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- / ISBN・EAN: 4988113757317
感想・レビュー・書評
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3人いた兄を全て戦場で亡くしたライアン二等兵を救出するために駆りだされた、ジョン・H・ミラー率いる8人の小隊の物語。とにかくすごいのは、冒頭20分のノルマンディー上陸作戦とクライマックスの市街戦で、映画史上に残る迫力満点の戦闘シーンは凄まじいの一言に尽きる。血がしぶき、肉が飛び散り、内蔵がこぼれ海が真っ赤に染まる一大残虐絵巻。これを見たらもう他の戦争映画はみんな嘘っぱちに見えるぜ!
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とてつもなくえぐられた。
冒頭から絶望的な上陸シーン。
どんな無茶苦茶な作戦であろうと、降り立てばそこは戦場であり、死ぬまで闘わねばならない。
いとも簡単に人は死に、大切に生きてきた10何年は一瞬で消える。
ミラー大尉のいった「気の進む作戦なんてあるか?」
これは言い得ている。誰も戦争なんてやりたくない。誰かのためにやるのでもない。ただただ、自分が胸をはって故郷へ戻ることができればいい。
本作では、前線の兵士たちの戦闘を、めちゃくちゃな臨場感をもって擬似体験した。戦争への嫌悪感を強く強く感じた。
戦争を知らない私達だけど、遠い昔のことなんて言わないでほしい。現実に戦争は起こり、この悲しみ、絶望を経験した人がたくさんいる。酷い亡くなり方をした方もたくさんいる。生きていることを何よりも幸せだと思って、大切にしないといけない。 -
押井より
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戦車怖い
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3人の息子を戦争で無くした弟を、アメリカに呼び戻す為に、任務を受けたトム・ハンクスが犠牲を
払いながら、ライアンを救出する。尊い犠牲の代償は、本人が周りに対して愛を与える事。老人になったときに後悔しない生き方をする事。 -
☆☆☆☆
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日常的な価値基準が通用しない、
強烈に悲惨な戦場において、
ひとつの命の重みとは?
多くの命が失われた結果、
生かされた命の価値とは?
ひとりひとりに名前があり、
名前の数だけ、魂がある。
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カメラワークの臨場感が重要。
血まみれの戦場を、
この目で見て、体験しているような感覚を強く残すことが、
戦争映画の重要な意味のひとつなのだろう。 -
連合国のノルマンディー上陸作戦、Sole Survivor Policyに基づくライアン一等兵救出作戦、ドイツ軍との攻防が入り組んだ話。
この3要素のバランスがうまく取れているし、人物描写も偏ることなく素晴らしい。
スナイパーがお気に入りで、是非彼の短編をつくって欲しいところ。 -
時は第二次世界大戦、連合軍のノルマンディー上陸作戦を皮切りに、ライアン(マット・デイモンさん)救出の過酷な進行が始まる。戦争のリアリティーをこれでもかと追及した作品だけあり、観ている横から弾丸が霞めて行く様な感覚に陥る事もしばしば。この映画だけではないが、戦争に行くという事は生きて帰ってくるか死んで帰ってくるかだけではなく、生きて帰ってきたとしても一生、車椅子の生活を余儀なくされる体になってしまう事も考える必要があると思う。戦争の悲惨さを感じると共に今ある生を大事にしないといけませんね。。。