これほど笑える本には今だ出会っていません。

    本書のテーマとしては資金繰りと節税といったところでしょうか。
    本書にも書かれていますがこれは会社経営にとって重要な課題であるにもかかわらず
    たまに無関心な経営者がいるのは事実です。

    なぜ経営者は無関心なのか?
    それは経営者が気にするのはP/L(損益計算書)の数字だからです。
    特に売上・営業利益・当期純利益を重視します。
    上記は確かに重要な数字ですが別にP/Lが赤字でも企業は潰れません。

    ですがP/Lが黒字だとしても資金がショートした時点で会社は倒産してしまいます。
    いわゆる黒字倒産というやつです。

    P/Lを重視するのは悪い事ではないのですが、このような事が起こりうるので
    それ以上に資金繰りには注意を払っていなければなりません。

    それと節税ですが、
    これは誰でも稼いだお金を税金で持っていかれるのは嫌なものです。

    法人税は課税所得の40%も税金でもっていかれてしまうので
    節税に躍起になる気持ちはわかります。

    もちろん節税は税法、税務会計にのとってやらないと
    脱税になりかねませんのでご注意を。

    以上のような事に興味があれば一度、お読みになる事をお薦めします。

  • なぜ社長のベンツは4ドアなのか?なぜ社長は生命保険が好きなのか?など身近にある謎解きを中心に会計のカラクリについて紹介している本。

    身近にある「なぜ?」を紐どいていく形で内容が展開されているので会計の知識が無くても大まかなイメージとして把握することができます。
    ただ、フランクすぎる喋り口調で書かれているせいか、クエスチョンに関するアンサーが解りにくい構成になっているので、読み人を選ぶ本だと言えます。

    ただ入門とうたっているだけあり、数字は殆ど出てこないので、「数字が苦手だけど会計に興味が出てきたからなんとなく知りたい」と言う人には良いかと思います。


    【私的読書メモ】
    ・利益の半分は税金
    ・金利は支払い利息として経費で落ちる
    ・設備投資は借金でおこなう
    ・粉飾決済は後々に響く
    ・利益を大きくする粉飾理由は銀行の融資対策の側面が大きい
    ・定期保険は投資となる

  • 肝胆ではあるけど、話が脱線して逆に分かりづらい部分もある。
    もう少しイラストを入れた方が良いと思う

  • わかりやすい会計学の本。
    内容は面白いが、あまり役にも立たない

  • 中小企業に務める身としては、
    色々と疑問だったことが実は税金対策だったのだろうかとか
    思えて楽しかった。

    知っていたからといって、ものすごく役に立つとは言いませんが
    知らないよりは、きっといい。
    そんな中小企業独特の会計学を紹介した本

  • 話し言葉、ツッコミ口調

  • うーん。よくわからない本。会計の知識がなさすぎるからわからないのかも知れないが。砕けた語り口で書かれていて例も中小企業でありわかりやすいがわからない。
    ポイントは資金繰りが一番大切ということと経費にできるかということ。
    また、儲けると沢山法人税にもって行かれる。このあたり。
    自分がわかっていないのが減価償却費のこと。この計算方法はわかるが資産となるか経費で落とせるかが資金繰りとしてどんな意味を持ってくるかが解っていない。
    機会があったら調べてみよう。

  • 初版2006年6月。

    当時出た時に本のタイトルでとても大きな印象を受けた
    記憶がある。

    この本で会計や税務に興味をもった人も多いんだろうなぁ~って。

    また中小企業の経営者の多くはこの本を手に取ったと思う。

  • 2ドアベンツは社長の趣味って事で、経費で落とせんのか。。

  • 会計学の本です。

    「なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?」
    「なぜ、年商の4倍の借金のある旅館が潰れないのか?」
    「なぜ、ラブホテル経営者は税金を払わないのか?」

    といった疑問を解決しながら会計の実態を説明していきます。

    ただし入門と書いてありながら、難しい単語が出てきたり、説明が不明確な点がいくつも見受けられました。

    また、読みやすさを考慮したのかもしれませんが、口語のような文体も好きになれませんでした。


    本書と同じように「身近な事例を用いて会計学を学ぶ」という事であれば『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?(光文社新書)』の方が断然オススメです。

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