クリーピー 偽りの隣人[DVD]

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監督 : 黒沢清 
出演 : 西島秀俊  竹内結子  川口春奈  東出昌大  香川照之 
  • 松竹 (2016年11月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105072077

クリーピー 偽りの隣人[DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 西島秀俊(高倉幸一)、竹内結子(高倉康子)、川口春奈(本多早紀)、東出昌大(野上)、香川照之(西野)ほか

    開幕直後、ぶいーーんとカメラがたぶんドローンで浮かび上がったり、
    なんでもない庭の緑が風に動く様子や、半透明のカーテンにじんわりじんわり寄っていったり、
    妙に飲み物を渡したり置いたり、
    大学の窓の向こうでは学生がミョーにはしゃいでいたり、
    と思いきや部屋が真っ暗ーになったり、
    といった黒沢印の演出で、日常がそのまま異世界になる映画のマジックに酔う。
    日本の何でもない家屋が不気味で不吉で、怪奇映画やゴシック建築や廃墟趣味に通じるのだから、マジエクスタシるゥ!

    中盤から、あ、これは「悪魔のいけにえ」だ、「マーターズ」だ、と次々と楽しくなる。
    心の底へ降りていくには、村上春樹の用いる井戸なんか生ぬるい、鉄扉だ! 拷問器具のそろった地下だ!
    と独り興奮してしまった。

    この中盤から、サスペンスでもなくミステリでもなくホラーにジャンルを越境している。
    展開の都合に登場人物たちが合わせていくことからもわかる。
    (ネットの評判がいまひとつなのはここのせいだろう。そりゃ、単独で危険な地下室へ降りていくなんて馬鹿。しかしここはすでに怪奇映画なのだし、構造上ありえない広さなのだし、「羊たちの沈黙」の例もあるし。)

    終盤、「電動注射器」の恐ろしさ! 怖すぎて笑ってしまったよ。
    もちろんギミックだけでなく、そもそもゆるーい催眠で支配されてしまう人間の不安定さ、殺し合わせるというサイコパスのありかたも。

    主役の西島、登場時からすでにサイコパスっぽい顔してるなーと思いきや、どうかしている行動も多く、やはり。(結局は、無理にでもシチューのお裾分けを持っていく竹内も、あの少女も。みーんなサイコパスだよ。)
    宇多丸師匠いわく、香川のことがわかったのは西島自身がサイコパスだから。
    サイコパス同士の決闘。
    さらには西島が勝つ。
    これは「CURE」と同じなんだね。
    相手を無自覚に超えてしまった、という点、言葉で殺意を明らかにする、という点。

    鑑賞後、原作の題材となった北九州監禁事件についてネットで読んで、む、胸糞ーっ。

    さらに映画の感想を漁っていて、あの鉄扉が開いたときに空気の流れが発生し庭の半透明カーテンがゆらめていた、と読み、さらにぞぞぞ。

  • ミキサーをかける音、ごみ捨て場でペットボトルを踏み潰す音、そして家の門を開ける音、なんでもない生活風景に流れる些細な音にも背筋をヒヤッとさせられるような、不気味な緊迫感がずっと漂ってる。あと香川照之だけじゃなく主人公の西島秀俊も含めて、一見まともそうに見える人たちが全員全然まともじゃない。おもしろかった。

  • 良くも悪くも黒沢清監督は何を撮っても黒沢清。
    俳優陣の演技はいいと思うけれど、それぞれの行動理由がいまいち伝わってこない。どうやら原作ではその辺がちゃんと描かれているらしいので脚本段階で端折り過ぎたのか。というか余計な付け足し
    をしてわざわざ意味不明に仕立ててしまっているようだ。(同監督の『CURE』や『カリスマ』と同じ、取り調べの失敗から物語を始めたり)
    これは原作の改悪と感じてしまうな。

  • セオリー通りに作った脚本に忠実に(本当に「忠実に」)撮ったという感じ。なるほど黒沢清氏らしさはところどころに見られる。冒頭の取り調べ室の場面は知る者なら『CURE』を想起せざるを得ないだろうし、不吉に吹き抜ける風やそれに釣られて揺れる草木、廃墟、拳銃、死体等などが黒沢清氏らしさを示している。だから、悪く言えば自己模倣に堕しているとも言える(が、カメラワークの遊び方などは確実に九十年代やゼロ年代の黒沢氏から逸脱しようとしているようにも見えるので、私は絶対に悪く言いたくない)。言い方を変えて良く言えばそんなあまりにも生々しい細部が、この話を凡庸な「イヤミス」として整理させ難い野蛮な話として成立させているとも思う。だからどう受け取るかは観衆次第だろう。もう少し主人公とその妻の軋轢や連続殺人犯との交友を丁寧に時間を掛けて撮って欲しかった惜しさと、しかしそれをやってしまうとこの尺では収まらなかったんだろうなと言う悔しい気持ち(?)もあってこの点数に。
    いいね!

  • クリーピー=ぞっとするさま 西島秀俊 康子=竹内結子 川口春奈 西野=香川照之 東出昌大 彼は完全なサイコパス モラル 被疑者逃亡 断片的なイメージ 日野市 京王線 事件現場特有の空気 マスコミや警察 こんなこと趣味でやってるんですか? マックス シチュー 料理の天才 近所付き合い 変な義理 手作りチョコ 一粒千円 引っ越し 借金 誘拐犯 落し穴 新しい家族 稲城市 色んなことを諦めてきた ザマアミロ 音凄いぞぉ 澪みお お父さんなんかじゃない 理事長 出版社 遺体は5体 これは始まりです 通報者 首筋のここの 前川 黒沢清

  • amazonプライムビデオ

    登場人物みんなが不気味、建物の影や些細な物音
    すべてが奇妙で不穏な空気が漂う

  •  元警察の犯罪心理学者の新居に不穏な隣人がいた。彼の子どもにあの人は父親でも何でもないと告げられ。。。

     前半の不穏な感じはいいんだけど、後半の隣人の正体が分かってしまった後はちょっと面白さ半減か。いるはずのない完璧なサイコならセオリーどおりで完璧に読めるというのは面白かったのだが。。。
     最後の支配の糸が切れた感じとかはちょっと見どころ。

     もっとずっと不穏で訳が分からない方が好きだなぁ。。。

  • 2018年1月19日鑑賞。元刑事の犯罪心理学教授・高倉は未解決の事件を調査するうち転居先の不気味な隣人・西野との関連を疑いだすが…。「サイコパスが家族を支配して殺し合いをさせる」という実在の事件を踏まえるとそれほど荒唐無稽の話ではない、と思うが、人々が精神的に支配されていく様子は美術の雰囲気と香川照之の演技に頼りすぎている気がする…そこをあまり迫真に演出しすぎるとシャレにならないから、だろうか。主人公の高倉もヒーローではなく、人への共感を欠いたような人物として描かれているのは面白い。人間は誰でも心に「弱さ」があり、一度思考停止してしまうとそこを克服するのは困難、ということなのかもな…。

  • 出てくる人たちどこかみんなおかしい。
    その中でも一番おかしいのは、香川照之演じる西野。
    お隣に住む西野は、人との接し方がどこかおかしい。そして、娘が「あの人お父さんじゃない」という一言を発する。
    え!?どういうこと。
    ここからは奇怪な展開が繰り広げられ、みんなあのお隣さんに巻き込まれていく。
    こんな人いたら嫌だな。

  • 香川さんの演技に圧倒されましたが、本当にクリーピー。

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