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感想・レビュー・書評
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そんなに長い話でもないのに背筋がぞっとする感じをしっかり描き切っている
話だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
当たり前だけど名作って面白いですね
アル中は身を滅ぼす…
一幕もののオペラのような疾走感があるなって思った -
あのいまわしい獣
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【黒猫を題材としたちょっとしたホラー小説】
黒猫と酒に溺れた男性のお話。
サクサク読めて、15分もあれば読み終わる。とはいえ、中身は別に深いものではなく、なぜこれが有名なのかはおそらく時代背景などを理解しないとわからないだろう。
ポーは、英米ではまったく評価されず、フランスにおいてとくに象徴派の文学者たちに高く評価され、フランス19世紀末の美意識に多大な影響を及ぼすことになったとWikiには書いてある。
19世紀の美意識とやらがどういうものかわからないと、この作品の奥深さや凄さを理解するのは到底不可能のように思える。 -
『告げ口心臓』→『黒猫』→『ウィリアム・ウィルソン』→『天邪鬼』と読んできて、色々考えた結果、下のように落ち着いた。
■4作品とも本能的自分(語り手)と社会的自分(良心)の分裂・葛藤を描く。
■唯一のハッピーエンドは和解(統合)だけど、天邪鬼システムが適用されるので影(自分に悪影響を及ぼす方)の勝利しかありえない。バッドエンドしか無い。
■ということは、最後語り手を自白に突き動かす「良心」も、この時「影」に変身している。
■語り手も良心もどちらも「自分」だが、人は一方に「良い」と札を貼る。だがそいつもまた悪魔に変貌し、自分を破壊し、物語は終わる。その皮肉と、劇的効果、衝撃。それがこれらの作品の核だと感じる。
経緯はブログに。
『告げ口心臓』
http://haiiro-canvas.blogspot.com/2015/10/4.html
『黒猫』
http://haiiro-canvas.blogspot.com/2015/10/blog-post_15.html
『ウィリアム・ウィルソン』『天邪鬼』
http://haiiro-canvas.blogspot.com/2015/10/253.html -
タイトルのせいで猫好きの人は手に取りがちだが猫虐待描写があるので注意。アル中でDVやペット虐待をしはじめた男の末路。短く、猫好きは嫌な気持ちになる暗いホラー。
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猟奇的に変わっていく人の怖さが題材なんでしょうか。
まあ怖いし気持ち悪いけれど…いまいちわかりませんでした。