トリツカレ男

  • ビリケン出版
3.76
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本棚登録 : 574
感想 : 137
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  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784939029165

感想・レビュー・書評

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  • 愛すべきジュゼッペ。何かにとりつかれて生きる彼が、恋をした。コミカルだけど、切ない。

  • 童話のような話
    寒い冬にひとつひとつ
    ぼんやりした心で
    読むといいと思う。

  • トリツカレ男のジュゼッペ、彼の一途さがどうしようもなく愛しい。  09/12/2006

  • やっぱり胸の奥がしんとするような、でもほんのり暖かくなるような、切ないけど愛しい物語。

  • なにかや誰かをただ真っ直ぐに想うことの素晴しさ。文体も可愛くて好き。<Br>
    ジュゼッペの、ぴょんぴょんのぴょーん!という三段跳びの音に合わせるかのように、あっという間にあっちの世界に惹きこまれた。まるでトリツカレたように。<Br>

  • 居酒屋でほっこり系が流行るんやったら本やってほっこリいけるやろ!!
    真っ直ぐであったかくてまぁるい雰囲気がそのまま伝わってくるんです。気ぃついたら笑顔で涙ぽろぽろしてましたが何か?笑

  • こんなに切なくて、暖かい本があるんですね。ハツカネズミが素晴らしいです!いつもはひねくれてるのに、ジュゼッペのためならあんな事やこんな事まで。ネズミもジュゼッペにトリツカレてたのでしょうね。そして、心に残る名言!かっこ良すぎデス。また、ジュゼッペのペチカへのトリツカレかたは必読です。切なすぎます。・・できるものなら真似したいですね(笑)。読んだ後に、なんとしても誰かに読ませたいと思った一冊でした。

  • オペラだったり三段跳びだったり、サングラス集めだったり。一つのことにどうしようもなくとりつかれてしまうジュゼッ
    ペが風船売りの少女に恋をした。ユーモラスだけど哀しくて登場人物が大好きになる、いしいワールドはおすすめです!

  • いしいしんじにしては短いと感じさせる物語で、一気に読ませる勢いが気持ちイイ。色々なものに「トリツカレ」てしまう男・ジュゼッペが、生身の女の子・ペチカに「トリツカレ」てしまう。いしい作品には珍しい、分かりやすい正統派(?)のラヴ・ストーリー。でもやはり、そう簡単にはハッピーエンドに至らない。ジュゼッペのペチカへの想いは、痛々しいくらい真っすぐで、ペチカの本当の笑顔を見るために「いいのか、そんなんで!?」という行動に出ます。あぁ。。あのまま死ななくてホントーにヨカッタ。 (^^;)「ぶらんこ乗り」と共に、いしい初心者入門編としてオススメ。装丁も中のイラストも、とってもステキです。

  • いしいしんじさんの本は、本当にどれも素敵です...
    左!左!右!
    ホップステップジャンプ!と、トリツカレ男、ことジュゼッペに明日からまた頑張れる力をもらう気がします。

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著者プロフィール

いしい しんじ:作家。1966年、大阪生まれ。京都大学文学部卒業。94年『アムステルダムの犬』でデビュー。2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲二文学賞、12年『ある一日』で織田作之助賞、16年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞。そのほか『トリツカレ男』『ぶらんこ乗り』『ポーの話』『海と山のピアノ』『げんじものがたり』など著書多数。趣味はレコード、蓄音機、歌舞伎、茶道、落語。

「2024年 『マリアさま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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