- Amazon.co.jp ・電子書籍 (291ページ)
感想・レビュー・書評
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まだるっこしさが故に、関心が読みながら薄れてしまう
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1800年代前半といえば、日本の江戸時代末期。スイス、ドイツ、英国、北極圏?と意外なスケール、また重層的な語りで物語が展開。(語りは冗長でちょっと退屈だが) 94年版の映画は見た事があるし、伊藤潤二の短編漫画も読んだが、本小説とはだいぶ違う。かなり身勝手な創造主のマッドサイエンティストとその被創造物のモンスターの苦悩、対決、絶望の悲劇的な話し。ただ正直フランケンシュタイン(創造主の方)には1mmも感情移入出来なかった。むしろモンスターの孤独にはちょっと同情してしまった。いずれにせよ、怪奇小説、SF小説の金字塔であることは間違いないと思うが、ホラー的な怖さはない。
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何度もメディア化されているホラーの名作。
禁忌を犯して人造人間を生み出し事に後悔の念を抱く、天才科学者フランケンシュタイン。
知性や感情を獲得し人間との交流を求めたが、醜い見た目で人々から恐れられ、自身の望まぬ誕生に苦悩する人造人間。
フランケンシュタインの周りで起こる殺人事件は人造人間の仕業なのかー?
フランケンシュタインへのイメージが変わること間違いなし!!
ホラーが苦手な人にこそ読んで欲しい、切なさ満点の物語です!
秋の夜長に、人間と怪物のほろ苦いお話はいかが? -
開発と科学、創る者と創られる者の関係を考える一冊。
200年前の19歳の少女が書いた本と想像し難いほど、余韻がある。
印象深い一文:「私の教訓はともかく、せめて私の実例を見て、学んでいただきたい。知識を得るのがいかに危険なことが、そして、自分の故郷が全世界だと思っているような人間のほうが、自分の本性が許す以上のものになりたいと憧れる人間よりも、どれだけ幸せかということを」。 -
2018/11/18読了。
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2016年8月30日に開催されたビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「ペット」。