恋のロンドン狂騒曲 [DVD]

監督 : ウディ・アレン 
出演 : アントニオ・バンデラス  アンソニー・ホプキンス  ジェマ・ジェーンズ  フリーダ・ピント  ルーシー・パンチ  ナオミ・ワッツ 
  • 角川書店 (2013年5月23日発売)
2.88
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111244048

感想・レビュー・書評

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  • ★★★☆☆
    隣の芝は青く見える
    【内容】
    占い師に傾倒する妻と現実を見ない夫の老夫婦。仕事に疲れた妻と仕事をしない夫による若夫婦。そんな4人の恋愛模様を描く。

    【感想】
    滑稽だ。実に滑稽だ。

    若作りしたジジイが娼婦を妻取る。
    占いにハマったババアが金を取られる。
    男に恋した女がアホをみる。
    才能に嫉妬した男が墓穴を掘る。

    どれをとっても滑稽であり。隣の芝が青く見えてしまう。ウディ・アレン監督らしい作品だな。

    原題『You will meet a tall dark stranger』とは、「(近いうちに)いい出会いがありますよ」って占い師がよく言う言葉からきてます。(なんだその題名ww)

  • ロンドンを舞台にした、ウディ・アレン監督のラブコメディー。熟年離婚した老夫婦とその娘夫婦の4人がそれぞれに織りなす恋模様が、皮肉とユーモアをたっぷりまぜこんで描かれている。
    部屋の中で行ったり来たりしながら、それぞれが好き勝手なことを言って口げんかするシーンなんか、勢いがあっておもしろい。
    皆それぞれに幸せになろうともがいているんだけど、それは傍から見ればかなり滑稽なんだよね。苦笑しながらも、それはそれで悪くないかもと思えてしまうのは、ウディ・アレンの力なのかもしれない。
    でも、心配事を多く残したままで終わってしまい、彼らのその後が気になるところ。

  • 一つの家族のバラバラさ。
    楽しみ方は、人それぞれなんだろうけど、
    特に目立った新しさは、無い。。。

    ウディ・アレン好きでも、
    らしさが薄いので、記憶に残るか?

    悪くもなく、良くもない。普通。

  • You will meet a tall dark stranger

    アメリカンドラマをぎゅっと詰め込んだ感じ。

  • いろいろとつきささる。あらゆる人生にまつわる人間の普遍的な悩みの種がいたるところに,それもドライに散りばめられていてどんな人が見ても一箇所は刺さるように作られている。この映画は複雑な多面体のような存在で見る人によってある面の濃淡が異なって見えるわけだ。

    なんだかこれを観ていてなぜ僕がウディ・アレン作品を観てしまうのかわかった気がする。ウディの作品はどれも些細で俗っぽい人々の欲求とか衝動とか習慣の積み重ねで成り立っているけれどそこで話される言葉はいつも,僕らはどうやって生きたらいいのか,に向かっている。些細な風景だからすっと入れるし,重要な問いだから捕らえられてしまう。

    ミッドナイト・イン・パリ的な複数ストーリーが絡みあいながら同時進行するスタイルはここからなのかな。人生万歳あたりからますます面白いなあ。

    本当は人生万歳までの一人称的語りスタイルが一番好きだけどね。

  • 彼のミューズはいま''街''なのかな?
    情熱的で本能的なバルセロナ
    どこかアンニュイで、だけど夢見がちなパリ
    どちらも街とストーリーがすごく合っていて好きだったけど、ロンドンはあまりそのマッチングがなかった印象。
    単純に、わたしのロンドンのイメージがあまり合わなかっただけなのかもしれないけど。

    お話自体はとってもウディアレン的な感じ。
    うまくいったりいかなかったり、くるくるまわる人生。現状に不満があったり、もっと素敵な何かを追い求めたり。
    どんな形にせよ、最後は満足していられる人の勝ち…なのか?

  • シニア世代から老人が多かったからか、いまいちおもしろみに欠けた。ショットも平凡なものが多く、胸に迫らない。「恋するバルセロナ」「ミッドナイトインパリ」と立て続けたが、少々息が上がったか。ただ、アンソニーホンプキンスのコミカルな感じはおもしろかった。

    【ストーリー】
    アルフィ(アンソニー・ホプキンス)とヘレナ(ジェマ・ジョーンズ)はおしどり夫婦だった。しかし、ある夜、ベッドで死の恐怖に襲われたアルフィが若さを取り戻そうと猛特訓に励み、ついに家を出て行ってしまう。ショックで憔悴したヘレナは睡眠薬で自殺未遂を起こし、一人娘サリー(ナオミ・ワッツ)の世話になる。さらにクリスタル(ポーリン・コリンズ)という怪しい占い師の元に通い始める。

    サリーの夫ロイ(ジョシュ・ブローリン)は小説家だが、デビュー作以降スランプに陥っていた。子作りにも消極的なロイにサリーの苛立ちは募る。やむなくロンドン市内のアートギャラリーで働き始めたサリーは、オーナーで既婚者のグレッグ(アントニオ・バンデラス)に惹かれ、彼と歩む未来を妄想し始める。ロイは友人ヘンリーから初めて書いた小説を読んでほしいと頼まれるが、それは並外れた才能がみなぎるものだった。ロイは、向かいのアパートに引っ越してきたエキゾチックな美女ディア(フリーダ・ピント)を、窓越しに眺めることを心の慰めにするようになる。

    そんなある日、アルフィが自称・女優のシャーメイン(ルーシー・パンチ)という若い女性と再婚すると言い出す。実はシャーメインの正体はコールガールで、彼女を買ったアルフィが抜群のベッド・テクニックで骨抜きにされたのだった。ある雨の日、ロイはディアをランチに誘い出すことに成功し、恋人との結婚に不安を抱く彼女を口説く。仕事帰りにグレッグとオペラを鑑賞したサリーは、彼が妻と上手くいっていないことを打ち明けられる。クリスタルのインチキ予言に心酔するヘレナは、オカルト系ショップを営むジョナサン(ロジャー・アシュトン=グリフィス)と出会い、意気投合。やがて、シャーメインの浪費癖のためにアルフィは困窮し、グレッグが妻を捨てるというのはサリーの思い違いであることがわかる。また、ディアの結婚を阻止したロイは、交通事故に遭ったヘンリーの小説を自分のものにしようとして泥沼にはまる。

    思いがけず人生の転機に差し掛かった男女の姿を描くラブコメディ。監督・脚本は、「ミッドナイト・イン・パリ」のウディ・アレン。出演は、「J・エドガー」のナオミ・ワッツ、「メン・イン・ブラック3」のジョシュ・ブローリン、「羊たちの沈黙」のアンソニー・ホプキンス、「私が、生きる肌」のアントニオ・バンデラス。

  • 人生なんて所詮から騒ぎ、と、肩の力を抜かせてくれるウディアレンらしい一本。

  • まとまらず終わった感じ。

  • みんな失敗しててすごい。

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著者プロフィール

1935年、ニューヨーク生まれ。映画監督、脚本家、俳優。『アニー・ホール』でアカデミー監督賞・脚本賞、『ハンナとその姉妹』『ミッドナイト・イン・パリ』で同脚本賞を受賞。小説に『これでおあいこ』他。

「2022年 『唐突ながら ウディ・アレン自伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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