ノルウェイの森 【スペシャル・エディション2枚組】 [DVD]
- ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2011年6月21日発売)
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4547462076601
感想・レビュー・書評
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映像がキレイだったのでDVDではなく映画館でみても良かったなぁと後悔しました。(森の緑と冬の雪の白さ…色彩がキレイ)
キズキ(高良ケンゴ)君はセリフなしなのが…演技が下手だったの?個人的には顔が好みだったのに。
永沢さんは原作のイメージに一番近かったです。
省略しているので原作を読まず映画を見ると話が分からないんじゃないかと思います。(私の母は「レイコさんって10年もこの病院にいるって頭おかしいんじゃない?」といっていたので。レイコさんの過去は語られてないからね)
ビートルズの「ノルウェーの森」はどこで流れるんだろうと思いましたが、エンドロールに流れるだけなんですね。 -
原作未読なんですけど嫁さんが借りてきたので「理解できないだろうな。。」ってスタンスで観ましたが、うーん、あまり理解出来なかったかな。
適当に思った事を羅列していくと
セックスの時に女性が不自然なくらい上着脱がない
凛子こええ(良い意味で)
直子と生活してた音楽の先生はなんでセックスする必要があったのか良くわからん
音楽はジョニーでしたっけ?良かったです
ワタナベくん、ラストで棺桶に片足突っ込んだと思ったけど「遠ざかった」?とかそんな事言ってたけど、どういうこと?
先輩カップルの件、いらなかったんじゃないかなー -
菊地凛子がどう見ても20歳に見えない。
水原希子に女優をやらせてはならない(すごく可愛いし、小鹿ちゃんなビジュアルもあってたけど…)
セックスしすぎ。
つまらないし長いしでがっかりした… -
なにせ原作を読んだのは、
20年以上前に1度だけなので、
原作と比べる・・・ということではなく、
映画『ノルウェイの森』として考えてみると、
そんなに悪い映画じゃないと思います。
松山ケンイチ、斜めとか横からの顔がすきですね。
鼻から、上唇へのラインがきれい。
この役にも、雰囲気がよくあっているような。
菊地凛子、なんだか出演作を選ぶのが、
大変そうな感じになってきましたね。
いっそのこと、すごーくくだらないテレビの連ドラとか、
一度出ちゃったらいいんじゃないでしょうか。
そんなに好きな女優さんではないけど、
「すごいな」と思う表情を、ときどきします。
水原希子、滑舌悪すぎ・・・。
何言ってるのか、よく聞き取れないところが多々。
演技という段階でもない、演技ですが、
それが緑という役にはあってたかも。
ラッキーだったけど、次は難しいでしょうねぇ。
映画全体の雰囲気は、すきです。
トラン・アン・ユン監督作品らしい、
静かさと色あいと画面の美しさがあります。
原作のことを考えず、
トラン・アン・ユン監督作品と考えれば、
いい映画だと思います。 -
音楽や映像は結構自分好みで、原作の雰囲気をいい感じであらわしているとは思ったのだけど
根本的なこといって申し訳ないが、やはり村上作品のいいところは映画で出すのは難しいと感じた。
あと脇役エピソードがある程度省略されるのは仕方ないけど、レイコさんのくだりぐらいはちゃんとやってほしかったな。
あれではただの欲求不満のお姉さんです。 -
BGMがとてもよかった。
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きっと映像にしたらこういう話なんだと思うから、間違ってはいないけど、原作の方が断然いいねえ~。
原作のまま残したらしいセリフがきざったらしくって、意味深なかんじがぷんぷんするけど、でも、ワタナベってそうじゃない。
過去に失ったものを自分の中で消化できなくて足をからめとられてててもがいている、不器用でいびつな存在なんだよ。
変にナルシストのような優柔不断なような感じになっちゃってて残念。
菊地凛子の直子はすげえ。
出てきた瞬間に世界がある。もろくて繊細で危ない雰囲気がすごくリアル。 -
唯一の親友・キズキを突然の自殺で失ったワタナベは、悲しみから立ち直れないまま東京の大学で学生生活をスタートさせる。ある日、ワタナベはキズキの恋人・直子と偶然の再会を果たす。同じ喪失感を共有する2人は次第に惹かれ合っていくが、2人の関係が深まるにつれ、直子は心のバランスを崩してしまい、ついには京都の療養所に入院することに。直子と会うことも叶わないワタナベの前に、直子とは対照的に若者らしい明るさと生命力に満ちた緑が現われる。積極的な緑との交流を持ちながらも直子の状態が心配でならないワタナベ。そんな中、ようやく直子との面会が許され、京都へと向かうワタナベだったが…。
村上春樹が大好きで、原作を読み、そして映画を見ました。たしかによくできているかなという部分はありましたが、小説を読みこんでいる人から見ればこのシーンは省いてしまったらこの行動へとつながらない、キーポイントになるのに・・・、という箇所が多々ありました。ただ、時間の制約もある中ですべてを入れるには内容が多すぎるというのも分かるのでこのあたりがちょうどよいのかと、むしろ少し物足りないくらいで小説を読み返したくなるように仕上げていると思えば納得です。
少し性描写が難しかったのに作品では上手に描いているのではと感じました。村上作品で感じる表現できないような感情というか感覚は感じることができたので有意義な時間が過ごせました。 -
公開してすぐに観に行った作品です。
実は昔は村上春樹さんの作品が苦手だったのですが、いつ頃からか気になるようになっていました。
ノルウェイの森の原作を読んだのはちょうどそんな過渡期の頃で、どこか霧のような感じがつかめなくて最初はよくわからない状態でしたが、何か面白いものがあるなぁと感じていました。
この作品はそんな村上春樹さんの作品の実写化、まさかあの村上さんの作品を実際の映像にすることなんて可能なのか?という好奇心が観に行ったきっかけです。
観終わってまず思ったのは、
これはノベライズではなくて1つの作品として観るべきものだ
ということでした。
内容は確かに村上さんのノルウェイの森で、そのストーリー自体も素敵なのですが、それよりも魅力的だったのは映像です。
おそらくですが、ゴダールと黒澤さんの影響を受けているように思います。
突然の場面の変化や非現実空間/現実空間の描写、海の映像などがまさに「美しく」、印象的でした。
一面の雪景色や海などからはどこか別空間へのトリップを感じました。
キャストも良かったです。
水原希子ちゃんや菊池凛子さんなど、このハマリ具合はすごいの一言でした。
これが日本の監督でなく、ベトナムの方が監督されたということは何か考えるものもあります。
今まで見た映画の中でもトップを争うような神作。
また観たいです。