キッズ・リターン [DVD]

監督 : 北野武 
出演 : 金子賢  安藤政信  森本レオ  丘みつ子  北京ゲンジ 
  • バンダイビジュアル
4.02
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569630872

感想・レビュー・書評

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  • 初めて観た北野映画。かなり苦手なタイプの映画。これ以降、北野映画に苦手意識が出来てしまって、彼の映画は避けるようになってしまった。いつか克服したいな、この苦手意識。日本人なのに北野映画知らないの!?とか何回か言われちゃったし。

  • 主人公?がほとんど喋らないけどとても純粋な子なんだなぁと思った

    才能はあったけど友達と一緒にいたかっただけ?

    だからお酒飲むことにしたのかな とか

    悪いくせのある人(友人)のことを理解したかったのかなとか

    色々あったけど最後、昔みたいに二人で笑えて、ボクシングで上に行くよりも幸せそうに見えた。よかった

    久石譲さんの音楽がせつない~

  • 音楽が良過ぎて驚いた。大人に振り回される子供の話。

  • 10後半〜20代前半に観るべき映画!

  • (1996年作品)

  • キッズリターン、はじまりの久石譲のキッズリターンが、これから!という雰囲気が出ててよかったです。
    ボクサーの林の強いやつは強いし、弱いやつは酒やめても弱い。あぁ、なんかこういうのあるよなぁと。
    みんな、全然自分勝手じゃなくて優しい。だからフラフラしてる。
    まーちゃんのシンジへの優しさもよかったなぁ。シンジが慕って、たまに敬語なのとかもよかったなぁ。タクシーの運転手になった彼も、よかったなぁ、一気に大人になった。ピンとしたものはあるけれど、優しくてとても良い映画でした。

  • 高校生悪ガキコンビの挑戦と挫折を描いた青春映画。主演は、本作でデビューし、キネマ旬報新人男優賞をはじめ各映画賞で新人賞を総ナメにした安藤政信と金子賢。96年度キネマ旬報ベストテン第2位。

  • これぞドラマという物を観た。良い映画だと思う。

    社会のしがらみの中に純粋なものを持ち込むとエラい目にあう。
    それしか出来ない若者2人。

    それを取り巻く青年達。それぞれが月日を重ね、努力し、潰され、失敗していく様子。
    最後の2人の兼ね合いが全てを物語っていて、2人の表情に救われる。

    結局ビートたけしが言いたいことは、馬鹿な方が面白く。
    若い奴はもっと失敗を頑張れ。馬鹿だから笑ってられる。ということ。

    この映画に救われる人は少なくない。

  • 子役って、ホントにすごい。最後の試合の時のとか、わかりやすいくらいの才能がある。

  • 生きる男たちの群像劇。

  • あれもう殆ど覚えてない。

  • 日蔭と日蔭、重ねてより深い日陰ができる。
    でも太陽がなければ日蔭はないわけで。
    けだるい陽の光と、始まりと終わり。そして始まり。

    マーちゃんとシンジは、どんな最後をむかえるのだろうか。

  • 久石さんのエンディングがかっこいいです。

  • 人は才能だけでは成功できない。努力が伴わなければ、失敗する。だけど、成功をあきらめなければ、またチャンスはやってくる。

    社会から落ちぶれた二人が最後に語るメッセージは希望に聞こえるかもしれないけど、もともと才能がない者にとっては残酷でもある。

    後者をテーマにすれば、北野武作品「アキレスと亀」が本作の続編になるのだろう。

  •  北野武の若者の青春を描いた映画。
     まさるとしんじは落ちこぼれ高校生。授業妨害やらかつあげやらをやって、毎日好き勝手に生きる。ある日、かつあげの復讐のためによばれたボクサーにボコされたことから2人はボクシングジムに入る。二人はそれまでの生活を改め、毎日練習に明け暮れる。だが、まさるよりもしんじの方がうまいこともあり、まさるはジムを辞めてヤクザへ、しんじはボクシングの道を進むことになる。
     二人とも順当にそれぞれの道を進むが、まさるは組から疎まれ殺されかけ、しんじは先輩に才能をつぶされ、中途半端に終わる。
     最後に高校の校庭で出会った二人。
    「まーちゃん、俺たちもう終わっちゃったのかな?」
    「ばかやろう。まだ始まっちゃいねーよ。」
    話のあらすじはこんな感じ。


    メインストーリーはまさるとしんじの物語だったが、高校卒業後、お笑いを目指す同級生二人や会社→タクシー運転手になった同級生もサブストーリーの物語として描かれている点も面白かった。

     中途半端な精神で道を進むことがどれだけ弱いことか、残酷なことかを感じた。それはもちろん、本人達がどうであろうが、学校の雰囲気、町の雰囲気は変わらない。どんな状況だろうがまた同じ日常がやってくる。だから「まだ始まっちゃいねーよ」なのだろう。ただし、タクシーの子みたいに死んだら終わりなのだけれども。そういったことも感じた。

  • 若いからこその栄光と挫折が、なんだか身に染みる。

  • 最後のシーンの2人のやり取りに救われる。

  • 「」


    高校時代の同級生だったシンジとマサルは、ある日、偶然再会し、バカなことばかりにエネルギーを費やしていた昔のことを想い返した。
    18歳の秋、シンジとマサルはいつもつるんで行動し、学校をサボってはやりたいことだけを楽しむ毎日を送っていた。
    ある夜、ヤクザに絡まれたシンジとマサルは、それを咎めた組長の迫力に素直に感動を覚える。
    そんなころ、以前にカツアゲした高校生が助っ人に呼んだボクサーにのされてしまったマサルは、自尊心をひどく傷つけられ、自分もボクシングを始めるのだった。酒もタバコもすっぱりやめたマサルは、毎日ジムに通って練習に励んだ。そんなマサルに連れられてジムを訪れたシンジも、なりゆきからジムに入門することになった。
    ところが、遊び半分の初めてのスパーリングで、マサルに鮮やかなカウンターを浴びせたシンジは、筋の良さをジムの会長に認められ、本格的にプロを目指すことになる。面白くないマサルはジムをやめ、あの時出会った組長のもと、ヤクザの世界に足を踏み入れてしまった。マサルは学校にも来なくなり、シンジは気まずい思いを抱いたまま、互いに顔を合わせることもなくなって、それぞれの日々が過ぎていった。
    高校を卒業したシンジは、いよいよプロボクサーとしてデビューし、着実にその才能を伸ばしていた。マサルは組のいざこざを利用して、今では子分をかかえてシマを任されるまでにのし上がっている。
    ある日、マサルがシンジを訪ねてジムにやってきた。
    ふたりは、お互いにそれぞれの世界でトップに立った時にまた会おうと約束する。しかし、敵対する組のヒットマンに組長を撃たれたマサルは、組同士の利害を考えて事を荒立てようとしない親分に楯突いて、厳しい制裁を受けた。シンジは先輩ボクサーのハヤシに悪習を吹き込まれて体調を乱し、大事な試合に惨敗する。ともに苦い挫折を迎えたふたりは、それぞれの世界から身を引くのだった。
    シンジとマサルは久しぶりに高校を訪れ、自転車にふたり乗りしながらグランドを走っていた。
    「俺たちもう終わっちゃったのかなあ」と尋ねるシンジに、マサルは「バカヤロウ、まだ、始まっちゃいねえよ」と答える。

  • 挫折や栄光を描いた青春映画。地味ながらも努力し続ける人が最後には勝つというの本作品の一番のメッセージ。挫折や失敗を多く描き、自律的に生きること、まじめに生きることの重要性が強調されている。

    どう生きるべきか、生活していくべきか考えている現在、この作品に出会えたことはいい刺激になった。もういちど高校時代を振り返り、あの時の習慣を取り入れていこう。

    ラストシーンの「これからが始まりだよ」という言葉は、暗く終わりそうであった作品を一気に明るい形に纏め上げており、青春映画にふさわしいエンディングであった。

  • 何度も観た!
    男に生まれたかったと思った映画。
    青春だ!
    音楽も切なくさいこーーー

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著者プロフィール

ビートたけし。1947年、東京都足立区生まれ。72年ツービート結成。89年『その男、凶暴につき』で映画監督デビュー。97年『HANA-BI』でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。著書多数。

「2020年 『浅草迄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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