自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心

著者 :
  • エスコアール
4.13
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本棚登録 : 1334
感想 : 184
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784900851382

感想・レビュー・書評

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  • TVに著者が出ていたので読んでみた。自閉症の人の心の中が少しのぞけた気がした。「通じない」ジレンマで苦しんでいるのはお互い様かもしれないけれど、圧倒的に少数派で、外国よりもっと遠い国に1人で置いてきぼりにされたような孤独感が伝わってくる。パニックやこだわりの中の気持ちを想像することが、周りの人には求められるんだと思う。

  • お向かいさんにおそらく自閉症の男の子がいて、挨拶しても固まってるし、結構奇声が聞こえてきたりするので、気になって読んでみた。
    著者と同じ状況や考えかというと、きっと違うと思うけど、自閉症の人に対して今までと違う対応ができるのではと思う。
    2016/06/07

  • 自閉症の人たちの思考や行動が少しわかった気がしました

  • とにかく苦しんでる、というのは伝わった。
    そして、社会的なルールに反してしまうような行動は粘り強く声かけしながら修正していくことの必要性も。
    敏感な感覚も何か特別なもののようで、それはそれで尊いのかなとも感じた。

  • 自閉症の人が何を考え、どう感じているのか、一端でも理解できたらいいなと思って読んでみた。え、中学生でこれだけ達者に文章が書けるって、かなり頭良くないか? と素朴な感想。「ちょっと違う」というだけで、知性が劣っているとかそういうことではない。が、レインマンみたいに超天才ばかりというわけではない。という理解でよいのだろうか。

  •  自閉症についてまったく知らなかったので購入。
     小学校低学年くらいの散文かと思っていたが、思っていたよりしっかりした文章で、1問に1ページを使って答える形式になっている。ただ、僕にもよくわかりませんが…」が時々出てくるのが鬱陶しいというか、答えになってないじゃんかと思った。
     自閉症患者が執筆したということこそがこの本の価値であり、それ以外に価値は見いだせなかった。よって★3

  • 人は脳に心があるのでなく魂があり、魂は実在する事がこの本からよくわかる。この本は唯脳論に対するアンチテーゼ。多くの人に読んでもらいたい。特に最後の短編小説が秀逸

  • 自閉症を抱える著者の綴ったエッセイです。言葉が悪いのかもしれないけど、著者のとても情緒豊かな表現に驚かされました。挿入されている物語には感動です。
    心の中は驚くほど私達と同じ・・
    もしくは、それ以上に繊細で爆発しそうな思いを抱えていながら、それを言葉にできなくて、誰かに分かってもらえないってどんなに辛いか。
    でもそれは決して、不幸などではないと著者の言葉は力強いです。
    私はよく自分の内向的な性格でくよくよしていますが、彼らの悩みはどれほどなんでしょうか。
    個人差はもちろんあると思いますが、自閉症の方の内面を知る事が、少しでも理解に繋がればと思います。

  • 心が痛む。

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著者プロフィール

1992年生まれ。重度の自閉症でありながら、パソコンおよび文字盤ポインティングによりコミュニケーションが可能。著書『自閉症の僕が跳びはねる理由』が現在30か国以上で翻訳され、世界的ベストセラーに。

「2020年 『世界は思考で変えられる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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