貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 (幻冬舎文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 女子で生きるということは卒業するものではなくある程度死ぬまで付き合っていくことになるという側面。女性に限らず昔の自分を連続した自分ととるのか、断絶して大人になるかはそれぞれ思うところがあるのだと思いますが、昔のうれしかったことや悲しかったことがあった自分は傍らにいるんだと思うことがある気がします。
    ラジオからとても楽しく聞かせていただいているのですが、過去の仕事上の話や生きづらいと感じたところや女性にまつわる認識の変化などとても学びが多いです。

  • 笑った!大笑いした!毒舌エッセイって、他人や世間に対する悪口ばかりで辟易するものが多いけど、ジェーン・スーの言葉の鋭さは彼女自身をえぐる。そして、それは私もえぐる。痛いのに、スカッとする。

  • これぞエッセイの醍醐味!抜群のユーモアのセンスと卓越した言語化能力で様々な話題を取り上げていくので、楽しくもとてもためになる読書体験となった。
    フェイスブックで子供の写真に心がざわつく自分を見つけ、その原因を分析していく話が特に面白かった。自分もそうやって内面と向き合ってみたい。「自分勝手な思い込みの連鎖を断ち切れれば、心のざわつきの矛先を誰かに向けなくても事態は収集する」

  • 一定以上の自己肯定感があり、世情を語る感のエッセイと思ったものの、結局著者の拗らせを聞かされるようで合わなかった。

  • 非常に読みやすい文章なのに、短絡的でも安易ではない。ありふれた出来事や感情を少し突き詰めて書いてあるところで、読みながら一緒に考えたくなる。特に男性社会で働く女性の視点については、社会経験が豊富だけど同時に頭の固まった男性諸君には特に、目を通す価値が高いと思った。軽い暇つぶしでエッセイでも、なんて思って手に取ったが、良い意味で期待を裏切られた。少し時間を置いてまた読み返したい。

  • 一番最後の章が好きでした。
    サバサバで切る!印象なスーさんですが、内側は繊細で可愛らしい部分もあって共感する所が多々。
    こういう年の重ね方をしたいなと感じます。

  • とあるデザイナーさんがInstagramで紹介していてポチった本書。
    著者のジェーン・スーさんを存じ上げなかったんだけど(無知)、めちゃくちゃ面白いエッセイだった!共感の嵐!こんなに分析・言語化してくれるの本当に嬉しい。あー、それ思ってたの私だけじゃなかったんだ、良かった!と安心できた。
    三十路の心得、男社会で働くためのルールは今後役立てたい。働くのしんどい!となったら読み返そう。

  • アラフォーの筆者がちょっと自虐的な感じで自分も含めたアラフォー女性を分析しているんですが、分析における例えが面白くて、笑えます。
    特に後半部分が面白かったかな。

    そういえば、昔は女子と言えば、自分の中では小学生から高校生くらいまで、成人後は「女子」からは卒業…だと思ってました。
    今のご時世、何十代になっても平気で女子(例えば女子会…とか)を使うようになりましたよね(^_^;)

    2016/04/19

  • アラフォーになったらまた読みたいな。先輩の話はとてもありがたい。

  • くすっと笑えるところもあったけど、わたしにはちょっとトゲトゲしていたな。

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著者プロフィール

1973年、東京都出身。作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティー。『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月~木曜午前11時TBSラジオ)に出演中。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)で講談社エッセイ賞を受賞。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社)、『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮社)、『これでもいいのだ』(中央公論新社)、『ひとまず上出来』(文藝春秋)、『きれいになりたい気がしてきた』(光文社)など。

「2022年 『OVER THE SUN 公式互助会本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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