- Amazon.co.jp ・電子書籍 (415ページ)
感想・レビュー・書評
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危険な旅路をこんなにも面白楽しく読めるのは高野さん書籍ならでは
高野さんのモットーにも通じる
同じ道程を歩みたいとは思わないけど文化的な面ではとても興味深い詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こんなに衝撃的で心に響く旅?冒険?記は初めて!
中国四川省成都からミャンマー北部を通ってインドへ。
ゲリラの支配するジャングルを陸路で、密入国を繰り返し、「西南シルクロード」を辿るという旅。
あまりに無謀な旅なので、最初のうちは呆れていたのだけれど、途中から西南シルクロードの旅だったことも忘れるほどゲリラ軍と交流しつつ危険や困難を運?で乗り越えて行く様子に引き込まれていきました。
総勢ゲリラ軍の兵士8人と土地のポーター19人総勢27人が彼の冒険?のためにジャングルを進むこともあったり、なんだか憎めない高野さんの人間力に私もすっかり魅了されました。
ミャンマーとインドにまたがる少数民族の苦難や現在も続く今まで知らなかった問題を知ることができ、高野さんの旅に感謝です。 -
張騫が西域で見た四川の布の交易ルートを辿ると称して、中国からミャンマーの反政府少数民族ゲリラの支配域に密入国し、そのままカチン人ゲリラ→ナガ人ゲリラの伝を辿ってインドにも密入国し、最後はカルカッタから何故か無事に強制送還されて帰国するジャングルの旅の記録。講談社のカメラマン氏と別れたあたりから加速度的に面白くなる。参考文献リストあり。
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高野さんの原点と思える旅の話でした。面白すぎる
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分厚いが、高野さんの本は、本当に他の追随を許さない。
本当に、私には真似できない。
コネを通じて、なぜか、各地のゲリラの保護を受けて、探検をさせてもらう高野さん。
まぁ、なぜかと書いたけど、一生懸命日本人が自分たちの言葉を学び、辛抱も多い生活を外の世界に広めてくれる可能性もある作家なのだから、当然なんだろうけど。
高野さんの、現地へ溶け込む姿勢が、本当にすごい。
ジャングルを2週間ぐらい、歩きにくい中国の配給靴みたいのもので、ヒルに悩まされたりしながら歩くとか、よくぞと思う。
ゲリラの人が、みんな優しいのだ。そこが切なくなる。
ゲリラの人は、全員ではないが、基本は人を殺したい、お金を儲けたいなどというっきも力ではないからだろう。人によっては、使命感なんかを持っている。
そのゲリラと、高野さんの会話が印象的だった。(引用参考)
でも、今の日本人は、ルフィーの事件でも、中に一人受け子で日本人が入っていて、それが海外にいる中国人へ電子送金などされてしまっている。中国人より、中に入っているその1割の日本人(在住で日本人でないのかもしれないが)であることが、一番恥ずかしい。それを鑑みると、日本人は、中国人化してしまっているのではないか?と危機感を覚える。 -
地理や地政学がほとんど分からないまま読了したけど、結局高野さんの転生モノとしてめちゃめちゃおもしろいんだ。
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19.7.11〜21
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現地のゲリラ兵士の世話になって密林を進む冒険記。後日談にあるゲリラ軍同士の攻撃など緊張状態にあるなか、お気楽な目的の日本人がここまで相手にして貰えるのは著者の人脈と度胸と人柄か。
読者の我々は日日安全に管理されてる暮らしで、ここまでの冒険要素がないと楽しめないということか。貧しい紛争エリアで暮らす人とお気楽日本人のマインドのギャップ。