グッバイ、レーニン! [DVD]

監督 : ヴォルフガング・ベッカー 
出演 : ダニエル・ブリュール  カトリーン・サーズ  チュルバン・ハマートヴァ 
  • グラッソ(GRASSOC)
3.68
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  • (315)
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  • (29)
  • (5)
本棚登録 : 1388
感想 : 261
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4949478460045

感想・レビュー・書評

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  • 確かに、みなさん書いているように。
    社会背景がっつりって感じです。

    西ドイツと東ドイツ統合の時代の、まさにその合間に、家族を取り巻く話。

    ただ、自分としてはあんまり気楽には見れなかったな。
    カルチャーや価値観をがさっと変えることは容易じゃない。
    まして、違う国だと思っていた人々の間には、
    それぞれに“思いやり”が無いと、それこそ最初のうちは上手くいきっこない。

    そんな状況化で、時代に取り残されることも、ある種の不幸だと思う。
    同じ時間を共有し、同じことで悩み、苦しみ。それを一緒に乗り越えて解決していく。
    そういう時間を共有できることが、幸福なのではないかと思う。

    ありのままを受入れるということも、人間には与えられたスキルだと思うから。
    と同時に、有るべき姿を描けるのも、人間のスキルだと思うんだ。

  • おもしろかったす。 東西ドイツ統合、時代の変化、影響を受ける若者、失われるものと守りたいもの、家族、自由。そんなことをセンスある映像で伝えてくれた。 映画で知る。

  • モティーフ音楽がアメリと同じ?

  • 素敵な映画だったなー。という気持ちでいっぱい。
    コメディとシリアスのバランスがとてもよくて、
    じんわりきつつも笑えるところがよかったです。
    主人公の母への愛が、いろんなかたちで見えたところもよかった。
    ついついピクルスの瓶を気にしてしまうところとか。
    それとララがすごいかわいかった。
    ラストあたりの花火がとてもきれいだった。古いカラー写真のよう。
    無知なわたしの歴史の勉強にもなりました。

  • 映画レビュー4本目。

    友人に勧められて、観てみました。

    扱うテーマ自体は「東西ドイツ統一」というちょっと複雑というか重そうなテーマですが、そこをポップな演出を加えて、(親子の)愛といった切り口でうまくその題材を扱っているように思いました。

    本筋からすると、アレックスと母親を中心に話が展開しますが、
    アレックスが幼いころに西側に亡命し、時を経て父親と再開したシーンが印象的です。
    本物の親子のはずなのに、そこに生まれるであろうぎこちなさが、二人の演技、間の取り方などでうまく作りだされていました。

    この作品に監督、ヴォルフガング・ベッカーは戦後50年代の生まれで、ドイツの良きも悪きも観てきたのでしょうか。
    アレックスとクリスティーナの間の「愛」にもちろん感動はしました。観終わったときの、なんとも言えない感覚が残るのは、良い映画の証です。

    ただ、アレックスが奔走している後ろでは、社会主義の転換に順応できない大人たちが、不満を大声で叫んでいます。でも、その叫びはどこにも届きません。
    アレックス自身も、保守的な社会主義者であるクリスティーナのもとで育った反動からか、当初は反社会主義運動に身を投じていましたが、
    東西統一後に加速する資本主義社会の中で、時間の止まった母親のいる部屋だけが僕の休むことのできる場所だったというような語りがあります。


    「優しい嘘を通した親子愛」を描く後ろでは、「資本主義の暴力性」に対して、警笛を鳴らしているようにも思えました。
    資本主義の陰で、たとえばアレックスが子供のころに憧れた宙飛行士は東西統一により職を失い、タクシーの運転手となって、彼の前に現れます。アレックス少年の夢は、奪われてしまったのです。

    最後のシーン、クリスティーナの遺灰をロケットで飛ばすシーンが社会主義との決別を表象しているように思いました。

  • 息子と母親の愛情に満ちた嘘の話
    時代の移り変わりの儚さを感じる

  • 「優しい嘘」とはまさにこのこと。

  • ちょっとやりすぎてるくらいの優しい嘘があたたかい。そして東ドイツへのイメージも変わった。

  • これ好きな人周りに多いんだけど、やっぱり時代も国も超えてしまう普遍的な感情が湧き出てくる作品だと思う。

  • 優しい嘘で一生懸命な主人公に心があったまりました。

    東ドイツの家具や食品のパッケージもステキ!!!
    空色のトラバントもかわいい~~~

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