- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784907725808
作品紹介・あらすじ
自閉症の人と一緒に社会に生きて一緒に仕事をする。一般社会人である私たちにもできる発達障害者支援とは?自閉症の人たちと仕事をしてきた編集者が十年という時間の中で気づいたこと。
感想・レビュー・書評
-
花風社の本を、既に5.6冊読んでいるので、あまり目新しいことは書いてないのですが。仕事をする仲間として自閉っ子に出会った著者の、時系列に沿ったエピソードの紹介は、とても腑に落ちて、よくわかります。
今の日本に高機能性自閉症者を養う力はない。一緒に働けるよう支援しようというのは、きわめてまっとうな主張だと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世界の切り取り方が「一対一対応」で「先着一名様」というのが、あるあるすぎる。修正するのに多大なエネルギーを要するのよね。『自閉っ子シリーズ』でそれを知ってからは大分マシになったけど。父親が商売をしてたおかげで「金儲け=悪」という刷り込みはされずに済んで良かった。「誰とでも仲良く」の呪いは強力やったなぁ。友達100人作らなあかんのに、いじめっ子と仲良くできない自分は悪い子やと思ってた。人見知りを克服しようと趣味のグループに飛び込んでいって、途方に暮れて、持て余されたりもした。懐かしい。
-
かっこいい。
読みながら、私の脳みそはぴきーんぴきーんとつながっていく感じがしました。
読みながら、背中を押されてる感じがしました。
読みながら、私もまだまだやれる、がんばれる、かなと思いました。
またへこむときもきっとくる。
そうしたら「私の想像力はあてにならない」と、違うベクトルへ気持ちが向かうようにしたい。
ひさびさに、付箋をつけながら読みました。
この本そのまま、脳みそに入れたいと思いました。