辺境ラジオ

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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903993133

感想・レビュー・書評

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  • 内田、名越両先生と自分とは考えの上でかなり隔たりああるけれど、いつもカウンターパートとして意外な考え方を提示してくれるという点では貴重な方々である。

    内田先生には是非橋下さんの参謀をやって頂きたいのだけれど、決して相容れないのでしょうね・・・。

    個人的にはサンデル教授ってインチキじゃんの件が気に入っています。

  • 全国まちづくり会議に出席するために、新幹線で神戸に移動中。

     内容はいつもの内田節に、名越先生の名越節が炸裂。

    (1)内田:僕だって元は革命派だから。(笑)でも、革命派をやってきた末の結論が「革命はいかん」なんです。ちょっとずつできるところからぼちぼち手直しをしながらほころびを繕って行く方が、うさぎと亀じゃないけど、ゆっくり進む方が最終的には理想的な社会に確実に近づける気がする。(p258)

    (2)名越:カウンセラーの、しかも名越という特殊な人間の世界観に従って言えば、暗い気持ちの中で考えたことはひどい偏見がこもっていたり、ものすごく極端だったりするものです。(p291)

    (3)内田:大学で管理職をやった経験からすると、僕は結構担がれ上手なんですよ。基本すきにやりなさい、責任は俺がとるですから。でも1回も責任をとわれたことはない。だって責任は俺がとるという人がいたら、みんな質のいい仕事をするから。(p228)

     成長ばんばんでもなく、橋下主義でもない、考え方のモデル。
     

  • ラジオというメディアを「辺境」と捉えると、死に体と思われていてものが別の輝きを見せてくる。ローコストであるからこそ、余計なしがらみもなくいいたいことが言える。時間も自由に使える。その「生命力」の強さを遺憾なく発揮したラジオ放送からの書き起こし。無駄話のような気楽さから一気に、あるいは知らず知らずのうちに物事の本質を捉えた滋養に富んだ話が始まり、引き込まれていく。楽しい時間が過ごせます。

  • 暗いときに判断はしてはいけないということー。

  • 本書は、毎日放送ラジオで放送された番組の内容を元に、加筆・修正を施して再構成したものです。

  • 第五回から

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00182413

  • 1/5読了

  • 12/09/20。ポッドキャストと若干違う。

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著者プロフィール

1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。神戸女学院大学を2011年3月に退官、同大学名誉教授。専門はフランス現代思想、武道論、教育論、映画論など。著書に、『街場の教育論』『増補版 街場の中国論』『街場の文体論』『街場の戦争論』『日本習合論』(以上、ミシマ社)、『私家版・ユダヤ文化論』『日本辺境論』など多数。現在、神戸市で武道と哲学のための学塾「凱風館」を主宰している。

「2023年 『日本宗教のクセ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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