- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784902943122
感想・レビュー・書評
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2015/10/09
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人と本気で対峙する。そこから希望が少しでも見えるかもしれない。ちょっとだけ前に進んでいける。
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よしもとばななだから気分よくなる本に違いないと思って読んだけど、違った。自分より辛い状況にあった人の気持ちなんて、わかり得る訳がない。そう思っているけど、それは以前この本を読んだからだったのか、その前から思っていた事だったのか。主人公がそんな人に魅かれたり好かれたりするのは、偶然なのかタイミングなのか引き寄せているのか。
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窓越しに対話していたらいつの間にか付き合う事になった彼。彼はなにかとてつもなく暗く重いものを抱えていて、私もそこそこ抱えているけれど、そんなの超えるほどすごくって、本当に彼のこと好きになってしまうかもしれない。なり始めているのかもしれない。
という話。
今の私にとってぴたり、とくるストーリーではなかったけれど、何かの折にきっと読み返すことになるんだろう。 -
痛みや傷をかかえて、
出会う二人、出会うべく二人。
今までで一番重たい内容だった気がする。
だけどもその暗い内容に関わらず、
淡々と、すーっと入ってくる言葉。
人と、自分ときちんと向き合うことの大切さを感じた。 -
一度ひとりでなくなると、もう、元の生活には戻れない。
中島くん -
なんか以前読んだことがあった気がする。吉本ばなならしい透明感のある小説。
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心の奥の、とても深いところで繋がり合う、ちひろと中島くんのお話。
うまく表現できないけど、なんか安心する二人の関係が、沁みました。