戸川昌子 (昭和の短篇一人一冊集成)

著者 :
制作 : 結城 信孝 
  • 未知谷
4.25
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 13
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896422238

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 幻想的かつ官能的で、妖美な雰囲気がたっぷりのミステリ短編集。人間の情念って罪深くて恐ろしいものなんだな、という印象です。でもなんだか美しい。
    お気に入りは「塩の羊」。情景がかなり幻想的でした。何が真実なのかという謎めいた部分も一番印象的。
    「嗤う衝立」もいいなあ。ものすごくどろどろした話に思えていたけど、実はコミカル。オチにはやられましたが、読後感はさっぱりです。

  • 異端作家と思い喰わず嫌いでしたが感嘆しました。いつもブルーの洋服でTVに登場していた記憶が。装丁の良さに感心。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1931年、東京市生まれ。伊藤忠商事で英文タイピストをする傍らシャンソン喫茶「銀巴里」に出演しシャンソン歌手となる。62年『大いなる幻影』で第8回江戸川乱歩賞を受賞して作家デビュー、翌年には『猟人日記』が直木賞候補となる。以降、数多くの著作を発表するとともにタレントとしてテレビ出演をするなど多彩な活動を行う。2016年歿。

「2018年 『緋の堕胎 ミステリ短篇傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

戸川昌子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×