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- / ISBN・EAN: 4907953025073
感想・レビュー・書評
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キリスト教に関する知識がもう少しあれば、もう少し楽しめたかなとも思う。最後にはスッキリとした気分にさせられるいい映画。
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歩く、歩くのロードムービー。
サンジャックへの巡礼の旅。
風景が綺麗だし、苦労して一緒の時間を共有した仲間が絆を深めていき、考え方、行動がかわっていく、その人の心の動きも良かった。
ハイキングに興味津々の近頃なのでタイミング的にも上手い具合にツボにはまりました。 -
ヨーロッパ放浪の雰囲気が良いです
いつか絶対にやりたいですね
サンジャック巡礼 -
サンティアゴデコンポステーラへの巡礼の道、フランスルート。
親の遺産相続をするためには、兄弟三人揃って巡礼を達成しないといけない…
金持ちワガママ兄さんと、アル中ろくでなしな弟、肝っ玉母さん(旦那は失業者。)な妹の三人のドタバタ、同行する巡礼者、ガイドとのやりとりも面白い。
何時の間にか一致団結して同じゴールを目指す姿は感動したけど、スペイン入ってからの描写が極端に少なくて、ボリュームバランスが頭デッカチ。
心理描写がユーモラス。アルモドバルの劇中劇のような、イメージ描写で、分かりやすいものから、ピンとこないものも。
なかなか色んな人の人間ドラマが詰まってて具沢山なかんじ。 -
ロードムービーは数あれどこれだけ歩く映画も少ないだろう。巡礼というお遍路みたいなシステムがあちらにもあるんですね。
遺言で歩かざるをえなくなった仲の悪い三兄弟がメインだが、他の人もしっかり描かれる。といってどこか深く描こうとはしないとこがあって物足りないような面白いようなコンセプトだ。
飲んだくれの弟を両脇から抱えるとか、隣の旅人がうるさいから泊まらせてあげるというあたりで描く程度。アメリカや日本の映画だとここでしっとりとした会話があるのだがそういうことはしない。フランス映画だと野暮はしませんというとこでしょうか。
巡礼によって子どもたちの仲がよくなると考えたお母さんの思惑どおりだ。
ロードムービーの良さが各所に出てるのだがどこかゆるい展開もフランス映画ならではで半クラッチみたいな伝達力で今一でした -
結構好きな雰囲気。
ちょっとダージリン急行思い出した。 -
(鑑賞日:2007年3月31日)
神さんが映画を見に行こうという。何を見に行くの?と聞くと、「サン・ジャックへの道」だという。新聞広告を見ると、サンティアゴ・デ・コンポステーラまでの巡礼路を歩く、と書いてあった。
「スペイン北部にキリスト教徒の巡礼の道と言うのがあります。聖ヤコブの遺骸に詣でる道です。ヤコブ(Jacob)は英語ではジェームズ、フランス語ではジャック、イタリア語ではジャコモ、ラテン語ではヤコブと呼ばれます。スペイン語ではディエゴですが聖ヤコブは、サンティアゴ(Santiago)となるようです。」
フランス映画なので、サンティアゴは、サン・ジャックになっているのです。
パウロ・コエーリョの「星の巡礼」を読み、とんぼの本の「サンティアゴ巡礼の道」を読んだ身としては、サンティアゴ巡礼の道を映像で見れるなら、と一緒に出かけてきました。
何せ、夫婦50割引が使えるので、気軽に出かけられる。実にいい制度です。
物語は、老いた母がなくなり、3人の子供に残した遺言は、遺産はすべて寄付するので、子供たちには、何も相続させない。但し、遺言執行停止の条件がある。3人そろって、サンティアゴ巡礼の道を歩きとおすこと、であった。
兄は、会社の社長。姉は、教師。弟は、ルンペン。仲は良くない。
ガイドと兄弟3名に、他の巡礼者5名、9名でのツアーが開始される。
出発地は、フランスのル・ピュイ。ここからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでは、1500キロある。雨の日も晴れの日もひたすら歩いて、2ヶ月ほどかかる。
毎日、朝から晩までひたすら歩く。自分の荷物は、自分で背負って歩く。あれこれ持って出発したけれど、自分で背負って歩くとなると、少しでも軽いほうがいいので、必需品以外は道端に捨てて先へと進む。
宿は、あらかじめの予約はできないので、いっぱいの時は、学校の教室だったり、知り合いのところだったり、たまには、豪華ホテルだったりもする。
だいぶ進んだ頃と思ったら、やっとフランスとスペインの国境だった。
ガイドから、遺言は実は、ここまででいいということだった、と告げられて、3人は、いったん帰りかけるのだが、ここまで来て終わりにはしたくないということになり、最後まで、続けることになる。
原題が“Saint Jacques…La Mecque”となっているので、la Mecqueをネットで調べてみたら、
「ラ・メック」フランス語でイスラム教の聖地の意を表し多くの人が集まり、人が一度は訪れる場所という意味もあります。
とでていました。
参加した青年の一人は、イスラム系のフランス人で、文字が読めないためにメッカへの巡礼と信じています。学校の先生から、少しずつ文字の読み方を教えてもらって、サン・ジャックに着く頃には、かなり読めるようになります。
文字が読めないという事は、社会生活でかなり不利なことです。狭山事件で、犯人にされた石川一雄さんも文字が読み書きできないため、警察にいいように扱われてしまった面もあるようです。
この映画は、現代のフランスの状況を反映した映画になっています。
見終わって悔しかったのは、字幕を読むのに気を取られて、画面に映し出される景色をゆっくり楽しむことができなかったことです。
サン・ジャック(サンティアゴ)への道
原題:Saint Jacques…La Mecque
監督・脚本:コリーヌ・セロー
出演:ミュリエル・ロバン、アルチュス・ド・パンゲルン、
ジャン=ピエール・ダルッサン、マリー・ビュネル、他
2005年 フランス映画
上映時間:108分
配給:クレスト・インターナショナル
2007年3月10日公開
上映館:シネスイッチ銀座
(2007年4月5日・記) -
すっごいよかった!最後はみんながちゃんと成長していて。
成長物語好きです(笑)
ただひたすら歩き続けるだけの映画dせすが、歩き続ける中で、みんなに絆が生まれて…みたいな。
おどけたシーンもあってすごく面白い!笑えるところは声出して笑えます!!
おすすめ~ -
一番好きな映画になった。
ひたすら、ひたすら歩く映画。
それぞれいろんなことを抱えながら。
久しぶりに映画を見ながら涙を流しました。
なんていうか、私もただただ歩き続けたいなって思った。
何か壁に突き当たったらこの映画をみることにしよう。