ディア・ドクター [DVD]

監督 : 西川美和 
出演 : 笑福亭鶴瓶  瑛太  余貴美子  香川照之 
  • バンダイビジュアル (2010年1月7日発売)
3.75
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感想 : 356
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569634863

感想・レビュー・書評

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  • 5年前の映画。日本アカデミー脚本賞をとっていたので、まずはシナリオを読んでから、映画を見た。
    シナリオは、わかりずらいところもあったが、「このセリフのときは、この役者はどういう顔をしているのだろう」と思わせるシーンが多く、映画を観たくなった。あと、映画のほうがシナリオを読むよりも、きっと面白いだろうと予感があった。

    良い映画だった。まずは景色。茨城県ということだけれど、電線がない景色、青々とした稲穂が美しかった。
    それから、八千草薫。シナリオと見比べて観た、というのもあるけれど、他の役者と段違いに演技がうまかった。
    あと、作者の、人の良いところへも悪いところへも投げかけられている優しい視線がよかった。

    シーンは、薬屋(香川照之)が、わざと椅子からひっくり返って「そんな感じだろ」と嫌な刑事に言うシーンがよかった。あと、余喜美子に、注射する位置を指示されるシーンは一番笑った。

  • 地方の状況ってこんなんなのかなぁって思った。

    地方だと医者いないのに、病人多かったりするのかなぁ。

    鶴瓶のマ間が、素晴らしい

  • 2014/10/29

  • 細部に散りばめられた人物描写がすごい。
    こういう生々しいすれ違いや台詞回しが好きです。
    西川監督作品は大きな感情がくる感じではなくって、じわじわと余韻がある気がする。今回も。
    手元に置いて、何度も何度も見たいタイプの作品かも。

  • 人を診る、
    人と出会うって、
    どういうことなのでしょうか。

    寄り添いたいことと、
    専門性と、
    人間観とは、
    すべて繋がらないもの?
    それでよいの?

    守りたいもののために、
    嘘をつく。
    それは、大切な人がいる人間ならば、
    みな、同じ。

  • 医療について考えられさせる作品

  • 西川美和監督、3本観た結果、「ゆれる」>「ディア・ドクター」>「夢売る2人」っていう感じ。鶴瓶の演技はさすが噺家だけあって、コミカルだし、人情味もあるし、はまり役。過去と現在が交互に語られるという手法も、人間の表と裏とを描き出していくという今回のテーマには、極めて効果的。西川監督お得意の嫌〜な感じが、そこはかとなく伝わってくる。ただ結末は、ちょっと弱過ぎる気がしたのが残念だったかな。☆3.5

  • これは観賞後考えさせられる作品です。
    無医村の村に医者がやってきてすごく親身になっていろいろ見てくれるんですが、実はやぶ医者。
    それがばれて逃げてしまったところから物語はスタートします。
    確かにやぶ医者だけど彼に救われた患者は大勢いるわけで。でも免許はない。難しいところです。ブラックジャックとはまた一味違った作品。

  • キャッチコピーは
    その嘘は、罪ですか?

    で、

    感想は

    そりゃ罪じゃない?

    って感じ

  • 話の流れは分かっているけど、涙しちゃうあんまり良くない映画。八千草薫、井川遥の生活感のある中での女性的魅力がすごい出てる。これは西川美和監督の撮る力だと思う。

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著者プロフィール

1974年広島県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。在学中から映画製作の現場に入り、是枝裕和監督などの作品にスタッフとして参加。2002年脚本・監督デビュー作『蛇イチゴ』で数々の賞を受賞し、2006年『ゆれる』で毎日映画コンクール日本映画大賞など様々の国内映画賞を受賞。2009年公開の長編第三作『ディア・ドクター』が日本アカデミー賞最優秀脚本賞、芸術選奨新人賞に選ばれ、国内外で絶賛される。2015年には小説『永い言い訳』で第28回山本周五郎賞候補、第153回直木賞候補。2016年に自身により映画化。

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