- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784898152447
感想・レビュー・書評
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マタギになりたい
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「動物が好き」というのにも色々な人がいるわけで、著者みたいな確固としたスタンスをもった人を見てしまうと、自分の「好き」がいかに軽いものかを思い知らされる。
別にどちらがいいとかではないけれど。 -
動物の飼育にあこがれ、動物園の不条理に気付き、獣医を目指すもこれにもズレを感じ、本屋で出会った柳田国男の妖怪談義によって民俗学へと進む。
京都大学で自主管理の寮生活にハマっているうちに、四年間まとめての休学届を出してアジアを放浪することを思い立つ。
そのための資金稼ぎから始まって放浪が始まる。
犬肉料理に始まって各地で出会う亀・蛇・猫・ミミズ・昆虫などの食材と出会う。
帰国後アルバイトを再開し、そこでワナの猟師と網の猟師に遭遇することで、学生生活の傍ら猟師の道が開ける。
一人の人間が選ばれた環境に生まれ落ちて、そこでしか得られない出会いと体験によって育っていき、進路を決めていく。
そうした流を含めて、この本で彼独特の考え方や生き方をのぞき見ることができる。
それは世間に流されずに、その体験を咀嚼しながら自分らしく活きる道を探し出していく姿と、その美しさを見ることができる。
自然と社会をしっかりと受け止め、自分を精一杯に使いこなしていく生き様は、どんな学問よりもシンプルで美しいプロセスを見せてくれる。 -
猟師の実生活がわかりやすく書いてある.
山に入ってみたいと思った. -
面白かった。ベジタリアンの私からしたら、獣をとって、さばいて食べてる人なんて、正反対の考えの人、というかんじがするが、よんでみるとそんなことはなかった。銃は卑怯なかんじがするから、とわなだけで猟をしている人。
自然とともに生きる、系である、どっちかというと。
はやりのおしゃれナチュラルエコ系、ではないけど。
わな猟についてもくわしくのっていて、へぇーっとなった。知らなかった世界。面白かった。
私はたぶんさばけないけど、肉を食べる人はこの人みたいに、自分でさばいてみて、食べたらいいと思う。
↑別に皮肉とかで無理なことを言ってるんじゃなくて、素直な気持ちで。 -
銃ではなく、ワナでシカやイノシシを捕える猟師さんの話。
ワナの仕掛けから、獲物の解体、皮のなめし方など写真、図解満載で実用にも役立つかも。僕自身がやるのはハードル高いですが…
アナグマの肉は食ってみたいですね。たまらなく美味らしい。 -
面白い!図書館で借りて読んだのだが即買い。
鉄砲ではなく罠での狩猟
「食べる」ための狩猟
いかに、獲った生き物の全てを、食べたり利用したりするか
罠の仕掛け方、見回りの方法
殺してから処理するまでの手順
これらが丁寧に書いてある -
命を戴く。