- Amazon.co.jp ・本 (30ページ)
- / ISBN・EAN: 9784895726443
作品紹介・あらすじ
せかいでいちばんつよい国はデビッド・マイキーによって書かれた戦争と平和を題材としている絵本です。戦争がいかに無意味で残酷なものか、平和であることでどれだけ人々が幸せに暮らしていくことができるのかを絵本を通してわかりやすく書かれています。可愛らしい絵で描かれていても戦争がどれだけ醜いことかが伝わってきます。
感想・レビュー・書評
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強いっていうのは武力や力ではなくて、しなやかで逞しく受け入れられることなんだろうなぁと思った。
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この絵本が、子どもたちの愛読書となり、その国のトップになっていくのならばきっと、その国は平和でしあわせな国であり続けるだろう。
この絵本が、各国のトップの愛読書であるならばきっと、地球は平和でしあわせな惑星であり続けるだろう。
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大きくてつよい国の大統領は、「世界中を我が国が征服すれば、みんながしあわせに生きられる」と信じ、いろんな国へ戦争をしにいきました。
どの国の人たちも、懸命にたたかったものの、大きな国には勝てず、征服されていきました。
そして残ったのは、たったひとつの小さな国。
その国は小さすぎたため、大統領はその国をほうっておいていたのでした。
しかし1つだけ残しておくのも…ということで、ついに大統領と兵隊たちは小さな国を征服しにいきました。
すると…
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〝世界でいちばん強い!〟と信じてやまない<大きな国>の大統領が、いろんな国に戦争を仕掛けます。「世界中の人々を幸せにするための戦争だ!我国が世界中を征服すれば、みんなが我々と同じように暮らしていけるのだからな!」 ・・・侵略をうけた国の人々は命がけで戦いましたが、どの国も<大きな国>に降伏するしかありませんでした・・・たったひとつ、軍隊も武器も持たず幸せに暮らしている、あまりにも<小さな国>を除いて・・・。 いま、世界で起きている不幸な出来事が連想されますが、強大な国の大統領に希望を託して終わっています。
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これも読後感にいろんなことを考えてしまう絵本。賛否両論な面もありそうなので星3つ。
大人が読むと、かなり色んな面から考えちゃう。シニカルな目線が入ってるよなあ。 -
人に盗まれることのないもの。綺麗事では無く知識、知恵で忍び寄る。味わい深い作品です。
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世界を支配するためには強い兵士がいる。そう思っていると、最後のページでひっくり返される。そんな絵本です。
作者の伝えたいことをあえて説明せず、
自然に物語に溶け込ませている姿がいいですね。 -
戦争のある時代に読みたい本。悲観的になるのではなく、余韻を残しつつ希望の持てるストーリーがとてもよい。そらいろ男爵に通じる。
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S 5歳8ヶ月
戦争につてもそろそろ話さないとなー自分が今置かれてる立場がどれだけ幸せであるか知ってほしいなーと思っていたところだったので、伝える第一歩になった。 -
強いって武器じゃない
そのことを押し付けがましくないお話しにしている -
色々な解釈ができて良き本 はっきりと答えが書かれていない所がいい