チーズはどこへ消えた? (扶桑社BOOKS) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 評価が良すぎて勝手に期待しすぎてしまったかも。
    今の自分は他の本で満ちていたけれど、
    きっとこれから、この本にすごく刺さるタイミングが訪れると思う。

    「もし恐怖がなかったら、何をするだろう?」

    「変化に反応し適応するよりもっといいのは、できるうちに自ら変化を起こすことじゃないかな。たぶん、自分で自分のチーズをなくしてしまうべきなんだよ」

    「たった一行の文章が目を開かせてくれて、この一行に巡り会うためにこの本を読んだのだという気になることだってあるだろう」

  • 生き方の本かと思ったが、重きはビジネスのほうにあるように感じた。
    安定を望むか、現状に甘んじることなく、現状を分析し、将来に備えるように・・・
    と考えていくとちょっと堅苦しいですね。

    位置No.544
    ローラが言った、「みんなを引っ張っていかなきゃならないのに、仕事の管理ばかりやってたわけね」

    信じられないほど多くの中間管理職が、Excel資料(売上予算管理)をしているということはないでしょうか。そうじゃないだろう・・・と思ったことしきり。
    (現状に甘んじて、そのまま売り上げが伸びる前提で数字を積み上げているだけ。まもなくチーズはなくなるのに、気づいていない)


    情報処理の試験によく出る、「花形/金の成る木/負け犬/問題児」を思い出す。
    どの事業を継続して、どの事業から撤退すべきか。
    いま利益が出ているからと言って慢心していると、突然チーズがなくなってしまって途方に暮れる、ということ。

    デジタルカメラが出だしたとろ、「そんなものはできるはずがない、解像度は銀塩にかなうはずがない」という声が大方だった。
    コダックと富士フイルム(※)の戦略の違いを読み返してみると面白い。

    (※)富士フイルム。社名は富士フィルムではない。以下の記事は正しい。
    https://honsuki.jp/pickup/28361/index.html

    キユーピーさんとお仕事することがありましたが、こっちもね。
    こうした会社に勤めている人は、自社の会社名をちゃんと見てくれているか、言わなくてもチェックしているものです。一緒にお仕事することがあるのであれば、確認しましょうね。

  • 数年前の僕は完全にヘムでした。
    居心地が良い古巣に固執して外の世界を見ようとすらしない。

    今はホ―です。
    遅れはしたものの変化の喜びを知り、
    日々成長をしています。

    状況は刻一刻と変化しています。
    それに焦るのでもなく、ただただ、
    変化という形で適応していけば良いのです。

    変化に慣れていない人にとっては
    変化は恐怖です。
    恐怖に打ち勝ったときに
    やっと変化の楽しさがわかってきます。

    自分がどれだけ臆病なのかを認識し、
    笑ってあげることで過去の自分に見切りをつけ前進できる。
    人生は冒険。最初のダンジョンでずーーーーとレベル上げしていても経験値は上がらない。次の街へ行って強敵に出会って効率よくレベル上げしていこう。

  • 再読です。
    以前読んだのは15年も前でした。
    冒頭では「本書を繰り返し読んでほしい。そのたびに新しくかつ有益なものを見いだすはずだし、それによって変化に対応し、どのようなものであれ自分にとっての成功をおさめてほしいと思う」と書かれています。

    社会に出て何年も経った今の方が、何倍も心に刺さりました。
    難しい言葉ではなく、チーズを探す2匹と2人の物語に詰め込まれた、「変化に対する適応について」は、共感する部分と、背中を押されて励まされる部分とあり、改めてこれは世界中から愛される物語だと感じたところです。

    基本的に変化はしたくない、というのが根底にある。
    けれど、「変化は、災難に見えても結局は天の恵みだった」という言葉は、今ならすごくよくわかる。
    それに、恐怖が自分を動けなくさせていることや、恐怖がなかったらどうする?という問いかけがいかに重要なことかを自覚させてくれます。
    変化なくして恐怖なし。
    予期していようといまいと、つねに変化は起こるのだから、変化は起こるもの、として捉えて対応すること、恐怖を感じても実際に動き出すこと、が大切ですね。

    変化に対応するのにはエネルギーもいるし、頭でいろいろ考えてしまうと先に進むのがどうしても怖くなってしまうけど、本書がくれた大切なメッセージを受け止めて、きちんと前に進んでいきたいと思えました。

    「物事を簡潔に捉え、柔軟な態度で、すばやく動くこと」
    「問題を複雑にしすぎないこと」
    「恐ろしいことばかり考えて我を失ってはいけない」
    「小さな変化に気づくこと。そうすれば、やがて訪れる大きな変化にうまく備えることができる」
    「変化に早く適応するこ。遅れれば、適応できなくなるかもしれない」
    「最大の障害は自分自身の中にある。自分が変わらなければ好転しない――」

  • 過去にしがみつかず、新しい環境に適応しろと主張する本。主張そのものは間違いとは言えないが、あまりにも極端すぎる。まあ、俺含め多くの人は変わることを恐れるので、これくらい極端な方がちょうどいいのかもしれないが。

    内容は小説仕立てで、何かエビデンスがあるわけではない。なので自己啓発本の中でも、特に信頼がおけない作りになっている。やっていることは聖書と変わらない。根拠より物語を求める人にはいいかもしれないが、それで成功したのはそうのように物語を作ったからだろと言いたい。

    話の展開としては、高校の同窓会から始まる。一人が面白い物語を聞いて全てが変わったと言い出し、変化に適応したことで成功する小人の物語を語りだす。それを聞いた面々は、変わることの大切さを認識するのだ。どう見てもこの後にマルチかサロンの誘いが待ち受けている。これを読んで感動する人は気をつけたほうがいい。

  • 【目的】自分のあり方を考察するため
    【感想】変化の年と呼ばれた2020年にベストな一冊。そして変革の時代と呼ばれる現代にこそ読まれるべき一冊だと思いました。会社、家庭、もっと言えば人生そのものに応用できる、何度も読みたい一冊でした。

  • 常に変化する現代において、
    過去や現状に満足するのではなく、変化を予想して変化に適応していくことが仕事や生活を豊かにしてくれることを教えてくれる一冊でした。

  • 大昔に読んで最近「文学you tuber」が薦めていたので、kindle unlimitedで無料で読めたので再読してみた。内容はほとんど忘れていたが、なんだかこれ「方丈記」かいなと思ったりした。しかしかなり昔の話だし、結果論的なことでもあるし、恐ろしくアナログ時代的なことでもある。現代のようなデジタル、Ai時代になっては全員が時代に乗り遅れ、職を失い家庭崩壊していそう。

  • とても面白かった。最後のディスカッションで、自分はどうなんだろう?考えさせられた。良書だと思います。

  • 常に批判の目を持ちたいと思っているけど、この本には批判すべき穴を見つけることができなかった。
    私の考えと98%マッチしている。
    変化は必ずある。そこに固執するのは身を滅ぼしかねない。
    それならば新しいチーズを探しに旅に出るほうが、新しいものに出会える。進歩できる。成長できる。変化を恐れるのではなく、楽しむ。
    恋愛だったり仕事だったり社会の変化だったり、この話は様々な状況に柔軟に適用できると思う。
    人生観を変えてくれる一冊。迷った時はこの本に立ち返るといいかもしれない。柔軟性についてもよく書かれていると思う。

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著者プロフィール

スペンサー・ジョンソン

Spencer Johnson, M.D.

1938〜2017。

心臓のペースメーカーの発明にたずさわった医学者でもあるジョンソン氏は、さまざまな大学や研究機関の顧問をつとめ、シンクタンクに参加。

ケン・ブランチャード氏との共著『1分間マネジャー』は、マネジメント論の古典として読みつがれています。

『チーズはどこへ消えた?』は日本でも歴史的なベストセラーとなり、全世界で数多くの読者に影響をあたえました。その待望の続編『迷路の外には何がある?』のほか、『頂きはどこにある?』など、よりよい生きかたを追求するさまざまな著書を遺しています。

「2022年 『プレゼント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

スペンサー・ジョンソンの作品

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