貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 (幻冬舎文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • もしアラサーのジェーン スーが書いた本だったら、共感するだけだった。
    共感しかない本っていうのは読んでてすっごく心地がいいんだけどそれ以上に進めない。
    でもこの本を書いているジェーンスーはアラフォー(だった)ので、その共感の延長線上に体系化された金言が散りばめられていたり。

    特に「三十路の心得十ヶ条」の中の一つ、「愛されるよりも愛すべしマジで」は自戒の念も込めてタトゥーで彫れたいくらい

  • 目次を見て気楽なエッセイかと思いきや、女子であることについてのもろもろが書いてあり(まさに書名通り)、しみじみと読んでしまった。

  • 三十路になって、年齢と中身の折り合いがついていない自分を自覚して読んでみた 笑
    なんというか、言って欲しいことを言ってくれる本だった。
    たとえば
    =====
    ハッと気付けば三十八歳になっている(中略)この時点で三十歳のままのメンタリティですと、容れモノの経年劣化だけがことさら際立ってしまうので注意が必要!
    ====
    とか。「三十路の心得十箇条」は肝に銘じておきます。
    あと「女友達がピットインしてきました」と「ノーモア脳内リベンジ!」は好き!やっぱり男より女友達ですよ!と思ってしまうなー。

  • タイトル負けしてない面白さ!!終始クスリときてしまうウィットに富んでおりました。ていねいな暮らしオブセッションwwww一番笑いましたが、「あぁ私はこじらせ女子かも」と思ったことある人ならば誰しも共感できるのではないでしょうか(笑)決してイタイ自覚がないわけではないのだ!でもやめられないんです( ;∀;)という、私の中の「女子」を発見してあげることで楽になることもあるかもよ◎という本でした。

  • 拗らせてるなと思いつつめちゃくちゃ共感できた

    東京の話は面白かった
    東京に憧れを持った地方出身者が東京を作ってるんだなとつくづく思う

  • 自己紹介にこの本を差し出したい。私はこういう思考回路で生きてきましたと。めんどくさがられて距離を取られるか類友となるかのどっちか。
    今この年齢このタイミングに出会えて良かったと思える本。もう少し若くても歳をとっていてもあまりピンと来なかったかも。このタイミングで色々と自覚させてくれた筆者に感謝。(でも1番拗らせてた時に出会えていたらどうなっていたかな、とも思う)

    とにかく筆者は言語化がうまい…
    自分の中のもやもやの正体が、筆者の豊富なボキャブラリーとユーモアによって次々と明らかにされていき、20年間溜まっていた便秘が出たすっきり出た感覚。
    グサグサと鋭く刺しながらも切り捨てる事はなく、私にとってはカウンセリングでありヒーリングとなる本だった。 

    特に共感した箇所
    •「かわいい」やその代名詞のような「ピンク色」が自分に向けられようとした時の違和感の正体について。この章読んだ時、色んな感情が湧き上がって泣いた。

  • 最近ラジオ等で気になっているジェーン・スーさんの初期の頃のエッセイ。著書を初めて読みました。面白くて共感出来て読んでいて楽しかった!
    同年代ということもあり、わかるわかる!という部分も多くて。
    スーさんの語り口が気持ち良く、言葉のチョイスが絶妙。思っていたことを言語化してくれるのが読んでいて爽快でした。女として生きていくしんどさから楽しさまで解説が上手くて腑に落ちるのよね。スーさんは未婚の働く女性で、結婚して子供のいる私とは違う立場だけど、そこは対立するものでもなく、同じ女性という括りでシンパシーを感じる。
    とにかくスーさんの感性が鋭くて、言い得て妙で、読むと色々すっきりした気分になる。さらさらっと読めるけど、よく読むとなかなか深い内容もあってだな。おすすめです。

  • とあるゲームの攻略法、が個人的には一番面白かった!

  • ジェーンスーさんの著書を初めて読んだ。刺さりまくり、共感しまくり、とても面白い。

  • 久しぶりに面白く感じた、エッセイ。誰もが共存している、なかなか表現できない自分のもどかしさ、うまくいかなさをうまく表現できていて、読んでて腹落ちすることばかり。これがプロのなせる技、なのかな、これはこれで感服。他の作品も読んでみたい。メンバーシップ型の日本型雇用にも少し踏み込んでいて、女の「腰掛け」に対して、男の「座り込み」はいい得て妙!

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著者プロフィール

1973年、東京都出身。作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティー。『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月~木曜午前11時TBSラジオ)に出演中。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)で講談社エッセイ賞を受賞。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社)、『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮社)、『これでもいいのだ』(中央公論新社)、『ひとまず上出来』(文藝春秋)、『きれいになりたい気がしてきた』(光文社)など。

「2022年 『OVER THE SUN 公式互助会本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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