タイム・リープ<上> あしたはきのう (電撃文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ラノベらしいリーダビリティの高さでスラスラ読ませながらも、タイムリープの設定や仕組みは緻密で考えさせられる。
    いざ下巻へ。

  • 鹿島翔香。高校2年の平凡な少女。ある日、彼女は昨日の記憶を喪失していることに気づく。そして、彼女の日記には、自分の筆跡で書かれた見覚えのない文章があった。”あなたは今、混乱している。若松くんに相談しなさい……” 若松和彦。校内でもトップクラスの秀才。半信半疑ながらも、彼は翔香に何が起こっているのかを調べはじめる。だが、導き出された事実は、翔香を震撼させた。

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    (下巻まで読み終わっての感想。上巻だけなら、星5つを付けても良いと思う。)
    まず、ストーリーには関係ないが、Kindleの試し読み版を読んだら、プロローグ部分が含まれていなかった。少し違和感を覚えながら読み進め、商品版を購入して少し読み進めたところでやっぱりオカシイ、と最初に戻ってみると、読んだ記憶のないプロローグが追加されていて驚いた。

    それはともかく。
    よく練られたストーリーと、読みやすいが円熟した語り口で、とても楽しく軽快に読み進めることができた・・・が、上下巻を通して3か所ほど、ちょっと説明しすぎというか、そこまで何度も説明しなくてももう分かったから、と思わされた部分があったり、これまた数か所だけだが、セリフ回しが昭和のドラマ??と感じた部分もあった。それだけならご愛敬、で迷うことなく星5つを付けただろう。

    星が1つ減ったのは、その「ご愛敬」部分に加え、一番最後の部分がほんの少し物足りない感じがしたのと、その後に付け足したようないくつものエピソードがあまりにも無意味に思えたから。とてもいい気分だったのに、ちょっと後味が微妙な感じになってしまった。
    ただ、「本編」の流れは文句なく面白かったと思う。
    いつかもう一度読むことがあったら、最後のオマケは読まないでおこうかな。

  • 久しぶりの一気読み作品。面白い!一晩で上下読むのは本当に久しぶり。上巻の伏線を下巻で見事に回収するのは読んでいて最高の気分。まぁ、面白くて読んだ後に何も残らないのが玉に瑕だけど。

  • Kindle版読了。

    気が付くと、頭脳明晰で校内でも有名人のクラスメイトの部屋でキスをされていたヒロイン。
    混乱したまま思わず彼を引っ叩きますが、何故か昨日1日の記憶が全くない事に気が付くのでしたーー。

    火曜日だった筈なのに次の瞬間には木曜日になっていたりと不思議なタイムリープを経験するヒロインと、最初は巻き込まれる形で彼女に協力する事になったヒーローとの時間移動をテーマにしたジュブナイル小説です。
    『時をかける少女』と同じくらい名作のようですが、今回初読みです。
    1995年に出版された本ですので、今から20年前の作品です。
    しかし、当時のライトノベル作品のようですので、文体は軽くて読みやすいです。

    上巻は秀才ヒーローの知恵も借り、混乱していたヒロインも少しずつタイムリープの謎を整理し始めます。
    答えの解明に近付きつつ、勢いに乗って盛り上がった所で下巻へと続きます(笑)。
    ヒロインのタイムリープの謎を2人で解き明かしながら少しずつ距離も縮まっているようなので、何がどうなって上巻の始まりに繋がっていくのか下巻の謎解きも楽しみです!

  • 非常に精緻な物語構成。ここまで見事に組み立てられた物語はなかなかない。それだけでなくドラマもしっかりしている。素晴らしい。

  • 時間移動する話の上巻。
    こういう時間移動の話は好き。あとで「こういうことか」って答え合わせをする展開が多くてよい。記憶が近いうちに読みたいので一気に読んだ。下巻も楽しみ。

  • 著者の第2作目、表紙絵やイラストに時代を感じます▲火曜日、昨日の記憶を喪失していることに気付いた鹿島翔香、日記には若松和彦に相談しろと。和彦は半信半疑ながらも何が起こっているのか調べ始めたが▼面白いライトノベルは?と聞くと、いつも上位に来ている作品ですが、未読だったので読んでみました。翔香視点で話が進み、冒頭から伏線貼り感が半端ない感じ。作中で「ラベンダーの匂い」に言及するなど『時をかける少女』『バックトゥザフューチャー』『ドラえもん』といった先行作をきちんと踏まえています。下巻が楽しみ(1995年)

  • 主人公は、何故か日曜日に寝て起きたら火曜日に来ていた。何故? と思ったらまた違う日に飛んだ。どうしたらよいの、何が起こっているのか。
    それらが全てすっきりと回収される。
    また要所に伏線が張り巡らされ、その回収も見事。

    高畑京一郎氏の読み切り3冊はどれも素晴らしいが、その1冊。
    ・イライラさせるよいなキャラは1人も登場しない。
    ・頭良い、キャラは確かに頭の回転が速いと感心させられる。
    ・終わりはモヤモヤがなくすっきり。
    ・伏線が散りばめられきれいに回収される。
    高畑氏の作品は全てそのような特長がある。

  • 感想は下巻に

  • 昔読んでものすごく面白かったので再読。
    やっぱりとっても楽しく一気に読めました。

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著者プロフィール

1967年生まれ。静岡県出身。第1回電撃ゲーム小説大賞《金賞》受賞作『クリス・クロス』(単行本・メディアワークス刊)で作家デビュー。代表作に、実写映画化もされた『タイム・リープ あしたはきのう』(単行本/電撃文庫・アスキー・メディアワークス刊)がある。

「2022年 『新装版 タイム・リープ〈下〉 あしたはきのう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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