シチズンフォー スノーデンの暴露 [DVD]

監督 : ローラ・ポイトラス 
出演 : エドワード・スノーデン  ローラ・ポイトラス  グレン・グリーンウォルド 
  • 松竹
3.86
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感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105072237

感想・レビュー・書評

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  • (Amazonより)
    ■米国政府のスパイ行為を告発した元CIA職員。世界が震撼したスノーデン事件の全記録<ドキュメント> 米国の二大情報機関、CIA(中央情報局)、NSA(国家安全保障局)に属した若者が、国家による一般市民の通信データ収集の実態を証拠となる内部資料とともに暴露し、自ら実名で名乗り出るというかつて類を見ない大事件・スノーデン事件。本作は、スノーデンからの接触、香港で密かに行われた独占インタビュー、スクープ記事の公表と反響、そしてスノーデンの脱出まで、一大センセーションを巻き起こした事件のすべての真相をリアルタイムで記録した、驚くべき“時代の生の証言"である。




    映画『スノーデン』も観ましたが やはりなんらかの監視はされているのかなぁと思わずにはいられません。
    スノーデンは今もロシアに亡命中なのかなぁ...?
    映画を観た時にも思いましたが これってロシアはいろんな機密情報を把握出来てるんじゃないの?って...
    映画の方では日本の横田基地でのシーンもあり 日本も無関係ではないよなっと...

  • 映画『スノーデン』とは違いドキュメンタリー。全編本人が登場。リアルの緊張感はこちらのほうが当然上。

  • IT革命。情報化社会。
    SNSで人とつながり、誰もがネットを利用し、見たいものを見て、消費し、情報を発信できる。ネットがない社会をもう想像できない。便利になった。

    しかし、その利便性は国家に無限の力を与えたようだ。
    元CIA職員スノーデンが内部告発したNSAによる米国国民に対する通信傍受の実態は、リヴァイアサン剥き出しの国家の暴力性を表している。「これはSFではなく現実だ」とスノーデンは語るが、まるでビッグ・ブラザーそのままの監視国家の姿に驚きを通り越し、もはや恐怖すら感じず、呆然としてしまった。

    しかし、見終えた後の驚きがあまりないのはどうしたものか。個人のプライバシーと国家のセキュリティーはトレードオフの関係だということは分かるが、そもそも現代におけるプライバシーとは何か?と、このドキュメンタリーを観終えた後に考えてしまう。これだけ街中に監視カメラがあり、あらゆる分野の企業が消費者のメタデータを収集・解析し事業に生かしている。コンビニで物を買う。クレジットカードで買い物をする。インスタグラムに写真を投稿する。全ての消費行動は言うに及ばず、SNS上の発信も個人を識別し情報として企業に収集蓄積され、マーケティングとして使われる。(ここに投稿された映画や書籍のレビューも運営元がビッグデータとしてマーケティングに使うんでしょ)。
    もちろん企業の目的は国民の監視ではなく、利潤の最大化だけれども。
    ビッグデータというフレーズや統計学が注目されるビジネスの現場でそもそもプライバシーとは何か?と問うことさえもはや難しい。それはスノーデンが告発した国家の暴力性の問題だけではないテーマだろう。

  • スノーデン調べてたら、このドキュメンタリーも見つけて、観てみました。

    本物のスノーデンが、公表するまで、そして、公表直後のインタビュー映像で構成されてます。

    目の隈とか、寝れてない様子がわかり、怖かった。

    これを見たあと、スノーデンの映画の方を思い出すと、あの役者さんは、すごい演技力だと思えます。スノーデンになりきってます。

  • ドキュメンタリーは強い。

    その強さは「現実を知れる」ということに合わせて、「勇気の違い」を目の当たりにし、否応なくその波にのまれ非力を知るからだと感じます。
    怖いとかダメだとか、そんな言葉ではなく。

    うまく表現できないですけど、自分の身に本当に災害に遭わないと、災害の実態や本質そのものが理解出来ないことと一緒で、本作のテーマである個人情報保護の問題も、どこかで「自分事ではない」と「先延ばし」してしまう。

    地震も台風も津波も個人情報の現実も。
    きっと。全ては突然自分に襲い掛かるのでしょうね。
    その時に初めて、事の重大さに呆然とする。

    結局、将来の自分もそうなる気がします。
    こうやって自分を変える機会に出逢ったのに。。苦笑

  • 制作年:2014年
    監 督:ローラ・ポイトラス
    主 演:エドワード・スノーデン、グレン・グリーンウォルド、ローラ・ポイトラス
    時 間:114分
    音 声:英:ドルビーデジタル5.1ch、ポルトガル:ドルビーデジタル5.1ch、独:ドルビーデジタル5.1ch


    イラク戦争やグアンタナモ収容所についてのドキュメンタリー映画で高い評価を得るとともに、当局からの監視や妨害を受けてきた映画監督ローラ・ポイトラス。
    彼女は、2013年初め、“シチズンフォー”と名乗る人物から暗号化されたメールを受け取るようになる。
    それは、NSA(国家安全保障局)が、米国民の膨大な通信データを秘密裏に収集している、という衝撃的な告発だった。
    2013年6月3日、ローラは“シチズンフォー”の求めに応じて、旧知のジャーナリスト、グレン・グリーンウォルドとともに香港へ向かった。
    ホテルで2人を待っていたのは、29歳の元CIA職員エドワード・スノーデン。
    彼の話の一部始終をローラのカメラが記録する中、驚くべき真実が次々と暴露されてゆく。
    NSAや他国の機関が、どのような仕組みでテロや犯罪への関与と無関係に、あらゆる国民の電話、メールからインタネーットの検索ワードまで、すべての通信記録を収集・分析しているのか。
    政府の監視活動にIT企業がいかに協力し、情報を提供しているのか。
    驚いたことに、スノーデンは自ら内部告発者として名乗り出ることを望んでいた。
    なぜ彼は、自分や恋人の身に重大な危険が及ぶことが予測されたにもかからず、この告発に至ったのか…。
    当局の追跡がスノーデンに迫る中、6月5日、グレンは彼が契約していた英国紙ガーディアンに最初の記事を掲載する。
    そのスクープはたちまち大反響を巻き起こした。
    さらに6月10日、スノーデン自身が告発者であることを名乗り出る。
    この前代未聞の暴露事件は、全世界にどのような影響をもたらしたのか…。

  • このドキュメンタリーでスノーデンという人が
    何を犠牲にし、何を確信し、行動したのかがわかる。
    その冷静さ、用意周到な行動、ただ真実を伝え世に問おうとした姿勢
    などとともに、屈託ない笑顔を見せる人柄も感じさせる。

    このまだ若い一人の人間が負ったあまりにも大きなシステムに
    対する反逆。その意味も全て背負って選んだ道。
    信念。
    自分に何があっても、誰かがこの後に続くのだと確信している
    あたりは、鳥肌ものです。
    リンゼイの行動にも拍手を。

  • 最近はこの人に対する話題も沈静化してしまって、一過性のモノみたいな印象でしか考えてなかった。本作を観ることで改めて個人情報保護って?考えるキッカケになるかもみたいに思ってた。
    もちろん自分が行なっている日々の情報のやり取りの全てが政府から監視されてるなんて、そりゃいい気はしないけど、悪事を働いたり計画したりしていない真っ当なパンピーの一人から見たらどうってことないような気がしてしまう。こんな僕を監視しても何も出ないよって(笑)大多数の国民が思ってると…思っちゃうこと自体が平和呆けた日本人の問題点なのか、アメリカや中国とかみたいに国益を増やしたり守ったりを露骨に見せちゃってる国の人民を不幸と捉えた方がいいのか…判断つかないなぁ

    国益に必要であればプライバシーの侵害なぞ、躊躇するほどの事でもないと国家戦略を立てるのもおかしいとも言えないし、何よりも個人情報は大事だと諸手を挙げて主張する気にもなれない。

    まぁ冤罪で国家転覆とかテロ行為とかの首謀者として追いかけられたりするような事態にならなければ個人情報保護の大事さを実感する事もないんだろうなぁ〜
    ともかく実感がわかない
    それだから善悪の判断も出来ない…てな感じ

  • 当時も衝撃的だったが、改めて暴露までのドキュメンタリー映像を観ると、自由・プライバシーを求めた命がけの覚悟だったことが犇々と伝わってくる。スパイ映画以上の緊迫感漂う2時間だった。ロシアに亡命し国籍付与されたスノーデンはウクライナ戦争をどう思っているかも知りたいところだ。

  • オバマ大統領…
    観ていて1984を思い出さずにはいられないような背筋の凍るドキュメンタリーだった。スマホでアプリを手放せない我々はいつの間にか監視されて生活をしているのかもしれない。
    監視は攻撃である。自由(リバティ)はそうあってはならない。のに今の政府に不満たらたらでもずっとあるのはなぜなのか、と思うと本当におそろしいことだ。

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