ヴァイオリン職人の探求と推理 (創元推理文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • せんせー、名前が覚えられませんー。
    楽器職人の名前もそうだけど、主人公周りの人物にしても名前で呼んだり名字で呼んだり、どっちかに統一してくれ。
    あと、本文が不自然にひらがなが多い……訳者あとがきは普通に漢字を使っていて、こちらのほうが圧倒的に読みやすかった。
    内容は……まあ、なんとか最後まで読んだよ、頑張ったね自分、という感じ。
    なにしろ名前が覚えられないのでね、何が起きてるのかさっぱりわからないっていう。
    あと、べつに殺人事件いらなかったんじゃ……?

  • これも大絶賛されていた本で、ぜひ読みたいと思っていたんだけども……いや、おもしろかったんだけど、それほど?(大変失礼)。
    主人公、63歳のヴァイオリン職人の日々の暮らし、仕事のこと、音楽のこと、仲間たち、孫たち、過去の思い出なんかの話はおもしろいし、ヴァイオリンの贋作の話などなどは興味深く読めたんだけど、これはわたし個人の問題なんだろうけど、やっぱりどうも謎解きになるとちょっと興味が薄れて見失ってしまうというか。これもわたし個人がおかしいんだろうけど、これ、殺人事件必要ですか?……とか。単にヴァイオリンをさがす旅でもよいのでは? 違うか……わからないけど……。悪党との立ち回りとかなくてもいいような気も……違うか。

  • 「ヴァイオリン職人の探求と推理」(ポール・アダム : 青木悦子 訳)を読んだ。
    イタリア人の名前(特に昔の貴族のそれとか)が覚えにくくて、何度も後戻りしてしまったよ。
    でもまあヴァイオリン職人とか新鮮味があって面白いし、何より主人公が私よりちょっとだけ歳上だってのが嬉しい。(笑)

  • 設定がとてもマニアック。でも、ヴァイオリンのことを知らなくても十分楽しめる内容になっている。ミステリーとしても構成が緻密で、それなりのどんでん返しも用意されているので、品質は高いと感じた。

  • 舞台はイタリア。ヴァイオリン職人が殺害されたところから物語が始まる。探偵役は、被害者の幼馴染でもある63歳のヴァイオリン職人のジャンニ。殺害されたトマソは、幻のストラディバリウスの所在を探っていたらしい…。そこを辿れば犯人が!?

    イタリアを舞台にした推理小説。探偵役は初老のヴァイオリン職人。そして相棒役は演奏仲間でもあり警官でもある青年。犯人を割り出すべく、トマソが探していた幻のヴァイオリンを探すため、いろいろな謎をたぐってイタリア各地に赴く主人公。そして、そこで語られるヴァイオリンの名器たちのうんちく。

    犯人探しのスリルというよりは、ヴァイオリンという楽器の歴史や、そこに隠された謎や秘密をさらけ出してくれる物語という位置付けかな。知らないことが多かったので、非常に興味深く読めた。

    謎を追って、主人公がイタリア各地、イギリスの田舎町を旅するのも魅力的。映像付きだったらどんなにか楽しいだろう。映画にならないかしら(笑)。

    翻訳も非常に読みやすい。翻訳ものだからカタカナの名前ばかりなのだけれど、混乱せずに読めるのはきっと翻訳者の力なんだろうなぁと思いながら読みました。

    すでに第2弾が出版されているらしい。読みたい!
    …けど、第2弾はUnlimitedには入ってないのが悩みどころ。うーむ、単行本価格は辛い…が読みたい…。悩む〜。

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