自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心

著者 :
  • エスコアール
4.13
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感想 : 184
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784900851382

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  • ■ 1731.
    <読破期間>
    2017/4/24~2017/4/25

  • この作者は自分が自閉症で、会話ができないが、筆談ができるようになって、この本を書いたらしい。脳の障害によっては、そういう風にメディアによって意思疎通ができたりできなかったりすることがある、ということを初めて知った。

    役に立つというわけではないが、そういう状態というのがあるということを知ることは、意義深い。



  • 僕たちが一番辛いのは、自分のせいで悲しんでいる人がいることです。
    自分が辛いのは我慢できます。
    しかし、自分がいることで周りを不幸にしていることには、僕たちは耐えられないのです。

    この言葉
    ずーーんときた。

  • 自閉症の子どもを持つ世界中の多くの家族に希望の火を灯した一冊

    所蔵情報
    https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/search?rgtn=086490

  • 重度の自閉症の東田直樹さんがここまでの文章を書けるようになるまでには、並々ならぬ本人と周囲の人々の努力があったのだと思います。

    なかなか言葉でのコミュニケーションが取りにくい自閉症さんの心の中を、私たちに開いてくれたものすごい一冊!!!
    もう名言だらけ!
    これを学生時代に読んでいたら、もっとボランティアに活かせたのかな。


    【以下、抜粋】


    どうして目を見て話さないの?
    僕らが見ているものは、人の声なのです。
    目を見ていれば相手の話をちゃんと聞いていると、みんなが思い込んでいる。

    自分を好きになれるのなら、普通でも自閉症でもどちらでもいいのです。

    僕たちは原始の感覚を残したまま生まれた人間。

    僕たちだって成長したいのです。

  • 心理学

  • 本人による自閉症の方のとらえ方、考え方がわかった。言葉にしてくれたことで理解できた。

  • 人との会話が困難で、思うように気持ちを伝えることができない自閉症の著者。それでも諦めずに何度もその壁に立ち向かった著者が綴ったこの本からは、自閉症の人も普通に接してほしいと思っているということが強く伝わってきます。この本を手に取ることで、あなたの今までの価値観が大きく変化するかもしれません。【中央館/378/HI】

  • 言葉が優しくて、こちら側にわかりやすく伝えてくれているので本当に興味深い。だからこそあまりに自分とは違う感覚や見え方に戸惑ってしまった。もっと知りたいと思う

  • 自閉症の彼が一生懸命、自分の気持ちをなんとか人に伝えたいと願って書いた文章は、「なるほどな」と関心させられるような未知の内容が綴られている。自閉症といっても多種多様で、彼の場合ではあるけれど、それでも、伝えたいのに伝えられないのはこんな気持ちなんです──と、心の中を少しでも見せてもらえたような。そんな本である。今後、そういった人々に対して改めて考え方を変えられるような本である。

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著者プロフィール

1992年生まれ。重度の自閉症でありながら、パソコンおよび文字盤ポインティングによりコミュニケーションが可能。著書『自閉症の僕が跳びはねる理由』が現在30か国以上で翻訳され、世界的ベストセラーに。

「2020年 『世界は思考で変えられる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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