- Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784900456525
感想・レビュー・書評
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なぜか表紙が超こわいけどすごい恋愛小説です
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7つの人形とその人形使い計8人の人格。一人の絶望した少女は人形達と絡むことによって劇場空間を作り上げる。
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タイトルから想像していた物語と良い意味で全然違いました。
雰囲気が独特で、グッと引き込まれました。 -
多重人格をテーマとした本は多いが、
そうと指摘されなければ、この本がそれを
扱ったものだとは思いはしなかっただろう。
解説で田中教授が述べているように、
「分裂した人格を『統合する』のではなく『共存する』」
という考え方も一つなのかもしれない。
物語としてもおもしろく、心理的な観点から
見ても非常に興味深い一冊。
ムッシュとミシェルのように
魂でぶつかる交流をしなければ
お互いのことは何もわからない。
その通りですね、河合さん。 -
もっと児童書寄りの本かと思っていたら、そうではなかった。
結構複雑で深いお話。解説を読むと、人形という形を借りて多重人格を描いているというが、悪い意味ではない。人間誰しもいろんな顔を持っていると思うから、人間の多面性と言ってもいいかもしれない。
全体的に暗いトーンだけど、最後の最後で、さーっと明るい光がさしてきた気がする。
なかなかおもしろかった。 -
コレを大人向けの人形劇にできないものかと思って読んでみた。屈折した愛をまず自分が受け入れないといけないという面で、ハードルは高かった…。
そして、なんていうか挿絵が怖かった。 -
面白くて一気に読んだ。
恋愛が主題の本も楽しく読めるということに気付いた一冊。 -
多重人格を描いているというより、普通の人間を書いているのだと思う。
その矛盾が破綻なく書かれていて衝撃的だった。 -
愛したことのない冷淡な男が、愛を知り癒されていく。何が彼を変えていったのだろう?