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- / ISBN・EAN: 4988104040534
感想・レビュー・書評
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題材は地味だしストーリーも予想できるしで最初の方はだらだら見てたんだけど、意外にも最後まで面白く見させてもらいました。
だからって何が面白いって言われると困っちゃうんだけど、わかりやすく主人公が挫折してわかりやすく再生していく様子が、見る側の予想通りだから胸がすっとするのかもしれないです。
あと織田裕二の魅せ方のうまさもあるかな。
この人はこういう役がぴったりで裏切らないって確信できるから見やすいんですよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2009/7/17
県庁のエリート職員である野村は人事交流研修で民間企業で研修を受ける職員の一人として選出され、とあるスーパーマーケットに半年間勤務することになる。最初は野村のお役所仕事的な仕事の仕方や考え方が店員たちに受け入れられずに反発され、孤立していく。しかし、野村の教育係に任命されたパート店員の二宮との出会いで野村は少しずつ変わっていき、営業停止の危機に陥ったスーパーの改革を先導していく。
野村は最初はエリートと役人いうステレオタイプとを体現したような人物として描かれている。大プロジェクトを任され、出世のために社長令嬢と付き合い、周囲になじめない人事交流研修も出世のためと割り切る。人の気持ちを推し量るのも苦手で、スーパーでの接客もお役所仕事的。自ら高級食材弁当を企画するも、スーパーの客層が求める低価格の弁当に比べ売行きは散々。そして、物語の中盤ではプロジェクトから外され、それがもとで社長令嬢との婚約も破棄され、エリート人生という線路から転げ落ちるように脱線していく。物語の終盤で野村は、民間との人事交流研修を通して二宮からさまざまなことを学んだと語るシーンがある。それは、素直に謝ることだとか、至極当たり前のことだ。まさに社会的な常識の欠落したエリート役人というステレオタイプを投影したような人物設定である。こんな薄っぺらいストーリーでも最後まで飽きることなく見せることができるのは織田裕二の演技力ゆえか。 -
県庁のエリートが,「民間交流プロジェクト」の名のもとに,スーパーに研修に行く。
マニュアルに則って仕事をしているエリート野村には,汚いスーパーは異世界。
惣菜売場に回されるのだが,賞味期限切れの野菜を調理する・古くなった揚げ物を再び揚げ直して売りに出す…など目撃。
「これは不正だ!ちゃんとした食品を使うべき」と野村は訴える。
が、「庶民は安いものを求めているし味なんかわからないよ、こっちもいっぱいいっぱいなんだ!」だがそんなに言うなら…と,野村の案でまともな食材を使った弁当と安い弁当を作って,どちらが売れるか競争をさせられ……。
いやー、織田裕二はカッコいい。
最初,野村の「いかにも」な「役人」っぷりや、スーパーを見下している様子が面白かった!!
なんだかかなり人間くさい流れになったけど,面白かったかな。
都庁や厚労省に潜り込んだ身としては,役所の様子がリアルだったな。
まぁ「役人」っぷりは誇張されている気がするけどw
この話の好きなところは,最初は「役人」気質の野村は,スーパーでは使えないんだけど
スーパーが危機に陥ったときに,野村の「役人」的視点が役に立ったという。
「役人がだめで庶民は偉い」みたいな単純構造にならなかったところw
公務員志望の人,友成チルドレン,スーパーで働いたことのある人にはかなりおすすめ。
最後に。織田裕二は本当にかっこよかった!(笑 -
2回みた
ありきたりかなと思ってみたら
なかなか面白い
佐藤監督だからが甘く評価が入ってるかも -
最初は昇進の為に行った県民交流のスーパーでの研修
だけど、いろいろあって自分が描いてた未来を失ってからの県庁さんはかっこよかった!!
落ちすぎてもだけだけど、上がりすぎもまたよくない。バランスって難しい。
やっぱり、この映画でも『他利』って言葉が頭をよぎった。
結局、自分のためしか考えて無かったらいつまでたっても変わらないし、なんにもできない。
他人のことを考えて動いた時にはじめて一歩踏み出せるんだと実感しました。 -
映画館にて。
友達と。 -
織田裕二がはまり役です。
柴咲コウもこういうすこしヒネた役をやらせたら天下一品です。
展開にもうちょっと「間」が欲しかったかな〜?
急ぎ足だったので、1クールぐらいのTVドラマぐらいにすると
設定が細かい所まで生かされてもっとオモシロくなったかも。 -
2006年観賞
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ホワイトカラーが上なわけではなく、プルーカラーが下なわけでもない。
みんな、それぞれの環境において精一杯生きているのです。 -
NY行きの機内にて。
まぁーーーまぁーー
おもしろかったよ。
痛快って感じではなかったが・・・