「君の名は。」DVDスタンダード・エディション

監督 : 新海誠 
出演 : 神木隆之介  上白石萌音  長澤まさみ  市原悦子  成田凌 
制作 : RADWIMPS 
  • 東宝
3.79
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  • (32)
  • (5)
本棚登録 : 981
感想 : 202
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104107633

感想・レビュー・書評

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  • 素直に面白かった。映像の綺麗さ、テンポの良さによりぐいぐい画面に吸い込まれてしまった。最後の終わり方もベタで良い。

  • 飛騨の山奥に住む、巫女さん高校生の三葉と・・・
    東京に暮らすフツーの高校生の瀧の・・・
    例の入れ替わってる?!の映画・・・

    いやー、良かった・・・
    何が?って・・・
    まずは何より画ですよ・・・
    人物画はフツーでしたが、
    背景・・・
    風景・・・
    特に空の描写はヤバイ・・・
    え?実写ですか?と思うくらいのキレイな空・・・
    そして千年に一度の彗星が来てからは神秘ムード大爆発・・・
    おぅ、幻想的だねとなる・・・
    結構これだけでも満足できますが・・・
    その幻想的な空の下・・・
    彗星がもたらす大災害を巡る攻防と・・・
    消えていってしまう大事な記憶に対する・・・
    大切なものを守りたい・・・
    大切なものを失いたくない・・・
    という三葉と瀧の切実な想い、願いを強く感じさせる展開に何だか涙しちゃう・・・
    当然青臭いし、粗もあるし、飛び抜けているなんて思わないけど・・・
    瑞々しい気持ちを湧き立たせてくれる佳作・・・

  • 皆が夢中になるのがわかる映画でした。
    新海監督は光を描くのが上手いなぁ。
    美しかった。

  •  大ヒット映画となった君の名は。時代を超えた男女が入れ替わる。その男女の時代の違いが、隕石衝突によって消えた街に伝わる、結びという言葉によって繋がっていく。「寄り集まって形を作り、ねじれて絡まって、時には戻って、途切れ、またつながり。それが組紐。それが時間。それがムスビ」という言葉が何度か繰り返される。出会いや、関係を紡ぐ糸、それを手繰っていく旅。入れ替わった男女がそれぞれ惹かれる相手は、その時代を超えた相手だった。隕石衝突の日。惹かれ合う2人が繋がった日。街を救うべく2人は伝統や世間に戦いを挑むというストーリー。
     美しい情景描写と、女性の可愛らしい動きと姿が特徴の、さすがは新海誠の最新作。特に、星空に彗星が飛んでいく景色は圧巻。非常に難しい、夕暮れの描写もすごく良かった。
     なんとなく生きている日常、ふとした瞬間に出会っているかもしれない奇跡。東京の街では、なんとなくが当たり前になっている。バイトして、恋をして、学生という中途半端なステータスによって与えられる曖昧模糊とした、漠とした不安や、倦怠感のような感情。バイクから降りて、家までの道のりで、思わず人生自体に向かってため息が漏れるような。その新鮮さを、男女の入れ替わり、時期のズレによるドラマが色付けしていて面白い発想だ。

  • 高校生男女の体と心が入れ替わるという、使い古されたSFラブコメ設定。が、それは単なる前フリにすぎない。続いて、タイムトラベルあり、自然大災害あり、RADWIMPSの曲あり、と、これでもかとイマドキのネタをブチ込んでくる、いそがしいアニメ作品。

    とはいえ、若者だけにウケるだけじゃなく、最後にかすかな初恋の記憶を思い出させる王道の青春映画的な展開。加えて、精密に描かれる東京と地方の風景、大人の鑑賞に耐えるテンポの良いストーリー。誰が見ても満足できる、大ヒット納得の作品だった。

    ただ、工務店の息子の行動はほとんどテロリスト。こんな友達がいることは幸せなのか。

  • もう何回も見てます!とっても面白い!!!

  • 再視聴
    金曜ロードショー 2016年
    新海誠監督
    神木隆之介さん、上白石萌音さん
    お二人ともうまくて言うことなし
    三葉と瀧くんが出逢えた時は感動だった

  • 今さら観ましたが、すごく良かった。
    映像、音楽、ストーリーと3拍子揃ってます。
    今さら映画のモデル場所(聖地)行きたくなる気持ちわかります。
    観てない人にはぜひお勧めです。
    1日に2回も観てしまった。

  • 大ヒットしてるので、映画館で見た人はたくさんいるでしょうね。
    RADWIMPSの主題歌や挿入歌が世代に合っていて、勢いと都会っぽさを感じさせる音楽と、まちと自然の絵になる風景のタッチ、この2つの舞台装置に今っぽさを感じました。
    その中で繰り広げられる話について、個人的にはそのストーリーや体が入れ替わる、時空を越えるところよりも、都会と田舎の暮らしを正反対のところと共通するところをうまく描いていたなぁと思いました。反対側の暮らしに行っても活かせることがあったり、行けば行くほどそこでの時間が解決してくれる慣れの部分があったり。東京に出てきた人たちや移住を考える人たちの話にリンクする場面も多かったんじゃないかなぁと思います。
    そして、行き来するって意味では、奥トレは滝くんのような都心でずっと暮らしている人たちに自然の豊かさ・気持ちよさの中で気分転換してもらうきっかけになればと思ってやっているところも自分はある。だから、平日は都心でオフィスワーク、週末は田舎でアウトドアみたいなハイブリッドな暮らしの良さというか、「都心の生活が全てじゃない。たまには緑に触れにいきたいな~」とか思ってもらえると嬉しいよな、とかも思いました。
    それとまだ人のできない「時空を越える」が成立する物語としてこの「君の名は。」も位置づけられるな、と。片や数百年と時代を飛び越え、片や数年間てほとんど同じ時代の中でのズレのようなものではあるけど、どちらにせよそのズレがおもしろい想像を生み出すんでしょうね。この作品はそれに加えて人のできない、「体が入れ替わる」ことも話をおもしろくするポイントになっていると思います。
    とても楽しめるし、みんなが見てるからこそ同じ話で盛り上がることもできるいい作品だと思いました。

  • まぁはっきり言ってしまえば、思いっきり王道ではないのか。昔誰が言ったか、ちょっとお笑い、ちょっとお色気、後は感動して泣かせばオッケーなのである。難しい事はともかく、それだけあればもう良いかな、というおっさん目線というか、親心目線。
    しかしこの安心感というか、ちょっと上の世代なら寅さんを無条件で楽しめる、みたいな信頼感はもう新海ブランドさまさま。

  • 新海アニメ天才ですね

    この速いテンポで感情が自分で整理つかないまま突っ走って、何だか分からないけど、最後涙出てるよ

  • 「名は覚えてます」

    二人は純粋で疑わずゆっくりと今を受け入れる
    とても不可思議でまりえない現実を
    SFでありファンタジーであり青春の恋愛映画なのだな〜〜と

    もしかして、運命の人っているのだとしたら不思議な力で引き合わされるのかも
    私にもあるのかな?
    あったのかな?
    すれ違っていたのかも、この先にあるのかも
    見た目や性格での好みではなくそんな人がいたらいいな〜と思います
    何年も好きなあの頃の君
    けっして一緒にはなれない本物の君
    来世すら否定された情熱的な君
    「君」は何処にいるのか
    そもそも存在するのか
    宇宙の中の地球のほんのひと時の人類に生まれた自分にどんな意味があるのか
    飲み過ぎるととりとめなく脳が働くのは飲んべの言い訳でしかないのだろぁ〜〜

  • ・記憶が消える点について(考察)

    作中では、(瀧くんが糸森湖に到達した時に彼のスマホに書かれていた三葉の日記が消えたり、黄昏時の入れ替わり後に三葉の名や糸森に行った理由を忘れたりしたように、)入れ替わりの痕跡たる記憶・記録は、糸森を隕石から救う上で不要になり次第消える。そこで、社会人になった瀧くんと三葉の再会の手がかりとなったのは、互いを探し求める想いと、一見して互いの特別な関係だと感じる直感であった。

    (記憶は必要性の低下に比例して消えるし、記録も同じく散逸するように、)記憶・記録は元来不完全であり、したがって単純な想い・直感が重要たり得る、とまとめることができよう。

    ・入れ替わりの結果、世界線が変わる話(整理)
    元々、糸森の住人が隕石で死ぬ世界線があった。

    2013年の三葉(高2)と2016年の瀧くん(高2)が入れ替わる(なお、宮水家の女性は代々入れ替わりを経験している)。入れ替わりがなくなった後、瀧くんが糸森に興味を持ち、隕石落下を知り、これを三葉に知らせようとする。瀧くんはとりあえず祠に行き、口噛み酒を飲む。

    口噛み酒と祠の神秘的パワーにより、三葉の体に化体した瀧くんは村人を直ちに避難させるよう、市長である三葉の父の説得を試みるが失敗する。三葉本人でないと説得できないと考えた瀧くんは、祠のある山へ向かい、そこで黄昏時を迎える。

    黄昏時には神秘が宿るところ、2016年の瀧くんの体に化体した三葉と互いの声が聞こえ始め、黄昏時に2人は自分の体に戻り、出会う。ここで、三葉は正に隕石が落ちようとしていることを知る。

    黄昏時が終わると、三葉は村に戻り、父を説得して避難指示を出させ、住民は助かる。

    以上より、入れ替わりの結果、世界線が、糸森の住人が助かる線に変わったといえよう。

    (なお、2022年の春、瀧くんは3歳年上の三葉と再会し、互いに「君の名前は?」と言って、映画は終わる。

  • 2016.10 劇場鑑賞記録転載。

    「君の名は。」

    劇場で観ておけてよかった。一緒に観た娘もよくわからなかったなりにもう一回観たいらしい。よし観よう。
    以下、ネタバレ的要素を含みます、これから観る方はスルーしてください。

    時間について。過去から未来に向かって一直線に進む、というのは本来西欧のごく一時代の捉え方であって、世界の多くの地域、時代において必ずしも当たり前の考え方ではなかった。それどころかもはや自然科学の最先端でももはや時間は一直線という考え方は自明のものではないようだし、そうした最新の知見と東洋哲学、例えば仏教思想を結び付けて語る人もいる。

    そもそも時間とは可逆的なものであるという予感というか認識、その日本における代表例は宮沢賢治であろうし、視点や時間の自由な往来という意味では中上健次、「SF」に絞っても筒井康隆と、私の知る範囲だけでも日本文学のある種定番領域と言える。この作品はこうした日本の伝統芸の系譜に連なる新たな代表作になるのかもしれない。

    あと思ったのは、天災によって突然断ち切られてしまう人生や思い、というものをどう記憶にとどめたり心の中で位置づけなおすか、といったようなことだ。
    すでに地震活動期に入ったといわれる我が国において、今後も切実なテーマであり続けるのではないかという気がする。

    なんてこと以前に秀逸な映像美とストーリー。
    純粋なエンターテインメントとして傑作と思う。

  • 映画館にて鑑賞。

    東京の背景がとっても綺麗だった。
    飛騨地方の方便もとっても自然だった。
    実際の景色の再現力がとても繊細に忠実に描かれていて印象的だった。

    予備知識ゼロで観たので、「なるほどそうくるか」という不意をつかれたパラレルワールドな展開。

    ぐっときた場面もあったけれど、涙が出るほどでもなく。
    でも、もう一回観てもいいなぁって思える素敵な世界観を演出されたストーリーだった。

  •  いまさらながら、『君の名は。』を初めて観た。今日から映像配信/レンタルが開始されたので。

     世界的大ヒットを記録しただけのことはあって、とてもよくできている。
     リアルな背景描写とキャラクターの適度なデフォルメの絶妙なバランスなど、アニメとしての美点も数多い。

     ストーリーの底流になっている「運命の赤い糸」伝説(赤い組紐に置き換えて、わざわざ視覚化されているところがうまい)は、中国発祥で東アジア全般に広く伝播しているのだそうだ。
     してみると、この映画が中国及びアジア各国でも大ヒットしたのは、そこに一つの要因があったのかも。

     「赤い糸伝説」を持ち出すまでもなく、「あたかも自分の半身であるかのような、完璧に理解し合える『たった一人の運命の人』が、世界のどこかにいる」という幻想は、人間がウブなうちは誰しも抱いているものだろう。

     その幻想が21世紀的意匠のもとに巧みにストーリー化されているのだから、大ヒットしたのも当然だ。
     この作品は、人がまだイノセントなころに抱いていた“恋愛感情の原初形態”とでもいうべきものを、思い起こさせるのだ。

     まあ、「運命の人なんて、どこにもいない」と苦く覚ってしまったオッサンの私には、観ていてこそばゆいような作品だったけど。

  • よくできてた〜観ながらモヤモヤしてたところも最終的にそういう設定ならなるほど、となった
    やっぱもねちゃんうますぎる…!!!神木きゅんはもちろんだよ
    あとまさかの成田凌wてらそまさんもいた…!そしてグラフィック担当バルコロニーさんアガッた
    せりなリニューアルとぼくは麻里のなかを思い出しながらみてたな
    途中ラッドの曲うっせえなあって2回くらいおもったけど前前前世は良かった

  • ここで書いている映画のこと。観た映画はホームシアターと称しての宅配レンタルのDVD。1度に5枚から7枚を借ります。時折、再生不良で最後まで観られないものがあります。そういった時は返却時にメモを添えます。レンタル会社の方で確認が出来たら無料で借りられます。過去に何度かありました。そんな時は同じ作品を借りずに新作を借りてました。(ちなみに新作、準新作、旧作と3段階の料金体系になってます。)

    まわりくどい説明になってますが、そういう事があると観る気がしなくなっていたのですが、最後まで観てみたいと思いました。クライマックスに入ろうとする一歩手前で再生不良。最初に戻ってしまいました。

    (瀧に入れ替わった三葉が親友たちといかに避難させるか旧部室で相談しようとする所まで。)ネタバレ的になるのでこれ以上は書きませんが。

    再度借りたのを最初から観ました。この場面はあの場面の伏線になっているんだとか、普通に観ていた所がのちのち影響してくるとか、諸々の事が一つに繋がっているとか、1回観ただけでは気が付かないなと思う所もありました。

    ここで初めて、上映期間中に何度も観る人の思いが分かりました。

  • 一時帰国便中において鑑賞。

    北米公開は4月の事だったがなまけぐせがでて放置されたままになっていた。もう劇場で観れることもないだろうからということであきらめもついていたため機内のモニターでの鑑賞に手を染めることとなったのだが、タイミングとしてはこの上なし。前回の帰国で手に入れていたRADWIMPSのアルバム「人間開花」も聴き倒していたし、そしてなによりもつい数日前まで歩いていた東京、特に新宿近辺の景色があちこちにあふれており、結果としてアニメに映る東京の街の姿を惚れぼれと眺めることができたから。

    時間の溝ををいったりきたりする仕組みの筋はやはり一度観ただけでは逃しているところが多く、また大きなスクリーンでその美麗な景色を眺めたいという欲望もあり、「まだやってたりしないかな…」と戻ってからも上映中の劇場を探してみると…

    あたっっっっっ!

    結局のところ劇場で再鑑賞することに(苦笑) 

    しかも迷ってるうちに1週間上映延長までされるという幸運も。

    やはり再鑑賞してみるとひらきがあちこちに現れ、それがただの少女漫画的恋愛沙汰ではないことが明らかになってくる。震災の記憶をもつ人たちに配慮しつつ、かつその記憶が薄れてゆくことに対するささやかな抵抗を試み、既にそうなりつつある「飼いならされた人たち」に警鐘をも与えようともしてくれている。だからこそ世代を超えて評価を受けたのだなと…。

    印象深いカットは「敷居目線」。新海監督の過去作品にも俄然興味がわき併せて今後の作品にも大きな期待を抱く。

    この先震災の記憶を持たない世代が育つ時、よい道しるべとなってくれるのではないか…と過大な期待もしょわせてみる。

  • 3回目。やはり良い映画だよねー。なにがこんなに惹きつけるのかわからないけど、とても良いよね本当に。

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著者プロフィール

1973年生まれ、長野県出身。
2002年、ほとんど個人で制作した短編作品『ほしのこえ』でデビュー。
2016年『君の名は。』、2019年『天気の子』、2022年『すずめの戸締まり』公開、監督として国内外で高い評価と支持を受けている。

「2023年 『すずめの戸締まり(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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