サラとソロモン ― 少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣
- ナチュラルスピリット (2005年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784931449763
感想・レビュー・書評
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方々でこの本の噂を聞きつけ、本屋さんで出逢えたので購入。
今までに読んだ引き寄せ系?の本の中で、群を抜いて素晴らしい一冊でした。
物語を通して学んでいく、というスタイルは万人向きではないかもしれませんが、古くはグリム童話やアンデルセン、イソップなんかでも使われた手法。ということは、もともと、人間向きなのかもしれません。
ひとは、他人のことだったらとても客観的に褒めたり批判したりできるくせに、こと自分の問題になると、急にそのバランスを崩します。必要以上に自分を責めたり、はたまた叱咤激励もせずに甘やかしてしまったり。だからこそ、文中に「あなた」と直接語りかけてくるものでは、主観的にならざるをえず、その結果、またしてもバランスを崩してしまうのかもしれません。
本の中に出てくるサラが小さな女の子、というのも重要なのではないかと。子供ならばなんの問題もなく持てるもの、というのが確実に存在すると思います。まあ、それも思い込みなのではとも思いますが。大人になったんだから、こんなことを聞いては馬鹿にされるのでは?なんて恐怖は、きっと誰しもが経験していると想像します。だからこそ、小さなサラが抱く疑問は、大多数のひとが心中密かに「私も気になっていた!」と興奮できるようなもので、それに答えを返してくれるのも、大人ではなくフクロウ。
読み進めていくうちに、どんどんとソロモンのことを好きになっていく自分に気がつきました。サラが「私、ソロモンが大好き!」と言うたびに、「僕もサラのことが大好きだよ」と応えてくれるソロモン。真理は、私たちが想像する以上にシンプルなのだろうな、と感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
引き寄せの法則を元にした物語です。
引き寄せの本は何冊か読みましたが、
この本は物語がかわいいし、すーと入ってきました。
難しいことではなく、シンプルなことなんだなって理解できました。
いい気分でいることを普段から意識していましたが、これでよかったんだなと思えて嬉しかったです。
この本はオススメです。 -
この本を読むこと自体が引き寄せの本質。
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物事の受け取り方を変えるといい事があるという本。
引き寄せの法則的な。
何事もポジティブに受け取り続ければ自分も変わり、周りも変えられる。 -
若干の突っ込みどころはあるけど、とても良い本だった。
中学校の時の私に読ませたい(たぶん理解できないと思うけど…)
自分の幸せは、第三者の行動如何にあるのではなく、自分の中だけにあるのだと。 -
「引き寄せの法則」が日本でブームになる前に翻訳された物語。個人的には『引き寄せの法則』、『ザ・シークレット』よりも理解しやすく、何より物語として凄く感銘を受けた。本書と『星の王子様』の2冊は、そのうち子どもに読み聞かせてあげたいなと思う。
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とてもよかった。訳本くさい変な言い回しもなく、すごくスムーズに本の世界に入っていけた。私は、この挿絵も好き。子供の頃に読んだ外国の本(子供が主人公)どれかわすれたけど、それを思い出す感じで、とてもわくわくする。どこか遠い外国の話って感じで。このイラストはきっとオリジナル?これであとの2冊もいってほしかったな。
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君が望んでいることは何かについて考えること、そして、なぜそれを望んでいるのかを考えることを練習してほしい。(p63)
欲しいものについて考え続けて、<それがどういう感じがするかという実感>を見つけなければならない。いい気持ちがしてくるまで、自分が欲しいものは何か、自分に話し続けるんだ。(p74)
「何がなんでも、<幸せの流れ>に向かって<心の扉>を開けたままにしておこう」(p121)
素晴らしい<幸せの流れ>につながるために味わい愛でる。(p133)
「すべてはいつも、うまくいっている」(p157)
今、自分が何を感じているかに注意を向けて、良い気持ちがする考えを選ぶ。(p221) -
ザ・シークレットを読む前にこれを読むと、全体的な概念が理解できると思う。