チャヴ 弱者を敵視する社会

  • 海と月社
4.05
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感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903212609

感想・レビュー・書評

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  • 畳みかけるようにいろいろ出てくるのでゲッソリしてくる。ともかく量があるので、やはり日本語で読んで正解。原著だったら投げ出してるな。この量感が英米の力なんだろう。

  • 2018年1月読了。
    149ページ以降で紹介されている「チャブ・ヘイト」の紹介が印象的。
    「ようこそ、王族が労働者階級のまねをしてふざける二一世紀のイギリスへ!」(150ページ)
    「ブリティッシュロック」の国はどこに向かっているのか。

  • イギリスの白人労働者階級が職を失い、苦境に陥っているのは、産業の空洞化、エリート階級による搾取が原因だ。
    しかし、彼らを貶め、怠惰と決めつけることが現在の風潮になってしまっている。そのからくりを見事に暴いた名著。

    安易な固定観念で「自己責任」で片付ける風潮は怖い。

    本書に書かれていたように、社会保障費の不正受給の総額よりも(もちろん、これもあってはならないことだが)、富裕層、超富裕層の脱税の総額はそれをはるかに上回っている。

    冒頭に書いた「弱者を敵視する社会」となってしまった現代のイギリス。

    この現象は、先進国で起こっており、そして、まさに今日本で起こりつつある現象で、日本が歩んでしまうような危惧を覚える。

  • 飛ばし読み

  • 人種差別や性差別はNGなのにチャヴに対する差別は問題にならない。
    その根源的な理由がよくわからなかった。
    生まれつきではなく、努力をしないことによってチャヴはチャヴのままでいるのだと英国の中流階級以上は考えているということなのかな?
    それとも歴史的に人種差別などよりずっと前からある差別意識なので、差別と認識されなくなっているのかな?

  • 読後天を仰ぎいろいろ絶望。たぶん今後の日本にはこれを上回るひどい状況が待ち受けているであろうことも明白でさらに嘆息。

  • イギリスの意外な階級社会の実態。

  • huffpost,エコノミスト201710に掲載。pocketに保存

  • 東2法経図・開架 361.85A/J72c//K

  • 読み途中。(みんな読んでー!)
    サッチャー政権から(ほんとはもっと昔?)仕向けられてきた格差ある社会。政策、とまでいかない小さな変化が伏線だった?まさにいまの日本でも!?
    2011年のベストセラーというのに、日本語版はつい先月に発売。一刻も早く読まないと!あせってくる。こわいけど、目をそむけたらダメだ、考えるのをやめたらダメだ。まして一緒になってチャヴを揶揄したら見るべきものが見えなくなっちゃうYO!!!

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