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- / ISBN・EAN: 4988135815606
感想・レビュー・書評
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もう凄いね展開が。最高だわ。
予測不可能なあっという間の2時間でした。
これがSFなんですね。お母さん。
ヨハネスブルクの上に突如現れた宇宙船。その中にはエイリアンが乗っていた。さぁ続きはあなたの目で!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最高の映画だが最高に汚い。
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正確には劇場にて。
軽率なジャーナリスト、マナーも、モラルもないエイリアンたち…
登場人物の誰にも同情も、共感も出来なかった。
地球に不時着したUFOという設定だけが、奇抜で面白い。 -
とにかく冒頭からのフェイクドキュメンタリーパートのテンションが高すぎて、アゴが落ちっぱなし。
ある日宇宙船がヨハネスブルク上空に現れ、艦内にいたエイリアンが難民化して隔離区に収容されるという設定がまずワンダー。SF好きなら聞いただけで傑作の臭いを嗅ぎつけそうなうまいつくりである。「SFアンテナ」が立つつーのかな。
そしてこのような非日常も、長期間続けば日常になるということで、エイリアンへの対策もお役所化するというものだ。
暴力装置を背景にした事実上の強制執行である隔離区の移転作業に関して、しかし書類上の手続きだけは確実にやらねばならぬという卑近さが、逆にワンダーになるという逆説もあり、制作者はSFが分かってるねという感じ。
交渉の責任者であるヴィカスは「新しい居住区はより清潔で安全でうんぬん」というようなことをカメラの前でにこやかに語るが、一瞬流れた予定地の映像には、フェンスと鉄条網で囲まれた荒れ果てた土地が映るばかりだ。この落差について、なんの注釈もつかないところが、より皮肉である。
手管を弄して時には詐欺まがいに、時には威嚇的に交渉を進めていくヴィカスは別に悪人というわけではなく、むしろ平均的以上にはいいやつなのだろう。ただ、自分がいい人でいられる範囲でのみ、いい人であるということであり、そのこと自体は批判されるべきではないとして、問題はそれに鈍感なことなのだ。
迫害されるエイリアンというのも、羽根が生えた天使のような美しい姿形といった安易に共感を誘うようなものではなく、エビのような外見で、態度もおおむね粗暴。簡単には感情移入出来ない形になっている。小便はぶちまけるわ、ゲロは吐くわ、キレやすいわで、隣に住むのはじっさい厄介そう。
「こんなやつらなら、差別しても仕方なくね?」と思わせるような設定はたぶん正しい方向を向いている。
異星人というのは、SFにおいて外国人あるいは異民族のメタファーだったわけだけれど、それを踏まえたうえで効果的に処理している。
こうした異星人のいる風景を、ドキュメンタリー風に撮るというのは、こういう見せ方があったのかと感心した。
個人的にはヴィカスがエイリアン化する後半のアクション重視の展開はやや残念で、ドキュメンタリータッチのまま、移転交渉を追っていってほしかったところがある。もっとも、それで2時間あったら、こちらの脳の方が焼け切れていたかもしれないけど。
また、アクションに関しては、そちらの方の嗜好がある人たちの評価も高いので、見て損になるというものではない。正義感に目覚めたというよりは、自暴自棄に近い感じのパワードスーツ化したヴィカスの暴れっぷりはなかなか面白かった。
あのラストは、続編うんぬんとは別に、本当に3年後が楽しみなラストで、毎晩のように空を見上げていたくなるようなものだ。大虐殺かも知れんけど。
宇宙人の帰還を待つって感覚は、ジョン・ブラナーの『星は人類のもの連盟』に似ていて、そういえばあれも人間による異星人の迫害がテーマだったな。
ま、ブラナーの結論は、いかにもイギリス人らしいというか、大英帝国のインド支配とその衰退がSFに落とした影として
クラーク『幼年期の終り』
ラッセル『大いなる爆発』
ブラナー『星は人類のもの連盟』
の三つをあげていい気がする。ブラナーとラッセルはいまの評価筋からは完全に消えちゃってるけどね。
『キリンヤガ』について書いたときに、「アフリカSF」という可能性について言及したのだけれど(http://booklog.jp/users/sukerut/archives/415011272X)、とんでもない作品が出てきたという感じだ。
まあ、想定していたのとはかなり違う方向から弾が飛んできたわけだが、それも含めて幻視するということの醍醐味さ。
まったく「想像力の火薬庫」というべき作品で、この設定を多数の表現者に開放したとしたら、、どれだけ別の視点やストーリーを導入できるかというのは見当もつかない。
それは、単に一時的な快楽にのみ奉仕するようなものではなく、それぞれの問題意識を十全に披瀝しうるようなものになるだろう。
『第9地区』はたった一発のパンチで、SF映画の可能性を大幅に拡大させてしまった。 -
ある都市の上空に巨大な宇宙さんが現れる。
エビ種の宇宙人を保護し自治区を作ったが、問題が起きる。 -
ドキュメンタリータッチで描く人間VSエイリアンのお話。
映像は良かったんだけど、話が陳腐すぎる。
(黒い液体で感染って!)
ジャンプの打ち切りマンガのようなラスト。
ピーターは何をプロデュースしたのか。 -
見ごたえのある映画で面白かった。
宇宙人を題材にしてはいるけど、最後は人種間の闘争に見えてきた。
あと、いつも思うのだが、宇宙人と地球人がなんとなく似通っている部分が不思議。
宇宙人に両手/両足があったり、武器が地球人にも持ちやすかったりするし。 -
いろいろ考えさせるという話だったけど、単純に面白い映画だった。
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“マーズアタック”的なモノを想像してたけど、全然違った!怒濤の後半戦をお見逃しなく!
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アリス・イン・何とかっていうクソ映画のあとに観たのでおもしろさ倍増でした!・・・第9地区です。エビちゃん近くで見るとグロイ!けどかっこいいです。隣で見てたカップルの女がグロいシーンであわわ・・・ってなってましたが、そんなにグロ要素はないです!人種差別とか難しいことは抜きにして楽しめる映画です。