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- / ISBN・EAN: 4988003824785
感想・レビュー・書評
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園子温の映画作りへの愛、といっては、なまぬるいような、クレイジーラブあふれる映画。
もーねー、ファックボンバーズが愛しすぎて、冒頭からウルウルきてしまう。
一度でも映画を作る人になりたいと思った人には堪らないのではないか。
長谷川さん演じる監督平田も星野さん演じる偽監督橋本も、園子温のカケラなんだろう。
國村隼さんはダンディだし、堤真一さんのキュートな顔芸も素敵だし、二階堂ふみちゃんは激かっこいい。長谷川さんはこの役が一番好きかなー。
星野源さんは、痩せていて、今より疲れた顔してますね。雰囲気が違う。
そして、個性的な顔のヤクザ役役者さんたち!
血糊がドバッドバ出るし、痛そうなシーンもあるし(ガラスのラストキス!)人を選ぶと思うが、私は大好きな映画です。
♪嘘で何が悪いか
目の前を染めて広がる
ただ地獄を進むものが
悲しい記憶に勝つ
『地獄でなぜ悪い』星野源 -
テーマ自体がギャグなので軽い気持ちで鑑賞できたし、お決まりのグロテスクシーンも難なく⁉乗り越えることができた。
園監督といえばラストの後味が悪い社会派作品を想像するが、今回はトラウマレベルには到達しなかった。
園作品の常連とも言えるキョーレツな俳優陣が軒並み登場しているにもかかわらず二階堂ふみちゃんの悪カワヒロインやおちゃらけ長谷川さん、ライトな星野源など作品の「癒し」となる存在が程よくブレンドされていたからだと思う笑
いつもは静かなテーマ曲が流れる園作品のエンドロールも、星野源の軽快なチューンで締めくくられており、これで彼の曲が好きになった。(「同じ地獄で待つ」の歌詞が妙に響く)
量をまだこなせていないのもあるだろうけど、やっぱり一番の驚きは園監督がこんなにコミカルな作品を作ることに対してだろう。
キャスティングのチョイスも面白いし、彼らを園流に、極限までクレイジーに持って行っているのも観ていて楽しい。
ややこしい事態に巻き込まれる流れは踏襲されていたが今回の巻き込まれ役である星野さんが何の後悔もしておらず、そこがまた安心できた。巻き込んだ側のふみちゃんが反省していたところも笑
冴えない製作活動に青春を燃やし、血まみれのヤクザに出くわしてもびくともしないフ●ックボンバーズ一行の映画愛には何度も感服させられる。(メンバー全員本当に仲良しなんやないかと思うくらい一丸となっていた)
彼らの活動は馬鹿馬鹿しく見えるかもしれないが、ここまで馬鹿になって夢を追ったことがない自分にとっては非常にまばゆく映った。
劇中では抗争以上に登場するW組長のふみちゃんへのこだわり(執着?)がヤクザらしくなくて、こちらまでにやけてまう。
友近母さんが敵のヤクザを包丁片手に(真顔で!!)追い回すシーンなんて恐いどころか漫画みたいで笑いを誘った。(母さんから逃げ惑うヤクザもめちゃくちゃいい演技している笑)ご主人以上に男らしく潔いのでお気に入りキャラになっちゃった。
(ふみちゃんの幼少時代ちゃんにあんな発言をさせたことは何気に今でも衝撃の一つである笑)
あのトラウマ以来避けがちな園ワールドだったが、また覗いてみたくなった。 -
2013年公開
監督 : 園子温
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映画狂のニートと、やくざの娘と、通りすがりのしがない青年が巻き込まれる、殺し合いのお話し。
狂った人しか出てこない。唯一まともそうで物語をお客さん側から見てくれると期待していた星野源も刑事の渡部哲もやっぱり狂っていて、なんというか、「真ん中の目線」が作中一個もない。ストーリーも絵もむちゃくちゃなんだけど、だんだん、「お前だってこういうとこ、あるじゃん?」ばりに、当たり前のように投げかけられるからすごい。というか、狂える人に羨ましさみたいなのを抱きそうになる。
ラストの「はいカット!」が、ずるいなあと思う作品。 -
興奮冷めやらぬうちに書く。
超絶痛快、画面が血まみれ、変人を通り越してみんな狂人、でも愛おしい!
久しぶりにお腹を抱えて笑ったわ。
全力歯ぎしりレッツゴー!-
最高の血飛沫エンターテイメントdeathよね!
映画館で見たのですが、あの歌のフレーズはしばらく頭から離れませんでした…
個人的には二階堂ふ...最高の血飛沫エンターテイメントdeathよね!
映画館で見たのですが、あの歌のフレーズはしばらく頭から離れませんでした…
個人的には二階堂ふみのクレイジーさが大好きdeath!!2021/03/18 -
映画館で観られたんですねー。うらやましいー!
二階堂ふみちゃん超かわいかった♡
こういうの大好きです^^映画館で観られたんですねー。うらやましいー!
二階堂ふみちゃん超かわいかった♡
こういうの大好きです^^2021/03/18
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清々しいくらい血まみれ!
ウルトラバイオレンスコメディと謳うだけあります。もうほんとそのまんまの映画
この人間設定でどうやって話進めていくんだろう⁉︎とドキドキしながら観てたんですが、とんでも設定なのに何故かすんなり納得しながら観れます。
ラストになるにつれ、最高に楽しそうに狂ってるんで
観てるこっちまでなんか楽しくなってきますね。
星野源さんの主題歌と、挿入歌の全力歯ぎしりレッツゴーは私の中で名曲になりました。 -
メタとか邦画へのメッセージ性とか色々あるけど、
ごちゃごちゃ言わずにこのテンションを楽しんだ者勝ちでしょう。
座って画面を観ているだけで違う世界にトリップできるのが映画の楽しさです。
二階堂ふみちゃんが美しくてかっこよくてますます虜になりました。
長谷川博己さんもいい感じに気持ち悪くて、
この映画で一気に好きになった。 -
常に過激な問題堤起を続ける園子温監督が一転
し、映画愛に満ちた演出で撮ったコメディ作。
ヤクザの組長が出所間近の妻を喜ばせるために
愛娘主役の映画を作ることにします。
かくして敵対する暴力団や狂気の自主映画集団
を巻き込んだ、トンデモ撮影が始まります。
全編、血みどろながらユーモラスで、それぞれ
のキャラクターの本気っぷりが愛おしくなる疾
走感あふれる一作です。
堤真一は不気味なほど純情なヤクザ役で笑わせ
二階堂ふみは従来のイメージを一新する過激な
ギャルを、そして長谷川博己は周りがみえない
自主映画作家にそれぞれ扮していて意外に笑え
る内容の映画でした。 -
終始、痛快痛快の狂気の沙汰。物語も、突っ込み役がどこにもいなくて見ていて快感だった。
各々が最高でありたいと願う刹那的な感情で、まとまっている姿に泣ける。どこか『あの世でまた会おう』の空気を漂わせていて、それもまた泣ける。
また、鈴木先生の歓喜のシーンがたまらない。
遅くなりました!
春樹ファンというより、当時は「村上春樹読んでる自分がかっこいい」というサブカルクソ野郎です爆
作品という...
遅くなりました!
春樹ファンというより、当時は「村上春樹読んでる自分がかっこいい」というサブカルクソ野郎です爆
作品というより、村上春樹という作家の雰囲気に取り憑かれているような。
バンドマンの魅力と似ています笑
ノルウェイの森、エロいですよね~
というか、「本好きの文通相手」ってとこにかなり今興奮してます爆
いいですね!!
いつも何年か忘れるんですが、ピンボールに出てくる主人公が好きでした笑
そうですファイトクラブ!
いつもアマプラで「あなたの好きそうな作品」に出てくるんですけど笑
気になりつつもちょっと…
確かに、「あゝ、荒野」もですけど、少し早送りスタイル良さそうですね。
肝心なとこ見逃しそうですけど、自分を守るために…!
サブカルクソ野郎笑
私は今も現役サブカルクソ野郎かもしれません。
園子温が好きな自分ってかっけー、と...
サブカルクソ野郎笑
私は今も現役サブカルクソ野郎かもしれません。
園子温が好きな自分ってかっけー、とか思う心もなきにしも非ず…
村上春樹は肯定しても、否定しても、何か読む側の自意識を感じる気がして、読みづらいな、と昔思っていた、自意識の魔物な私です。
普通に読めばいいのに!
今は、必死でフラットになろうとしている段階です…
文通、もうすでにレトロな響きですね。
相手は一個年上の女性だったのですが、アクティブな方で、海外の英語圏の方たちとも文通していたみたいです。
ある日、その方たちの名前と住所がずらっと印刷された紙を送ってきて、「気になった人に手紙送ってみればいいよ」という親切な言葉が!
嬉しかったけど、英語力ゼロなので、穏便にお断りしました。
本好きの方だったので、もしかしてブクログにいるかも…と思うとドキドキです。
あー、思い出話なので、テキトウに流してくださいね。
たぶん、わたしも今でもだいぶサブカルクソ野郎です笑
わかります…わたしも、「ヒミズ見た方がいいよ!」とか人にすす...
たぶん、わたしも今でもだいぶサブカルクソ野郎です笑
わかります…わたしも、「ヒミズ見た方がいいよ!」とか人にすすめてますが、ヒミズを知ってる自分と、それを人に勧めている自分と、さらに相手がそれを見た時にきっと意味がわからないだろうからその映画を好きだと思っている自分が好き、なのかもしれません笑
やばすぎる笑笑
村上春樹作品の、「読む側の自意識」って面白いですね。
同じ意味合いで共有できているか分からないですけど、でもなんとなくわかるような。読んでいる最中に急にこっぱずかしくなる瞬間があった気がします。
違った感覚だったらすみません。
文通、わたしもしてましたよ!雑誌で見つけた方と!懐かしいですね~
5552さんば文通されてたお姉さん、かっこいいですね!
ブクログか、海外にいそうな感じがしました笑
あ、あと今日ついに観ましたよ!「さんかく窓~」
岡田将生くんの美しさがまだ抜け切れず…
横から撮った時のあごのラインが美しい…
ストーリーあんまり入ってこず…笑