- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894514935
感想・レビュー・書評
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世界経済を読み解く上で、大きな全体像が簡単に理解できる。
著者の推論力に圧倒的な力を感じる。
サブプライムローンの問題から、戦争と経済成長の話まで、この世がいかに経済支配者に操られているかがよく理解できる。
私個人としては、経済を俯瞰する読書トリップを楽しめた。
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苫米地さんは、著作の範囲が広く何の専門家か分からないトンデモな人という先入観を持っていたが本書を読んでそのイメージが消え去った。
新聞をいくら読んでもこういう視点はないので、貴重な本だと思います。 -
ありきたりの経済学者でない、脳機能学者・計算言語学者・分析哲学者・実業家である著者ならではの、所謂、経済現象の分析・評価・将来見通しについては、納得できるところが多い。
世界経済のカースト制度がわかれば、資産を守れるとまえがきにあり、カーストのトップに位置する欧米巨大銀行オーナーの力が続く限り、戦争もなくらなないメカニズムが理解できる。
リンカーン、ケネディが主張し実行した法貨の発行が如何に紙幣をするまくり利益を得るカーストトップのご機嫌をそこねるのか、恐ろしいばかりである。
FRBの設立の加担したウッドー・ウィルソン大統領が死ぬ前に残した言葉「私は、いやいやながらも、私の政府を冒涜してしまった」が象徴するように、国民が選んだ為政者トップに対する欧米巨大銀行の横暴はそんじょそこらのものではないのでしょう(怒)。 -
独自の観点から見る経済論は斬新で勉強になる。
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岩田規久男氏の『日本銀行 デフレの番人』の中で、日銀は銀行の資金が足りなくなると金融緩和し、資金不足が解消すると金融引締めするという特異な金融政策を行うことに触れていたが、その理由の一端が見えた本。
日本国内に限って言えば、結局は日銀ですら官僚の傀儡に過ぎなくて、諸悪の根源はやはり利権作りに邁進する官僚であることを再確認できた。 -
この著者の本で久しぶりに、文字が多くて読み応えのある本を読んだなー。
どっかに書かれているような内容もあれば、そうでない内容もあって、シンプルにまとまっていて読みやすかったです。
外国の増税と社会福祉の章では、国民の払った税金と受けるサービルから、順負担率を出していましたが、やっぱり増税とか、不況とか、なんかおかしくない?と思ったことがぜーんぶおかしいよと書いてくれててすっきりです。 -
オススメ。
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Dr.苫米地は天才である。私は完全にDr.苫米地に洗脳されている。
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「経済大国なのになぜ貧しいのか」を6つの観点から答えを出している。『えっ、そうだったの!?』と各章ごとに唸ってしまいました。
圧倒的な経済の知識をもとに構築された理論を展開しているので、
これを理解できたら、この本に書いてある通り資産を守れると思います。今巷にあふれている、経済予想本とは明らかに一線を画しています。