夏への扉 [Kindle]

  • 早川書房
4.04
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本棚登録 : 698
感想 : 65
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感想・レビュー・書評

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  • 1957年に書かれた1970〜2001年が舞台のSFで、レトロな未来の描写がなかなかノスタルジックでいい感じでした。過去から未来を変えてしまったり、過去のもう一人の自分とのニアミスしたり、タイムトラベルの醍醐味が楽しめるSF小説だと思います。ハメられてどん底に落ちた天才技術者ダニィは果たして一発逆転できるのか? ダニィの愛猫、護民官ペトロニウスが時々、猫好きの心をくすぐります。総じて面白かったのですが、終わり方にモヤっとした罪悪感を覚えました。ダニィさん、ちょっとキモイっす。

  •  作者の猫愛が伝わってくる。猫好きにはたまらない一作。
     ピートかわいいよピート!

  • 好きすぎてKindleでキープ。
    もうこれでずっと持って
    いられる。幸せだあ!

  • 有名な古典という事で読んでみた。うーむボクにはいまいち合わなかったなぁ。SFになれた現時代に読んだからなのか。それを抜いても主人公の私的なことにただ付き合わされた感じが、、、そこに感情移入できるが面白さが変わるかも^^;

  • 教科書クラスのSF。
    コールドスリープとタイムトラベルなんだけど、
    ”SF”だけでなく、ストーリーもなんかきれいで
    読み込めた。

  • ストーリーは1970年の主人公が2000年頃へ行き(?)・・・という時間旅行で、近未来に行った人間の心情を描いているけども、驚くべきことにこの本が発行されたのはそのさらに15年も前の1956年。近未来からさらにその近未来に行く話をさらにその近未来の人間が読んでいるという、うわあ。

    SFは別段好きじゃない。特に宇宙モノや物理学術的な話が云々というのはなんだか「硬さ」を感じる。このストーリーは、そういった硬さを感じなかった。なんだかふんわりと読めた。多少古く話がそれほど複雑でないこともあるのかもしれないけど、Wikipediaに記載されてる「ロマンティックなストーリー」という側面もあるのかもしれない。ただし、古臭さは全然感じず、非常に読みやすい。

    ストーリーを完全に認識することが苦手な僕としては、一部、あれ?アレはどうなった?というオチが見つかってない部分もあったので、ちょっと知らべてみようかな。

    あと、本題(?)の猫小説という観点では、猫派ではないけど、ピートかわいいです。それほど登場シーンが多発するでもないのだけど、これほど小説の中で「鳴く」猫が果たしていただろうか、と思う。クムオーンって!

  • SF?冒険小説?あるいは恋愛?
    色んな要素がいくつも合わさって、とっても上手に物語が練られている。
    んだけど、うますぎて、きれいに終わりすぎちゃったかなという気がしなくもない。それが良いんだけど、それが物足りなかった部分も少しある。
    冷凍睡眠で、お互い未来で再び会えるというのは、いかにもSFらしくてとても素敵だなあ、と思ったんだけど、人生で二回も冷凍睡眠して身体が大丈夫なのかちょっと心配だった。時間旅行までしてるから、余計に。
    追記したいのは、猫が好きならより楽しめる。
    ピートがもう、可愛い!
    ピートがもっと出て来てくれたら、レビュー★5でも良かった。

  • Kindle版で再読!やっぱ面白い!

  • 「夏への扉」(ロバート・A・ハインライン:福島正実 訳)[Kindle版]を読んだ。何十年振りかな?夢中になってSF読みまくっていたあの頃が懐かしい。好みはハインラインよりアシモフだけど、この作品は大好き。アシモフの「銀河帝国の興亡」も電子書籍化してくれないか、amazonさん。

  •  え、今頃読んだの?とかいわれそうだけど、SFにはほとんど縁がなかったもので。古典的名作、らしい。なんと原作は1956年というからほとんどぼくの生まれた頃の作品だ。舞台は当時からすると近未来の1970年で、主人公の発明家ダンが冷凍睡眠による疑似タイムトラベルする未来は30年先の2000年というから驚く。それをさらに未来の2013年におぢさんが読んでいると(笑)。なので描かれている未来図をどうこう答え合わせしてもはじまらない。筋書きはなかなか考えられていて、ダンが2000年と1970年を行ったり来たりすることで、不思議に見えたことのつじつまがあい、最後にはハッピーエンドということになる。
     もちろん、未来から過去にもどるとその当時の自分と二重存在になるので、そのあたりは説明されないままとか論理的におかしいところもあるけれど、50年以上前に書かれた作品ということを考えればあまり重箱の隅を突いてもしょうがなかろう。ダンの性格がうまく書けていて、まわりの脇役とのやりとりもおかしく、今読んでも十分楽しめる。

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