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- / ISBN・EAN: 4988135713940
感想・レビュー・書評
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主演はいちおうディカプリオなんでしょうが、なんといってもラッセル・クロウ演じるCIAの監督官がめちゃくちゃイヤな野郎で、そこがいい。リドリー・スコットはラッセル・クロウに仕事をオファーするときに「20キロ太ってくれ」と言ったそうだが、そんな太鼓腹男が偉そうにしているから観客は「こいつはクソだぜ!」と思うわけで、監督の思うつぼだ。ディカプリオは腕利きスパイでアラビア語もペラペラしゃべれるという設定。たしかに彼は髪を黒く染めればアラブ人にも見える。だが、愛する女性を救うために自分の身を捨てる、というあたりはちょっと感傷的過ぎるんじゃないだろうか。少なくとも、もうちょっとそこに葛藤があってもよかったとは思う。そうそう、ヨルダン情報機関のトップの人がめっちゃかっこよかった。スリムで、背広の着こなしが最高によかった(ラッセル・クロウのブタ体型&カジュアルウェアと好対照)
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(Amazonより)
世界を救おうとする2人の男。CIA工作員のロジャー・フェリス(ディカプリオ)と、彼の上司であるベテラン局員、エド・ホフマン(クロウ)。
フェリスは、世界中の情報網の中枢に潜入し、現場を知らない上司にキレながらも、命を張って働く男。一方のホフマンは、平和な自宅や安全な本部から電話一本で命令し、部下の意見は無視する冷酷な男だ。
そんな生き方も考え方も違う2人の目的はひとつ。地球規模の爆破事件のリーダーを捕まえること。
足跡すら残さない正体不明の犯人をおびき出せるのは、「世界一の嘘」しかない。フェリスとホフマン、そして他国の諜報部の、息もつけない頭脳戦が始まった!
果たして世界を救うのは、いったい誰のどんな嘘か--?
フェリスの上司・ホフマンには本当にイライラさせられました。なんなんだあの上司は...
フェリスが拷問され 指を潰されるシーンは思わず目を背けてしまいました。
きっと今は映画のようにワンポイントで監視が可能なのでしょうね...
中東って本当にあんな感じなのでしょうか?映画でしか知ることが出来ませんが 日本がいかに安心して歩ける国なのか...危機感が無さ過ぎのような気もしますが... -
別途
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リドリー・スコット監督、ディカプリオとラッセル・クロウという顔ぶれにしては内容が地味。
『ワールド・オブ・ライズ』(Body of Lies)は、デヴィッド・イグネイシャスの小説、及びそれを原作とした2008年米映画。
ストーリー:
世界中を飛び回り、死と隣り合わせの危険な任務に身を削るCIAの工作員フェリス。一方、彼の上司はもっぱらアメリカの本部や自宅など平和で安全な場所から、現場にいる人間を顧みず冷徹な指示を送るベテランCIA幹部ホフマン。そんな生き方も考え方も全く異なる彼らは、多くの死者を出し続ける国際的テロ組織リーダーのアル・サリームを捕獲するという重要任務にあたっていた。しかし、反りの合わない2人は、フェリスがイラクで接触した情報提供者であるニザールをめぐる意見でも対立する。
ホフマンの指示に逆らえずニザールを泳がせていたフェリスだが、自身の身元が漏れる危険に陥り、やむなく彼を射殺する。その結果銃撃戦に巻き込まれてしまい、情報は入手したものの、相方のバッサームは死亡しフェリスも重傷を負う。
やがて、瀕死の状態から立ち直ったフェリスに、ホフマンは淡々と次の指令を出すのだった。ニザールの資料から、アル・サリーム関係者の隠れ家が発覚したのだった。強引かつ非情なホフマンに不満を募らせながら、次なる目的地ヨルダンへ向かう。
フェリスは、ヨルダン情報局の責任者であるハニに協力を仰ぐのだった。信頼関係を築いた彼らだったが、ホフマンの工作によってその友情も壊れてしまう。怒りを覚えたフェリスは、ホフマンに逆らい単独でサリームを追う。
非情で冷酷な世界に嫌気がさしていたフェリスは、治療に訪れた病院で看護師アイシャと出会い、思いを寄せるようになっていく。ところが、アイシャが誘拐される。罠だと知りつつも、指定された場所へ訪れるフェリス。アル・サリームのアジトに連れ去られ拷問を受ける。その、絶体絶命の窮地を救ったのはハニだった。
やがてホフマンと再会したフェリスは、提案された好待遇での昇進と帰国を断る。安全な所で中東を他国だと冷徹に対応するホフマンのやり方こそが対立がなくならない理由だと述べて、CIAを離れ中東に生きる決意を語る。優秀なフェリスを諦めきれないホフマンは、その姿を衛星監視システムで見守るのだが、アイシャの元に訪れるのを見て、監視を外すのだった。(ウィキペディア) -
原作小説があるので筋はしっかりしている感じがした。が、最後の拷問の指は映さなくてもよかったのでは。
原作者のデヴィッド・イグネイシャスはワシントン・ポスト紙のコラムニストと検索で出てくる。中東情勢には詳しい人のようだ。
2008
2018.7.28レンタル -
中東で活動するCIA工作員の物語。
オシャレでカッコよくて、冷徹だが仁義を理解するマーク・ストロング演じるヨルダン情報局のハニと、アメリカのためなら無実の外国人の犠牲も意に介さないステレオタイプなCIA上司の2人の間で利用され、翻弄される現地工作員。
諜報の世界の無情さも伝わってくるが、テロとの戦いはあくまで背景で本筋は、現場と管理する側とのギャップの話。
指を潰されるのがとても痛そう。
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CIA工作員(レオナルド・ディカプリオ)とその冷酷な上司(ラッセル・クロウ)が、テロ組織に挑むアクションサスペンス。主演二人の好対照な演技と、全編を通じた緊迫感の演出が非常に巧みで最後まで飽きさせない。惜しむらくはラストシーンに込められたメッセージが中途半端な感はある。ダレない長さに全編を納めるためには仕方がないのかもしれないが、感情的な伏線が足りないせいか。個人的に最も気に入ったキャラはヨルダン情報局幹部を演じた Mark Strong 。彼の冷徹なキレ者っぷりは非常に格好良かった。
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ディカプリオ、って感じです。
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中東でのCIAの話。
この上司がムカつくんだ。
非常にリアルな描き方。 -
流石リドリースコット。外れなし。
ラッセル・クロウがいい。歳を重ねてから更に良くなった。
ディカプリオはキムタクみたいだな。何の役をやらせてもディカプリオにしか見えない。演技はうまいけど役者に向いていないと思うな。 -
ラッセルクロウがイマイチだったわー
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字幕: 松浦美奈
ディカプリオは相変わらず、面白い作品を選んでいる。宣伝文句で受けた印象ほどにはラッセル・クロウに存在感がなかった気がするけど。
ロケーションはあちこち動くものの、ストーリー自体は分かりやすく、無駄もなかった…と思う。原作が良い、ということなのだろうか。(読んでないけど。) いや、やっぱり監督の腕なんだろうか。
何度か出てくる砂漠のシーンなど、ロング・ショットが美しかった…のも、やはり監督の腕なんだろうか。
余談だけど、ここでO・アイザックやG・ファラハニを観るとは思わなかったので、ちょっと得した気分。
気持ちとしては★3.5。 -
面白かった。
デカプリオにはずれなしだね。
リドリー・スコットなんだね。 -
中東で危険に身をさらすCIA工作員と安全なオフィスや自宅から指示を送る彼の上司を描く。
ピーター・シンガーが「ロボット兵士の戦争」で書いていたような自宅と戦場がネットでつながっている現在のスパイ。
当然、現地組とオフィス組の温度差は大きくなる。ちょっと面白いのは現場の判断が必ずしもいいとは限らないように描いているところか。 -
ひゃっはー!このレオ様めっちゃ素敵だった!
ややこしくて重い話かと思ったら、映画っぽさがしっかりあるし、ガッツリレオ様堪能できる話でしたわ。
それに、マーク・ストロングも!
マークってばイギリス人なのに!
すんごい素敵でしたわ!
そして、ラッセルムカつくー!キー!ムカつく! -
監督 リドリー・スコット
音楽 マルク・ストライテンフェルト
レオナルド・ディカプリオ ラッセル・クロウ マーク・ストロング -
ディカプリオ。
若い頃より今の方が好きかも。
たった、それだけが、判明した映画。 -
リドリー・スコット監督で、対テロ戦争を行なっているアメリカとイスラム世界の話。
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どれぐらいリアリティがあるのかわからないけど、自分がどれだけ恵まれた国に住んでいるのかよくわかる。
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通信衛星や無人兵器の発達により司令官は戦場にいる必要がなくなった。そんな現代における「戦争」の変容は、すでにリドリー・スコットは「ブラックホーク・ダウン」でも描いています。しかしここで描かれるCIAの長官(ラッセルクロウ)は凄い。本部で衛星画像を見ているならまだしも、時には子どもの送り迎えをしながら携帯電話で部下に理不尽な命令を飛ばす。たぶんに誇張が含まれているとはいえ、これじゃ「現場の苦労も知らないで」とディカプリオがぶちきれるのは無理ありません。
911以降の中東を舞台にしたスパイ映画なのですが、そんな「現場労働者残酷物語」としてこの映画を見るのが正解でしょう。自分も年を重ねたせいか、ラッセル・クロウの立場も少しわかっちゃう部分があるんですけど。まぁこういう上司にはならないように努めようw
ディカプリオは渋みのあるいい男になったとつくづく思いますが、どうも力みすぎてて暑苦しい。トム・クルーズ化はよくないぞ。 -
( ^_^) Ridley Scott監督作。
中東のスパイ・テロリストもの。ストーリーはフィクションだがなかなか面白い。ただ中東問題は現在進行形だけにちょっと微妙な感覚。映像、演出がリアルで作品としては良い。
主演のLeonardo DiCaprioはCIAの諜報員を熱演、Russell Croweは憎まれ役の演技が好印象(最近好感度アップ)。 あまり知らなかったMark StrongはAndy Garcia似でシブい。 -
タイトルからして壮絶にネタバレ臭のする社会派サスペンス。何気に中年レオ様の出演作は好きです。CIAの工作員として中東に潜入するうち、段々とそこで生きる人々へ愛着が沸き、感情移入してしまうロジャーと、アメリカで家族と気楽な日常を過ごしながらも冷徹に指示を下すエド。ふたりの性格の違いがそのままヨルダンとアメリカの文化の違いに対比させられています。作品背景も含めて見応えはありますが、ヨルダン=純粋、アメリカ=横暴といった図式は、これはこれで単純化されすぎているような。ロジャーが恋に落ちる経緯もちょっと軽すぎてどの程度本気なのか伝わってき難かったです。
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邦題は「ワールド・オブ・ライズ」。エンドロールを見るまで、あれがラッセル・クロウだとは全く思っていなかった。メガネのせいか。ディカプリオの出ている映画は本当にハズレがない。本当に本当に。どんどんいい役者になっているのもいい。そして、リドリー・スコットらしいなぁっていう感じもして、いい。(10/8/3)
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まあまあです。
CIAのこれでもか これでもか のハイテクは抑え気味にして、人対人に絞っているのがいい。
静かな緊迫感が最後まで魅せてくれます。
脚本も重要だけど、俳優もやっぱり重要だと思わせる映画でした。
ディカプリオ、ラッセルクロウ、マーク・ストロングよかった。